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30時間の計算結果が消えた。

昨日の午後に、あるロジックの7年分のバックテストをポチりました(スタートしました)。各年度につきパラメータの組み合わせを25通り行うので、1年分のバックテスト×175回です。ちょうど30時間ぐらいかかります。現在運用中のロジックも、最適パラーメータを選定するためだけに30時間以上のバックテストをおこなっています。それ以外の計算も含めると150時間ぐらい計算をおこなっています。

途中経過を確認するために、本日午前中に、ディスプレイの電源を入れて、問題なく計算が進んでいることを確認しました。本日の23時ごろに終了予定なので、夜ご飯を食べて、確認のため19時過ぎにもう一度ディスプレイの電源を入れました。するとディスプレイに映し出されたのは電波障害のテレビのように画面がザーッとなっている映像でした。😨タスクバーの残像がかろうじて見えるか見えないかで全面嵐でした。嫌な予感。ディスプレイケーブルの接続不良と思いたい。でも、計算進行中の画面の切り替わりが完全に止まっている様子。ケーブルの挿し直しをしたけど直りません。バックアップは1週間前に取ったので1週間分の作業は消えたかもしれない。PCも最悪壊れた可能性もある。仕方がない。開き直るしかない。PCを電源ボタンの長押しで強制終了。気を取り直して再び電源を入れると、幸いなことに正常に起動しました。データも実行中の計算結果だけは消えたけれど、計算開始前のすべてのデータが無事でした。

それにしても、なぜこんなことになったのか?1つ思い当たることは、今までは、長時間計算を実行する際は必ずネット接続を遮断していたのですが、今回に限ってネット接続を切らずに計算を実行していました。可能性として考えられる原因はそれではないかと・・・。Windowsはタスクスケジューラ絡みでネットワークを占有するイベントがときどきあります。マルチスレッド対応のCPUなのでその指令に対応して実行中の計算が不安定になることがあります。

今回のことを通して、バックアップを取っていて本当に良かったなと思いました。運よくデータは消えていませんでしたが、もしバックアップを取っていなかったら、全面嵐のディスプレイを見た瞬間パニックになったにちがいありません。想像するだけでぞっとします。もう一つシェアできる教訓は、計算実行中はネット接続を遮断しましょうということです。WindowsUpdateなどメジャーなタスクをオフにするだけだと知らないタスクが稼働するかも知れないからです。

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