【 20,000位 → 560位 へ 】【S18ダブル】地獄から僕を救ったソルガレオ軸
「え!?R1400からR1800に1週間で上がれた構築ですって!?」
はじめに
お疲れ様です。マイタマです。
普段はYouTubeでランクマの配信とかニャローテのコスプレとかしてます。
今回はレギュG初月にて、レート1400前半からレート1800まで上げた、迫真のソルガレオ構築を紹介します。
ソルガレオが好きな方、マイナー構築が好きな方は是非最後まで見ていって下さると幸いです。
構築の発想
そもそもソルガレオ構築に行きついた前談ですが、「実はザマゼンタ構築が使いたかった」という経緯があります。
バカみたいな話ですが、自分は単ロム勢(かつスカーレット+ソード派閥)のため、ザマゼンタを入手することが出来ませんでした。
5月中旬の海外大会でザマゼンタ優勝構築が出た際に「これがワイの求めてた最強構築や!」と思ったわけですが、レンタルは出回っておらずザマゼンタの確保目途も立たず。。。
なので「一旦ザマゼンタっぽいポケモンで代用しよう!」となった結果ソルガレオに行きつきました(そうはならんやろ)。
構築の解説
基本的にこの構築ではザマゼンタ構築のように
・ソルガレオをアタッカーとして通す
・盤面次第でワイドガードを使うサポート役になる
・雨/グラスフィールドで耐久の底上げをする
・災いの剣で火力の底上げをする
といった形で戦っていきます。
ソルガレオはザマゼンタと比較点は下記参照。
▼ソルガレオの方が強い点
・能力ダウンに関するデバフが全て無効
・モロバレルに対して強い
・特性貫通技がある
・壁構築(主にロンゲ)に対して強い
・持ち物が自由
▼ザマゼンタの方が強い点
・耐久値が以上に高い
・ガオガエンに強い
・居座り性能が高い
・対禁伝ポケモンで有利が取れやすい
耐久値と対ガオガエンという面だけでみれば圧倒的にザマゼンタに軍配が上がりますが、威嚇無効+ワイドガードがあるという観点においてはほぼ同じポケモンです。
高火力+デバフ無効を押し付けていくのが基本戦術になります。
各個体解説
ソルガレオ
特 性:メタルプロテクト
持ち物:残飯
テラス:くさ
性 格:いじっぱり
努力値:H228, A252, D28
調 整▼
火力最大、耐久は256で振れる総合耐久値最高配分の内特防がいちばん高いものを選択。
使用感▼
ガオガエンと化身ランドロスが死ぬほど重い、という一見致命傷な弱点を除けばめちゃくちゃ強かったです。
※他ポケモンでカバー出来る範囲なので実はそんなにキツくない
具体的に強かった所というのは、いつになっても一定数いるモロバレル、大会で結果を残した故に中盤から増えてきた岩オーガポン、そして何より「耐性用フェアリーテラス」に対して圧力をかけ続けられるところ。
大体の耐性テラスに強く出られるということは、相手に優勢が取られそうな時の、
①それを嫌って耐性テラスを切る
②中盤以降での巻き返しを想定する
といった相手依存の立ち回りどちらにも対応できることになります。
見た目の数値の割に、相手の立ち回りに左右されない堅実な立ち回りが出来る良いポケモンでした。
特性貫通のメテオドライブは、岩オーガポン以外にもテラパゴスやマルスケ持ちに強く当たれるのも良かったかなと。
ワイドガードの使い方については対主要禁伝のワクで記載しておきます。
▼主要ダメ計(単位:%)
メテオドライブ
Hパゴス 45-53
H白バド 66-79
無黒バド 67-79
サイコファング
無コライドン 85-100
Hモロバレル 確1
HBベースモロバレル 剣補正込確1
パオジアン
特 性:わざわいのつるぎ
持ち物:きあいのタスキ
