furuta 2018/19 FW②
フルタの秋冬はmoonをテーマにドラマが展開してゆきます。
季節は随分と肌寒くなってきましたね。
季節柄コートのご紹介です。
ローデンコートは、オーストリアの貴族が着用していた伝統的なハンティング用の防寒コートです。
※引用
実際のローデンクロスと言うのは
天然の羊毛脂を含んでいる為に防水性があり
目は密に織り上げ、風合いは粗く丈夫で重厚の見た目のわりに軽さのある素材です。
この素材自体はそれをイメージして作られたもの。
目の詰まった毛足のある軽い素材で、風合いは本気のメルトンより柔らかさがあります。
そもそものローデンコートというのは
ハンティング用だったりするので、
どこかしこ機能的なディティールが施されています。
その機能美をそのまま活かすのもまた美学ではありますが、今回はきちんとコートを着る。
みたいな感覚がありまして、オーバーサイズのゆったりしたガウンコートでもないシルエットにしています。
機能美というものは、普遍的で長年の歴史をまたいでも変わらない形だったりしますが、
その普遍性という美学はこのシルエットに投影しているつもりです。
目指したのは暖かいトレンチコートとチェスターコートのハーフ。
と言ったところでしょうか。
ベルトを外すとチェスターコートのようなシルエットで、ベルトはゆったり止めるシルエットと、トレンチコートのようにきちんとウエストマークできるように着方のバリエーションを豊富にさせました。
ベルトはリボン縛りではなく、スナップで止める仕様でとにかくすきっとした印象にしています。
それがある種ジェンダーレスな雰囲気をかもしだし、今らしいんじゃないかと思ったりします。
そもそものローデンコートは1番外側に着用するものですが、こちらのコート
もちろんアウターですが、
私のコーディネート提案は
このコートの上から大判のストールを羽織って着たらかっこいいだろうな。
という感じで作っています。
色は2色展開で
キャメルとネイビー。
後ろはこんな感じにすっきりと仕立て上げています。
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