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Here's Little Richard/Little Richard(1957)(2023/5/21)


【曲目(原題)】

1. "Tutti Frutti" 2:25
2. "True, Fine Mama" Penniman 2:43
3. "Can't Believe You Wanna Leave" Leo Price 2:28
4. "Ready Teddy" 2:09
5. "Baby" Penniman 2:06
6. "Slippin' and Slidin'" 2:42
7. "Long Tall Sally" 2:10
8. "Miss Ann" 2:17
9. "Oh Why?" 2:09
10. "Rip It Up" 2:23
11. "Jenny, Jenny" 2:04
12. "She's Got It" 2:26


【レビュー】

50年代をもう一丁いってみます。

この時代のポップ・ミュージックについてはさすがに明るくないのですが、そんな私でも知ってる、超有名盤。

まあ、強烈です。
名曲揃いで、Beatles もカバーした7も迫力満点。
かといって単純でルーズな騒動、というわけでもない。
1のサビの叫びの意味不明さは高揚感抜群ですし、10のメロディーなども、シンプルながらも奥深い。

これ、当時のアメリカ人、どう受け取ったんでしょうか。
白人は避けていたのか、隠れて聴いてたのか。
聴いてると怒られたのか、それとも夜なら黙認されてたのか。

他方で、黒人側は、本作でアガっている白人なり同時代のエルヴィスなりを見て、文化の盗用的な思いを抱いたのか。
今となっては、そういう、「雰囲気」的なものはなかなか分からないかもしれません。

ともあれ、この先も埋もれることはないと思いますが、歴史的な1枚だと思います。


【結論】

★4。
で、ゲイをカミングアウトしたり、宗教的理由から一時期完全にロックから離れたり、といった経緯も、あまりに激しくて趣が深いです。
あと、これも、ジャケが凄いですね。 よく見ると肌が結構汚いんですが・・・迫力は満点であります。

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