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2024 京成杯オータムハンデキャップ GIII 回顧

レース条件

中山 芝1600m
3歳以上オープン
ハンデ


馬場状態

2024/9/8(日) 中山
 7R 1勝クラス 芝1600m
  1:32.8(3F:33.3) 標準-2.1
 9R 2勝クラス 芝1800m
  1:47.8(3F:33.1) 標準-1.0
 10R 3勝クラス 芝1200m
  1:07.3(3F:33.6) 標準-1.1

 芝は最大級に高速化
 1200m換算で-1.8秒くらい?

 9Rは超スローペース。
 10Rは33.7-33.6の凄いレースラップで、各馬の上り3Fは極限まで速い。
 土曜日⇒日曜日でクッション値は10.410.2に下がっている通り馬場は少し低速化。
 7R、9R、10Rは揃ってレース全体の上り3Fが33秒台の速さ。そして特徴として挙げられるのは上り最速の馬が好走傾向(前残りではなく)だった点。
 
 内外の優劣については顕著な傾向は無し。馬場が速すぎて速い上りが重要。


レース全体 回顧

出典:netkeiba

同距離レース 比較

      前半4F 後半4F/3F タイム 馬場
24京成杯AH  45.6 45.2/33.5 1:30.8 -18
23京成杯AH  45.8 45.8/34.6 1:31.6 -8
22京成杯AH  47.5 46.1/34.4 1:33.6 -8
21京成杯AH  45.6 46.4/35.2 1:32.0 -8
20京成杯AH  46.7 47.2/35.6 1:33.9 +8
19京成杯AH  44.2 46.1/34.9 1:30.3 -14
18京成杯AH  46.9 45.5/34.3 1:32.4 -12
24ダービ卿CT 46.8 46.1/35.1 1:32.9 -8
23ダービ卿CT 47.2 46.0/34.1 1:33.2 -4
22ダービ卿CT 45.5 46.8/35.2 1:32.3 -6
21ダービ卿CT 45.6 47.0/35.5 1:32.6 ±0
20ダービ卿CT 45.4 47.4/35.7 1:32.8 ±0
19ダービ卿CT 45.1 46.6/35.2 1:31.7 -4
18ダービ卿CT 46.2 46.0/34.8 1:32.2 -4
23ターコイズS 46.8 45.9/34.3 1:32.7 -8
22ターコイズS 47.0 46.5/34.9 1:33.5 ±0
21ターコイズS 45.4 47.4/36.0 1:32.8 +4
20ターコイズS 46.5 48.1/36.3 1:34.6 +8
19ターコイズS 45.4 46.8/34.9 1:32.2 -6
18ターコイズS 45.5 47.2/35.7 1:32.7 ±0
24東風S    45.9 47.5/35.8 1:33.4 -2
23東風S    46.1 46.9/35.4 1:33.0 -4
22東風S    47.5 46.6/34.6 1:34.1 -6
21東風S    46.1 48.3/36.6 1:34.4 +12
24ニューイヤS 46.1 46.2/34.6 1:32.3 -10
23ニューイヤS 47.4 45.8/34.3 1:33.2 -8
22ニューイヤS 46.6 46.8/35.4 1:33.4 ±0
21ニューイヤS 46.7 46.5/34.8 1:33.2 -4
24春興S③   46.4 46.5/34.6 1:32.9 -14
24幕張S③   46.4 47.3/35.5 1:33.7 ±0
23ファイナS③ 46.1 47.1/35.5 1:33.2 -6
23秋風S③   45.7 47.9/36.1 1:33.6 ±0
23春興S③   47.9 48.8/36.9 1:36.7 +30
23幕張S③   45.9 47.3/36.1 1:33.2 -6
23若潮S③   46.9 45.8/34.3 1:32.7 -6
22CダウンS③ 47.2 47.5/35.6 1:34.7 +4
22秋風S③   45.7 47.6/36.0 1:33.3 -8
22春興S③   46.4 47.7/36.1 1:34.1 +4
22幕張S③   47.3 46.8/34.9 1:34.1 -8

前半4F ▲:2024年京成杯オータムハンデ
後半4F ▲:2024年京成杯オータムハンデ
勝ちタイム ▲:2024年京成杯オータムハンデ

レースレベル

 レースレベルは標準
 この馬場での標準タイムは1分30秒5前後くらい。レース映像を見た第一印象は「スローペースか?」と思ったが、全体時計は悪くない。

 前半4Fの45秒6はスローペース。馬場が速いのでコンマ5~9秒くらいは遅い。

 後半4Fの45秒2(11.7-11.4-11.0-10.9)は高速馬場とはいえ十分な速さの印象。いかに速い上りを出せるかの戦いであり、スムーズに進路を確保できない時点で厳しくなる。

 さすがアスコリピチェーノが走っただけあって、全体時計&後半4Fは悪くはない。
 レース展開としてはとにかく「速い上り>>前残り」だったという点に尽きる。同日7R&10Rで上り最速馬が好走しているのを重く見るべきだった・・・。


出走各馬 回顧

◎ オーキッドロマンス ⇒9着
○ コラソンビート ⇒15着
▲ アスコリピチェーノ ⇒1着

◎ オーキッドロマンス ⇒9着

 能力が劣るのは承知で前残り狙いだったが、そもそもその狙いが見当違いだった。馬場が速すぎて高速上り勝負になったのは不運。
 

○ コラソンビート ⇒15着

 レース後コメントで「うまく流れに乗れました。ただ、4角で手応えが怪しくなりましたし、直線も進路が狭くなってしまいました」
 仮に「掛かっていた」旨のコメントならば、距離が敗因と思えたがそうではない。立て直すのに時間がかかりそうではある。
 

▲ アスコリピチェーノ ⇒1着

 この馬のおかげでレースレベルが保たれた印象で、全体時計と後半4Fは悪くない。
 いかに速い上りを使えるかのレース展開だったので、外を回してスムーズに進路を確保したのは好判断だった。
 

タイムトゥヘヴン ⇒2着

 ペースが流れて差し展開になったのではなく、馬場が速すぎて瞬発力勝負になっての好走。
 この馬以外で高速上り勝負に耐性がある馬が数える程しかおらず、その中でもスムーズに末脚を発揮できたのが大きかった。
 狙い時は今回だったという点に尽きるのだが、超高速馬場とはいえ上り3Fが32秒41分31秒0はそう簡単には出ない印象。
 

サンライズロナウド ⇒3着

 この展開で差されたのは△だが、位置を取りに行った分だけ掛かり気味となり、いつもの末脚を発揮できなかった。
 今回はいまいち力を発揮できていない印象が強い。力負けとは言い切れず。
 

ディオ ⇒6着

 直線で前が壁で不発。何とも言えない結果で終わってしまった。
 

ディスペランツァ ⇒7着

 レース結果に疑問が残るのはこの馬。
 勝った1勝クラスとアーリントンC(1着)で高速上り勝負への適性を示していたので、結果的に展開は良かったはずだが・・・という印象。
 

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