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メス堕ちの記憶〜肉欲から精神への昇華〜

女装界隈には天文学的数字でしか存在しない、イケメンのノンケの若者。そんな彼らと遊ぶために始めたTinderだが、自分のことは棚に上げて、タイプにはやたらうるさい私。若者は多いが、タイプはなかなかいないのだ。それでも女装界隈で探すよりは効率よく多くの坊やと出会えるが。
Tinderに多いホスト系、ゴリゴリ系、不健康そうな前髪鬱陶しい系、蚊トンボのようなひょろひょろ系は私の好みではなくNGだ。

顔は綺麗だがある程度体格があり、健康的な、仮面ライダーかカレーのCMに出てきそうな爽やかイケメンでないと気分が乗らない。無い物ねだりで生粋の爽やか系好きなのかもしれない。ただ、これにはわけがある。

思えば19歳で高良健吾似の大学生に処女を奪われてから20代前半で一旦女装を休止するまで、諸々の性体験は人並み程度あったように思う。
しかし女装に復帰してからのここ数年は大して性に関心もなく、主に限られた枠の中だけで女装を楽しみ、どちらかと言えばメイクや髪型、整形、肌を整える手段などの技術面に目が向いていた。
そんな中、女装は漫然としているものの肝心の「女」を忘れている私を実に数年ぶりにメス堕ちさせる坊やが現れた。

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