デンマーク留学の気付き#18【年齢で相手を無意識にジャッジしていた】
デンマークは上下関係がないフラットな関係性がベースと言われており、日々感じていた。(一応学校では友達に近いとは言え、先生と生徒の線引きは感じられたけども)
言語が日本に比べてハイコンテクストではないのもあるが、思ったことは割とストレートに伝えるし、質問する。年上だから気を遣う場面が無かったように思う。
デンマーク人の先生が過去に日本人から聞いて文化の違いを感じたと話していたのが、
「会社の上司とバス移動する時に、どこに座るのが礼儀なのか分からず焦った」というエピソード。
その先生は「上司に『分からないので教えてください』と言えば良いのに!と私は思ったし、上司に失礼になるとか、空気を読むとか、日本では色々大変なのね」と。
ストレートに聞くのが良いのはもちろんそう。一番早い。
でも状況やら自分の立場やらで気を遣いまくるのは日本人として超分かる。
他の海外もそうかもしれないが、デンマークでは初めて会った時に年齢は聞かなかった。
そこで「年齢」で相手を無意識にジャッジして会話してきたことに気付かされる。
そして、その勝手なフィルターが自分の態度にも表れていたと気付く。
留学中に年下の日本人と話した時、自分の振る舞いが先輩っぽくなっている事にハッとした。
「年上だからしっかりしたこと言わなきゃ…」とか、なんとなく格好つけたくなっていたし、逆に年上と話す時に、本当に無意識に「相手を立てる話し方」をしていた。
また反対に、会社の上司と数分間、電話で話した時に、ドッと疲れた。今まで疑問を抱かず行っていたけども「年上であること」は、接する時に、こんなにも違ったか〜。
日本にいても、たまに思い返したい体験でした。