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クソリー 卓を駆ける

こんにちは。新参of新参の「もふぅぅぅん」です。
今回は三鳳Advent Calendar 2023企画の1つとしてこの記事を書きました。
なかなか勝てなくて、最近麻雀あまり楽しめてないな…という方に、ちょっとしたスパイスになれば幸いです。


1・自己紹介

新参者ゆえ、少し自己紹介します。
ネット麻雀歴としては、
麻雀格闘倶楽部を10年ほど
→コロナやライフステージの変化で雀魂
→天鳳 と流れ着いてきました。
四麻三麻を半々くらい打っており、全ゲームの総試合数は17000くらいでしょうか。
Twitterアカウントは雀魂利用時に「舞茸の天ぷラ」として作成。その際、何がキッカケかは忘れましたが「運量が飛躍的にあがる、霊験あらたかな水を売る社長」という設定が定着し、煽っては水を売ろうとするという手法を生業としていました。たまに私を社長と呼称する方がいますが、そういう経緯です。

なぜか喜びの声をたくさんいただきました。ありがとう

そんな水の力、ウォーターズ・ラックで鳳凰卓まで昇り、今に至るというわけです。

2・三鳳へ行こう!

三鳳は麻雀の上達を目的とする人にオススメです。
色々あるのですが、下記2つが要素として大きいと感じています。

①問題なくうまく勝て…ない
なんだかんだ勝てているうちは工夫の必要性を感じないものです。「上振れ待ち」とか言いながら打数を重ねることになるでしょうし、目の前に目標が迫っているのであればそれが合理的かもしれません。
しかし三鳳はそうもいきません。なんだかんだ勝てないのです。ここで勝ち残るには否が応でも工夫「せざるを得ない」状況に追い込まれることでしょう。

②リスペクトできる人がきっと見つかる
リスペクトできない人のやり方を参考にできるでしょうか。私は人間できてないので無理です。
三鳳で戦ったり観戦していたりすると「こんな打ち方をする人がいるのか」と感銘を受ける瞬間がきっとあると思います。そのリスペクトが生まれた瞬間こそ、ブレイクスルーの始まりです。

三鳳で打っていて1番印象深いのは押し返しの精度が高いということです。中盤あたりにクソリー(今回は「特別あがれる理由があるわけでもない愚形待ち」と定義します)を打つと、粛正される機会が多く訪れます。
そのため、可能な限りクソリーにならないよう手を進めていくわけです。それには一向聴だけではなく、ニ向聴や三向聴、突き詰めると第一打から工夫を凝らす必要があります

東1とはいえリードしている。打点も無いこの手を愚形上等で進めるメリットは小さい

というわけで、今回はニ向聴や三向聴からクソリー回避を目指す打ち方を紹介しません。

しません。
私より適任がいくらでも居ますのでね。

今回私が紹介するのは
「クソリーの楽しさ」
です。


3・It's a kusorea-world

は???
ごもっとな感想です。これを書く理由は後ろで明らかにしますので、なにとぞなにとぞ。
いやそもそもさっきクソリー回避しろって言ったでしょ。言いました。でもそれは戦術的な話であり、ソレとコレとは関係ありません

私はクソリーを愛しています。クソリーとは籍も入れていますし、クソリーとのツーショット写真は神棚に信じられないほどの枚数が飾ってあります。友人とリア麻をした際に「なんかお前楽しそうだからクソリーだろ」と跡部様クラスのインサイトで見抜かれたこともあります。

というわけで、クソリーの魅力についてあることないこと記します。これを機に、クソリーの『楽しさ』に気づいていただければ幸いです。
それでは一緒にクソリーに想いを馳せましょう。良形にはない、クソリーだけの情緒的な魅力とは

その1.ツモった時すげー嬉しい
思い出してください、クソリーをツモアガったときのあの嬉しさを...一発ならもうガッツポーズです。見てくださいよ対面のあの呆れた顔...良形にこの嬉しさがありますか?

その2.前向きな気持ちになる
かの有名なプロも『相手の立直に対して愚形立直で勝った時は、この半荘を獲れると感じる』のような言葉を残しているとか。その流れ論的な真偽は置いといて、クソリー成功は点棒とともにラッキーな印象を運んで来る。
一方良形はアガれないと悲しくなってくるよね...

その3.ハラハラドキドキ感
麻雀は何が起こるかわからないのが魅力ですね。初心者が上級者にあっさり勝ったり、劣勢から大逆転をしたり...
クソリーは麻雀のそんな魅力を凝縮した『大冒険』であるように思います。ありったけの夢を掻き集めた冒険物語。それが、クソリー

今現在、渋い顔をしながらクソリーを打っているあなたの心境はいかがですか?罪悪感や後悔の念など、つまらない時間になっていませんか?

