虐待どっとネットをやすもうと思っています
この1年間すごくしんどかったです。
まず出した助成金はすべて落ち、人が去り、一気に仕事が回らなくなりました。ひとまずこれはどうにかしないといけないと思い、自分の手の範疇に収まるだけの仕事量にしました。
なるべく人の目につかないように目立たないようにSNSでも静かにしていました。夜勤のバイトをして生活費を稼ぎ、バイト自体は人間関係もよく楽しかったけど常になんとも言えない黒い感情を抱えていました。バイトにあまり入らず虐待どっとに注力した時期は日々の生活費などの支払い終えた瞬間というか給料入ったその日に通帳の残高が126円とかになったときはなんかもうおもしろくて1人で笑っていました。人生で1番お金なかった( ˆoˆ )/笑
特に上半期の精神状態は最低でした。あるメンバーがぼくを除いたLINEグループを作成し、あることないことを言われ、ほんとうに人が怖くなってしまいました。なによりあれだけ助成金の書類に時間を割いて1つも通らなかったことは社会から必要とされていないんじゃないかと感じるにはじゅうぶんでした。
あと求人とかでよく心身共に健康な方、社会人経験3年以上と書いてある意味もわかった気がしました。これまで僕を雇ってくれた会社に対してぼくはなにか還元できてたのだろうか?なんてことをたくさん考えました。会社ってすげえぞ?社会保険なんか個人負担の倍払ってくれているし。そんなこんながあり、ずっと一緒に働きたいと思っていた人たちの元へ行こうとしたけど、どうせまた自分は失敗するという気持ちに勝てず結局行動を起こせず、大迷惑をかけました。そんな自分がさらに大嫌いになりました。
あわせて僕は虐待どっとネットはもうやっていけないと思うことが増えました。いったん虐待どっとネットのことは置いといて、いろいろやってみようと就職活動を始めました。次の進路に進むにしてもまとまったお金がないとまたお金で失敗しそうでそれだけは避けたいのもありました。
11月頃から就活をはじめ、つい先日内定をいただきました。春からは東京のIT企業で働くので、新年度からは東京で暮らします。東京の家賃の高さにすでにびびってますが。
ただ回復過程において、自分の体験を話して他者に肯定してもらう時期は必要だと思っているので(それでも専門職向けの研修とかだけにしといたほうがいいと思ってる)虐待どっとネットを吸収合併してくれる法人があれば一番ありがたいのですが見つからなければ解散することになると思います。たくさんの方々が応援してくださったおかげで認定基準を満たしているのとぼくはいつもやめてから後悔することが多いのでしばらくは休止にします。
そして個人的なこととして、当事者として生きていくのは卒業だと思いました。たしかに当事者ではあるけれどただ単に僕の一部です。それをあたかも僕のすべてかのように扱われるというか当事者の役割を社会に求められるのも嫌でした。もし今度ぼくが虐待のことを話題にするとしたらそれは研究者としてだと思います。そしてそのときには自分の経験を話すこともないでしょう。
病気で(トラウマの治療で)失った思春期・青年期を取り戻すのにはよかったですが、虐待領域や精神障害の領域はどうも政策や時代の影響が大きいところがあるようなのと、結局当事者の声は届かない。声を聞いてもらえるのは一部の人だけ。そんな社会にも絶望しました。希望は自分の中からしか湧いてこないと思うので、しばらくはリハビリします。
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