テラス:ゴースト
性 格:いじっぱり
努力値:H60, A181, S252
調 整▼
A実値200水ウーラの水流連打確定耐え、準速、余りA
使用感▼
昨年のスターバーストから同じ調整でずっと使っています。
ソルガレオ/エンテイの足りない火力を伸ばしたり、ゴリランダーと並べてグラスラ+不意打ちで高速ポケモンを無理矢理処理できたり、雑に強いポケモンとして活躍してくれました。
▼主要ダメ計
聖剣
Hブリ57-69
Hガエン78-92
Hガエン威嚇後51-61
HBザマ39-47
Hパゴス 36-45
エンテイ
特 性:せいしんりょく
持ち物:とつげきチョッキ
テラス:ノーマル
性 格:いじっぱり
努力値:H244, A252, S14
調 整▼
HP奇数調整ぶっぱ、火力最大、余りS
使用感▼
割とMVP枠。コイツの自覚のお陰でここまで順位を伸ばせた節があります。
実はこの構築、ザマゼンタ軸がキツかったりするんですが、コイツが聖炎で全部焼いて解決しました。
他ポケモンとの圧と合わせれば試行回数2回はあるので比較的再現可能な確率にはなっていますが、普通に戦えばゴツメぺリッパーをザマゼンタに当て続けないと勝てない激ヤバゲームが始まるので、いつも焼いてくれて助かるなと思っていました。
パオジアンと並べての神速スイープだけでなく、初手に出してミライドン/ルナアーラ辺りにバークアウト連打で抗うなど、小回りの効く場面も多く雑に使って強かったポケモンでした。
▼主要ダメ計
せいえん
H白バド 58-70
地団駄
Hガエン 46-55
無振ミライドン 50-59
神速
無振オーガ 29-34
無振ミラ 26-31
ニンフィア
特 性:フェアリースキン
持ち物:ようせいのはね
テラス:みず
性 格:のんき
努力値:H68, B252, C188
調 整▼
不明。(え!?)
いつの調整個体か分からないのでメモが残っていない。耐久ライン的にはザマゼンタのベビーボンバーをちょうど耐えたりするラインなので、使用感に問題は無い。
使用感▼
実は最終盤で入ってきた調整枠。
そして恐らくこの構築における最後のピースを埋めた回答枠のポケモン。
特殊アタッカーが欲しい、ウーラオス(両方)に強くしたい、受け出し出来る程度の耐久は欲しい、可能なら範囲技持ち。
というクレーマー並の欲望すべてを解決した正に神対応ポケモンです。
性格がS下降の理由は電光石火の火力を落としたくなかったから。結果的に石火でのスイープ多発やトリル下で白バドに先制したりなどできて良かったです。
▼主要ダメ計
ハイパーボイス
無水テラウーラ 60-72
HDガエン 25-29
電光石火
無コライドン 50-61
無ハバカミ 28-34
ゴリランダー
特 性:グラスメイカー
持ち物:こだわりハチマキ
テラス:くさ
性 格:いじっぱり
努力値:H252, A236, S20
調 整▼
Hぶっぱ、85族抜き抜き抜き(テラパゴス付近意識。多分やりすぎ)、余りA
使用感▼
完全に優勝構築のパクリ。
グラスラしか打ってない気がする。それぐらいスイープ要因として強かったです。
基本は対ミライドン構築に出す要因として使いますが、そのミライドンがほぼ電気テラスなのでグラスラで消し飛んでいく…
猫騙しがないのが辛いかと思っていましたが、構築コンセプト上、積んだりリソース回復したりする訳では無かったので杞憂でした。
▼主要ダメ計
先制グラスラ
等倍テラ無振ミライ 56-66
無振パオ 76-91
ウドハン
Hステラパゴス76-86
H白バド72-86
馬力
HB王ザマ 37-44
Hライコ 81-95
Hガエン 94-11
ペリッパー
特 性:あめふらし
