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レッスンの強制は嫌!〔ピアノとめぞんぬしのつながり〕ーきっと、やさしくつながれる 深掘りその①ー

私は、小学1年生から高校3年生まで近所のピアノ教室に通っていました☺️

小学校入学目前のある日。

親に「ピアノ教室に入るよ」と告げられます。
4つ上の姉が教師を目指しており、ピアノが必要なので習うことになり、どうやら私はそのついでに教室に入れられるようなのです。

私は嫌がって泣きわめきました。小さかったので具体的なやり取りは覚えていないのですが、嫌でたまらなくて泣き散らした事自体は今でも鮮明に覚えています😅
嫌だった理由は明確で、大人が苦手だったことと、何もせずたくさん遊んでいたかったことが原因です。そりゃあ、保育園ではハーモニカやカスタネットなどの楽器が大好きでしたが、習う、なんていういかにも堅苦しそうなことが苦痛でした。
しかし、いくら泣いてもピアノ教室行きは取り消してもらえませんでした。



実際にレッスンに通い始めると…やっぱりつまらない。
自分でやりたくてやっている訳ではなかったので、そんな中スケールや練習曲を教わってもまったく気持ちが上がりませんでした(基礎に重点を置く教室だったため、基礎練習が非常に多かったです)。家での自主練習も適当でした。
ただ、レッスンの前に先生が来るまでのわずかな時間、教室のグランドピアノの弦や、鍵盤と繋がっているハンマーを眺めたりするのは好きでした😁「ピアノってこうなっとるのか…!」と。

レッスンが好きになれないまま何年もやっていると本当に嫌になり、何度も何度も親に「やめたい」と言いました。自分が嫌なだけでなく、嫌々続けるのは先生に失礼だとも思っていました。
しかし親はまったく聞いてくれないどころか、逆に怒られてしまいます。「他の子は塾に行ったり色々やっているのに、何にもやらなくてどうするの!!」といった具合です😌知らんがなって感じでしたが(笑)



ピアノのレッスンが嫌いだった事は私の音楽人生に様々な影響を与えました。

まず一つ。
小学校4年生の頃、作曲が好きになりましたが、親やピアノの先生には一切言いませんでした。「作曲やるならピアノも頑張らないとね」っていう流れになるのが嫌だったんです。結局大人になるまでずっと黙っていました。なので作曲は本当に自力で手探りでやっていた感じです😌💦

二つめ。
私は吹奏楽部でクラリネットも好きになりましたが、クラリネットを専門的に学びたい事をこれも中々言い出せませんでした。
ピアノのレッスンが嫌いなのに音楽の道を志すのは罪のように思っていた節があるんです…😅それで進路を決められなかったんですね。

現実には、楽器のプロの方でピアノが苦手な人はたくさんいるそうですが、田舎の小娘だったし今と違ってスマホもないので生きた情報も手に入りませんし、そんな事は知らなかったんです。

高校3年生の春か夏頃、ようやく音大に行きたい(最終的に音大ではなく専門学校の管弦打楽器学科に決めました)事を親とピアノの先生に報告したのですが、先生には「遅いよ」と言われました。
先生は元々フルートが専門だったのですが、「音大受験はみんな何年も前から楽器の先生について、スケールなどを練習するんだよ」と聞きました。
それでも先生は全面協力して下さって、クラリネットの先生を紹介してくださったり色々助けて頂きました!



そんなこんなで、ピアノのレッスンが嫌いだった事で、音楽で大人を頼るのが酷く下手くそな子供時代を過ごしておりました💦ピアノとやさしくつながれなかった過去です。
でも、レッスンは嫌いでしたが決して先生が嫌いだった訳ではないんです😭ふてくされながらレッスンに通っていた私を見離さないで下さって、とても感謝しています…✨

やっぱり、基本的に人は自らやりたいと思った事でないと楽しめないと思います。私の場合、姉のついでに教室に入れられてしまったことが不運でしたね😅


ちなみに、最終的にはリチャード・クレイダーマンさんの影響でピアノとイージーリスニングミュージックが大好きになり、東京に住んでいた頃は「イージーリスニングピアノの会」のオフ会に何度も行ってピアノを弾いたりしていました😁私はついにピアノと「やさしくつながる」事が出来るようになったのです🥰

(昔リチャード・クレイダーマンさんの事をちょっと書いた記事もinfoブログの方にあります。↓)


こんな経験から、
人々の音楽との自然な出会いを考えたり、本格的に学びたくなった時に余計な精神的障壁を持たないで済むような…そんなセカイを作るお手伝いがしたいなって思っています☺️



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