近頃

※11月29日追記　新型変異株の影響で渡韓は絶望的になったため、国内での手術の検討段階に入りました。その情報収集のためTwitterを再開しています。そのためこの記事執筆時点の情報とズレがありますが悪しからず。Twitterはあくまでも整形垢としての再開ではありますが。　

お久しゅうございます。釜好庵です。

　ようやくコロナも国内に関しては減少にありますが、まだ予断を許さない状況のようで、不安が残りますね。わが渡韓は来年でっしゃろか。

　思うところがありTwitterをやめまして、女装と全く関係ない界隈から「生きてますか」みたいな連絡もあり驚いています。

　この未曽有の疫病で諸々が制限されるなかで、その分自分の中身というところに向き合う時間が増えたように感じております。

　その中でつくづく自分は社交性もないし、気の利いたことも言えない、兼ねてから親しい人に言われるように、女装の世界では少し浮くような、「謹厳な女装」なのだなと再認識しました。人と会わず自分に向き合う中でやはり、自分に正直に生きるしかないのだなということを痛感しましたし、また今女装を取り巻く世界というのもどうも私とズレが顕著になってきているということも明らかになりました。

　私も年を重ねまして、女装を高校生の時に初めてからもう10年以上の月日が流れてしまいました。振り返ると雑誌の表紙をさせてもらったり、店子を経験させてもらったりしました。一応一通りのことはわりに早い段階で経験させていただけました。もうSNSで人気取りをしたり、フォロワーの数に一喜一憂するというのも違うでしょう。Twitterをしているとどうも数が正義のようなところがあるようで、なかなか見どころがあって良いと思う人でも次第にそのフォロワー数やいいねの数に躍起になり、人に媚びたりしてもったいないなと思うことも増えました。

　近頃は純女で偉そうなのも多くなってきたようでして、何かというと徒党を組んでセクト化し、横暴な振る舞いをしたり、女だてらに発展場に突入するという行儀の悪い連中もいるようです。全部が全部とは言いませんし、懐古主義なのしれませんが私が落ち着く場所というのはもう違うところにあるみたいです。こういうことを言うとフォロワー数も少なくいいねもないお前が大口をたたくなと言われそうですが、どうも自分にとっての女装の本義というのはそういう土俵にはないのです。

　私自身かつてはそういうフォロワー数やいいねとか表面上のことを気にするときもありました。しかし自分の女装がどうやらファッションとかではなくがっちり性癖に紐づいているということに気づいてからはどんどんそういう目先のことはどうでもよくなってきています。ただ若い男と遊びたい。女装は基本的にはそのためのツールですし、ＳＮＳも正直ティンダーと吟味用の裏垢、連絡用のメッセアプリがあれば十分なんです。女装技術の向上に関しては、一般の友人連中のがざっくばらんに意見を言ってくれますし、病院でのカウンセリングに慣れてからは病院で欠点を言ってもらった方が無駄がないとも思っています。

　女装自体ももう特別なものではなく、一般の友人と会うにも女装の時も多いです。

　9月には金沢に行きまして、芸大の頃の同級生と会い懐かしい話や、長唄や大和楽の話をしました。中身が詰まって実りあるひと時でした。

　女装の友人も気の置けない人は少数ですがいますので、たまに会っています。お台場に行ったり、パスタを食べたり。
抱かれた男の一物がどうだったみたいな話になってしまうのはどうも感覚的に近しいからですかね。

　人間の時間は限られていますから、ＳＮＳを遠ざかり、こういう経験に時間を費やすようになってほんとによかったと思っています。
　日本舞踊のお稽古も復活しました。失恋＆コロナ禍による喪失感からようやく脱却でき、以前とはまた違う、より深いところで踊りを考えられるような感覚（というのはおこがましいので、そのスタート地点）に立てたように感じています。そのための勉強と言っては大仰ですが、同級生の演奏会などにも行ったりしています。生で息合いを感じることがいかに贅沢で幸せなのかを痛感します。このままコロナが収束して演奏会の制限もなくなって安心して開催できるようになっていってほしいと心から願っています。

　また、私が大好きな偉人、「曾我廼家桃蝶」についても調べたりしています。古い演芸画報や演劇界、幕間などの雑誌を調べたいのですが仕事が土日休みなので国会図書館も今は行きづらく地団駄を踏んでいる状態です。まだまだ当たった資料は少ないものの、ここまでシンパシーを感じる人が今から100年前にいたということに感動しています。何かの折にお話しできたらと思います。

　整形に関してですが、骨の整形に関する情報収集はひとまず終わったので後は国際情勢をみつつ、できたら渡韓を待つのみなのですがまだ何とも言えないのがつらいですね。骨が終わり、リフトや鼻などほかの部位に手を出す段階になったら、また情報収集のためにTwitterを動かします。その時は見守ってくださいｗ

　私に連絡したい人はほとんどいないと思いますが、何かあったらこのnoteにコメントとかメッセください。

まいたむこと釜好庵