クソリーに罪悪感を感じず、満面の笑みでクソリーを打てるようになれば、そこにはきっとあなただけのクソリー世界(くそりーわーるど)が広がり、脳内がクソリー畑一色に染まり(糞一色)、クマクマタイムならぬクソクソタイムがスタートし、また新たなクソリーの魅力に気づき...気づいたらクソリー無しには生きていけない体になっていることでしょう。

ニヤニヤしながら追っかけ。降りた方がいいのでは?


4・「続けられる」ということ

これがいわゆる深い思考(ディープな嗜好)です。
このままではただのクソリーフェチを晒しただけの人になってしまうので、掲題の話をします。

麻雀は上達目的の場合、続けていくことは想像以上に過酷なことだと思います。息をするように5連敗しますし、上達の実感しやすさという意味では勉強やフィットネスジムを継続するより過酷かもしれません。でも続けないと上達することはないんですよね。なのでまず取組むべきことは、自分にとって続けやすい土台作りです。

でもどうせ麻雀は役に立たないし…と思うこともあるでしょう。より良い人生を目指してスパっとやめるのもアリではないでしょうか。真面目な話、優先順位を間違えてはなりません
ただそれでも何とかしたいけどモチベが…といったように、まだ自分の中に火が灯っていると認識している方に、以下を紹介します。「歯を食いしばれ」「初心に戻れ」「楽しむことが大事」のような標語ではなく、少しテクニカルなことです。

麻雀の「つまらない時間」を考える
→その中から特につまらなく、頻繁に出てくる時間を特定する
→なぜつまらないのか考える
→つまらない を除く方法を考える

「楽しい、好き」は感覚的だったり複合的だったりするため、結構言語化が難しいものです。なので「待って無理」「尊い」などの語彙力クソワードが一番しっくりくることもあります。

せやな


しかし「つまらない、嫌い」は比較的簡単に言語化できます。愚痴や暴言が飛び交うTwitter村に生息している皆様には納得できる部分があるのではないでしょうか。なので「つまらない時間」を抽出して征服してしまおう、というわけです。そのためにクソリーの例を挙げました。決して内なるクソリー愛がまろび出てしまったわけではありません。

これは自分で考え決定することが何より重要です。自分で考え決定したものは、客観的にどうであれ、自分に対する納得力が最強だからです。他人にゴールを用意されてしまうと、最初は良くてもそのうち歪みが生じ「何か違うな」と思うタイミングが来てしまいます。なので自分に問いかけてみましょう。とはいえ、いきなり考えるのも難しいものです。そこで私が征服した「つまらない時間」の例を2つ挙げます。

守備

ああ、と思うでしょうか。麻雀は守備に割く時間が非常に多いのです。四麻だとなおさらです。これを征服すればこのゲームめちゃ楽しくなるだろうなぁと麻雀やり始めの頃から思っていました。
詳細は割愛しますが「ベタオリ・ロードマップ」「横移動推進委員会」「情報化社会」という概念を脳内で産み出すことにより、私は守備が好きになるまで至りました。守備が好きになれると、このゲーム参加率100%になるんですよ(参加してる感の意)。ご存知でしたか?

負け

はい。負けはつまらないです。なので長期的な評価軸は「上達・勝敗」に据え置きつつも、1戦あたりの評価軸を勝敗ではなく「自分の実力を出しきれているか」に設定しました。これによって東1で3連続放銃してトビラスを喰らっても「これなら満点だな!」とスポーティな視線を画面に向けながら次の予約ボタンを押すことができます。軽く舌打ちしながら
この評価軸の変更によって「負け」というつまらない時間もある程度征服できました。こちらは100%征服したとは口が裂けても言いませんが

5・望むところまで、道は続いていく

いかがでしたでしょうか。「続けられる」ということに如何に技術介入の余地があるのか、伝わったでしょうか。麻雀で一番技術介入の余地があるのはこの「続けられる」ことだと言っても過言ではありません。こう言うとお叱りを受けますね。過言でした。最も余地があるうちの1つと言っておきます。便利な表現だこと。

「つまらない」を征服し、エンジョイガチ勢になりませんか?

ストイックにはなり切れないあなたでも、
道は先に続いているかもしれません。

強風サハラバック

ゴールへの道は探してみると意外に何本も見つかるものです。遠回りだったり、結局途中で合流したりはしますが、ゴールに向かってさえいれば瑣末なことです。

しっくりくるのがエンジョイガチ勢と言う表現だったのでこれを採用しております。エンジョイ勢とガチ勢といえばよく論争になっているのを見かけますが、フツーに両立し得るものをまるで相反する対立軸かのように扱うからおかしくなるのでしょうね。最初に考案した人がバカですね。

口が悪くなってきたのでTwitter村に帰ります。
こんなクソリーみたいな文章を長々と読んでいただき、ありがとうございました。

また、三鳳でお会いしましょう。

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