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2024 大原ステークス 3勝クラス 回顧

予想記事無し

レース条件

京都 芝1800m
3歳以上3勝クラス
定量


馬場状態

2024/10/12(土) 京都
 8R 2歳1勝クラス 芝1800m
  1:48.8(3F:33.6) 標準-0.2
 
12R 2勝クラス 芝1200m
  1:07.9(3F:34.5) 標準-0.8

 芝は高速化
 1200m換算で-0.8秒くらい

 8Rは前半5Fが62秒6のスローペース。もっと速いタイムもありえた。
 12Rは33.4-34.5の標準的な展開。
 
 内外の優劣については顕著な傾向は無し。馬場が速いなりに前が有利といえる程度。


レース全体 回顧

出典:netkeiba

同距離レース 比較

      前半5F 後半4F/3F タイム 馬場
24大原S③   57.9 46.1/34.6 1:44.0 -8
24センテニS③ 60.6 46.3/34.1 1:46.9 -6
23大原S③   59.0 48.0/35.6 1:47.0 +4
23センテニS③ 58.8 46.6/34.6 1:45.4 -12
20大原S③   59.6 46.7/35.0 1:46.3 -4
20飛鳥S③   61.7 46.4/34.4 1:48.1 +6
19修学院S③  60.0 46.5/34.5 1:46.5 -4
19トルマリS③ 62.1 46.4/34.5 1:48.5 +4
19パールS③  59.5 45.8/34.1 1:45.3 -4
19飛鳥S③   61.2 46.8/34.8 1:48.0 ±0
18修学院S③  61.7 46.3/34.1 1:48.0 -4
24都大路S   59.8 45.0/33.6 1:44.8 -14
23都大路S   60.2 45.7/33.7 1:45.9 -10
20都大路S   60.2 48.0/35.6 1:48.2 +12
19都大路S   58.3 46.3/35.0 1:44.6 -6
18都大路S   58.7 45.9/34.4 1:44.6 -6
16都大路S   60.7 45.3/33.7 1:46.0 -8
15都大路S   58.8 46.9/35.0 1:45.7 ±0
23カシオペアS 57.6 47.1/35.4 1:44.7 -8
20カシオペアS 59.4 46.7/34.8 1:46.1 +8
19カシオペアS 59.6 47.9/35.7 1:47.5 +10
18カシオペアS 60.3 47.2/35.4 1:47.5 +6
16カシオペアS 59.7 46.4/34.8 1:46.1 ±0
15カシオペアS 59.4 46.3/34.4 1:45.7 -4
24きさらぎ賞  60.2 46.6/34.4 1:46.8 +2
20きさらぎ賞  62.0 46.3/34.1 1:48.3 +8
19きさらぎ賞  61.2 47.8/35.4 1:49.0 +6
18きさらぎ賞  61.3 47.5/35.4 1:48.8 +6
17きさらぎ賞  61.6 48.5/36.1 1:50.1 +12
16きさらぎ賞  59.8 47.1/34.9 1:46.9 ±0
15きさらぎ賞  61.6 47.0/34.9 1:48.6 ±0
14きさらぎ賞  59.9 47.7/35.5 1:47.6 -4
13きさらぎ賞  62.2 46.7/34.5 1:48.9 +4
12きさらぎ賞  61.7 45.3/33.7 1:46.0 -4
11きさらぎ賞  60.2 47.4/35.4 1:47.6 ±0

前半5F ▲:2024年大原S
後半4F ▲:2024年大原S
勝ちタイム ▲:2024年大原S

レースレベル

 レースレベルは高め(≒古馬OP級)
 この馬場での標準タイムは1分45秒0くらい。時計は文句無しで優秀で、その要因は後半4Fラップにある。

 前半5Fの57秒9は3角まで登り坂のこのコースでは珍しく速い流れ。ただもっと驚くのは前半7F通過が1分20秒5の速さだった点。

 後半4Fの46秒1(11.5-11.1-11.4-12.1)は前半ペースを考慮すれば優秀なのだが、ラップ推移的に「速い後半4Fが出やすかった」とも捉えられる。
 一般的に京都外回りコースはラスト2Fまで溜め気味になりやすい。その例として下記レースがある。
 2024年
 ・きさらぎ賞ラスト4F:12.2-12.0-11.1-11.3
 ・都大路Sラスト4F:11.4-11.4-10.9-11.3
 今回の大原Sは4角付近で最も速いラップ(11.5-11.1-11.4-12.1)を刻んだ。そのため否応なしに速い後半4Fが出たとも捉えられる。

 京都芝1800mコースで過去最速級の好時計なのでレースレベルは高いとせざるをえない。ただ速い時計が出やすいレース展開だったのはある。


出走各馬 回顧

ケイアイセナ ⇒1着

 ハナを奪ってマイペースの逃げが決まったとはいえ、とにかく時計が優秀。ラスト4Fラップは勝った2勝クラスと似ている。
       ラスト4Fラップ
24大原S③  11.5-11.1-11.4-12.1
23三木特別② 11.5-11.0-11.4-11.8
 
もし仮にラスト3Fラップが11.4-11.1-12.1とかならば「重賞でも期待」となるところだった。
 今回に関しては「上手くいき過ぎている」印象をどうしても持ってしまうが、自分の形へ持ち込められれば強い。今回その自分の形へ持ち込めたのは4走ぶりだったわけだが。
 

セブンマジシャン ⇒2着

 最内枠から逃げ馬の一つ後ろで運んだ。
 勝ち馬とこの馬はレース運びが完璧に近かったが、地力がないと出せないタイムなので当然ながら評価は悪くない。
 レース運びが良すぎる故に次走は逆に舐められる可能性を感じる。
 

ココナッツブラウン ⇒3着

 折り合い優先で道中は最後方。
 ペースが流れたとはいえ総合的に見て前有利だと思うので、4角最後方から迫ったのは強い競馬だった。
 いつかどこかで重賞を勝つと思えるくらいの内容だった。
  

デコラシオン  ⇒4着

 レース後コメントで「周りに馬がいると集中して走れていますが、前に馬がいなくなると集中力を欠いて、最後まで脚を使えませんでした。」
 4角でやや外目を回しながら直線でひと伸びしたのは好印象で、この馬も1~2着馬と同じレベルくらいで走れていると捉えたい。
 

マラキナイア ⇒5着

 内目の経済コースを走りながらも直線で伸びきれなかったのは少し期待外れ。
 休み明けとはいえ直線でまったく伸びなかったのは印象が良くない。ただ今回のレースは持久戦寄りで展開も向かなかった。
 

アイスグリーン ⇒7着

 近走はマイルで差し遅れていた印象で、今回は距離延長もあって好位で運んだ。
 明確な敗因は不明だが力を発揮できていない。結論として負けすぎで度外視したい。
 

ココクレーター ⇒13着

 この馬も負けすぎで度外視するしかない内容。
 

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