デンマーク留学の気付き#17【義務ではなく権利を学ぶ】
人気の先生は「生徒に平等に接している」
どの授業が面白い?どの先生が好き?という話になると、
みんなが強く意識しているのは「みんなに平等に接しているか」という点だった。
誰の発言に対しても耳を傾けているか
ちゃんと生徒と同じ目線で話しているか
無意識にジャッジしていないか
誰との会話かは思い出せないが、デンマーク(ヨーロッパ)では権利を学ぶ、日本では義務を学ぶ。という話を思い出して、納得した。ジェンダー平等の意識
ジェンダー平等のテーマは頻繁に耳にすることがある。
とある先生の行動や発言が”sexism”だと、一部の生徒が抗議した事もあった。
自分は「先生も人間だし、無意識な部分もあるんだろうなあ」と勝手に自分を納得させて飲み込む事が当たり前だったし、それが良いと思っていた。
でもデンマーク人をはじめとしたヨーロッパ圏の生徒たち(特に女性が目立った)は、全然違った。
「これはおかしいと私は思う」という感覚を大事にしている。
対話をすること、それで波風が立つことを恐れていない人が多い。もちろんそうでないタイプも居るが、「意識高い系」という一歩引いて見られる空気感もない。(人付き合いの上でコミュニケーションや限度のバランスは日本と同じようにあるけども)
それが、自分にない素敵なところで、かっこいいなと思った。自分らしさは自分で決める
パンセクシャルの女の子が、それを象徴するフラッグカラーを身につけていた。それを見た時、何人かの日本人が「そのカラーを見ると、同じくパンセクシャルの⚫︎⚫︎(友人)を思い出す!イメージが強いからな〜」と無意識に発言していたようで、それに対して酷く怒っていた。
自分は自分、誰かみたいな自分ではない。
日本だったら「それはそうなんだけど、マジレスされると思ってなかった。何も考えずに言ってごめん・・・」となりそうな会話。
軽い気持ちでも、誰かのアイデンティティを否定するような発言はするべきではないなと感じた出来事