持ち物:ゴツゴツメット
テラス:じめん
性 格:ずぶとい
努力値:H252, B252, C4
調 整▼
HBぶっぱ。余りC。
使用感▼
コライドン/グラードンメタ+水ウーラメタ+雨による炎半減要員。
終盤はコライドンにもグラードンにも当たらなかったので専らウーラメタと雨要員になってました。
ガオガエン/ザマゼンタにもある程度強く出れるため選出機会は多かったです。
こっちでワイドガード見せると勝手にソルガレオのワイドガードに対して無警戒になってくれるのも美味しかったです。
▼主要ダメ計
雨ウェザボ
HDガエン 6.3-8.1
Hグラードン8.7-10.4
暴風
Hゴリランダー 7.8-9.2
Hザマゼンタ 3.0-3.6
Hオガポ 8.1-9.6
対主要パーティ
S18の終盤に多かった構築に対する立ち回りなどを記載しています。
選出も残してますが、一般枠にかなり左右される節があるので参考程度にどうぞ。
白バド
選出:ソルガレオ/ニンフィア+パオジアン/ぺリッパー
特に理由がない限りソルガレオでテラス切ります。
草ソルガレオorぺリッパーでワイドガードを連打すれば白バドがワイドガード役を崩す手段がなくなるため、その盤面まで持って行ければトリルがあろうが何だろうがほぼ勝ち確になります。
唯一キツかったのは「がむしゃらピッピ」と「痛み分けサマヨール」ですが、S18段階ではそこまで数が居ませんでした。
ミライドン
選出:エンテイ/ニンフィア+ゴリランダー/ソルガレオ
こちらも基本ソルガレオにテラスを切ります。
ゴリランダー裏選出で受け出し+フィールドの奪取を常に意識しつつ、ニンフィアで全体を削ります。
ある程度まで行けばグラスラ/不意打ち/石火で落とせるポケモンが出てくるので、そうなればそのままイージーウィンです。
地面テラリキキリンとの放電コンボ系に対してはワイガ連打するだけでいいので、コレも比較的楽に勝てます。
黒バド
選出:ソルガレオ/エンテイ+パオジアン/ゴリランダー
状況次第ですが、テラスはソルガレオ以外に切ります。
「アスビ抜群やん!」と思われそうですが、ワイドガード連打すればバドからの打点が基本なくなるので実はシャドボ採用型以外はカモです。
パオジアンの不意打ちを嫌ってフェアリーテラスを切ればメテオドライブで即処理できるのでそういう点でもかなり楽な相手です。
カイオーガ
選出:ソルガレオ/パオジアン+ゴリランダー/ニンフィア
ブリジュラスや水ウーラが多いため、テラスはソルガレオに切るのが良さげ。
基本ワイドガード連打してればトルネもオーガも打点がなくなるので、パオジアンで不意打ち連打して壊していくだけ。
ブリジュラスに関しても聖剣で確2とれてるので、ワイガと守るを駆使してパオのタスキを残し続ければ割と処理できる。
テラパゴス
選出:ソルガレオ/エンテイ+ゴリランダー/パオジアン
テラスは多分誰でも変わらない(ワイガでテラクラスターを止めれるため)。パゴスの大地をケアしたいならソルガレオに切る。
通常時相手ならテラクラスター半減、テラス後はワイガ連打で対応出来るので、初撃から大地を連打してこない限りメガネ型は有利。
また、テラスシェルはメテオドライブで貫通できるため、瞑想を悠長に積んでくるタイプには序盤でダメージレース優位にたてます。
まとめ
書きたいことが多すぎて長文になってしまいました。
自身初の最終3桁がこのような形で取れて非常に嬉しかったので今回記事に残しました。
20日付近でレート1400だったとしても、使用率130位代の禁伝を使っていても、最終3桁+R1800は取れる、という自信がつきました。
対戦していただいた方、読んでいただいた方、ありがとうございました。