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楽しい夕に/RCサクセション(1972)(2018/10/14)
【レビュー】
RCの2枚目。
前作のファーストは、メンバーに無断でオーバー・プロデュースされてしまったという話ですが、本作は、ほぼメンバーの演奏だけになっているとのことです。
そのためか、音的には前作よりフォーク色が強いのですが、中身はすごい。
特に2が何というか、強烈。
珍しくリンコさんがヴォーカルなのですが、「だって君はどうせバカで どうせ子供なんだから」と、視線の冷静さ・斜に構えっぷりは清志郎に引けを取らない。
その他も、厭世観たっぷりの5、短いながらも衝撃的な8、ローディーだった日隅君をいじり倒す10と、フォーク形式であっても、何ともまあインパクトが強い曲だらけ。
うん、ファーストも捨てがたいのですが、おそらくはメンバー達の思いが爆発した本作の方が間違いなくパンク。
RCは、最初からほぼ完成していたのだな、ということが良く分かる作品です。
【結論】
★4.5。
ベスト盤・プレイリスト入りは2、10。