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2024 京成杯オータムハンデキャップ GIII 予想

レース条件

中山 芝1600m
3歳以上オープン
ハンデ


馬場状態

天気予報

出典:気象庁ホームページ

前日

2024/9/7(土) 中山
 7R 1勝クラス 芝2000m
  1:57.6(3F:35.3) 標準-4.2
 10R 2勝クラス 芝1200m
  1:06.8(3F:33.4) 標準-2.0
 11R 紫苑S 芝2000m
  1:56.6(3F:34.0)

 前日時点で芝は最大級に高速化
 1200m換算で-2.2秒くらい

 10Rは33.4-33.4の凄いレースラップを刻んだ。それでいてラスト2Fは11.0-11.1の速さなのでもう少し速いタイムもありえたのが・・・。
 7Rでルメール騎手が大逃げする気持ちが分かるくらいに馬場が速かった。
 
 内外の優劣についてはやや内有利傾向。当然ながら内が生きているが、馬場が速すぎて「速い上り>前残り」の印象。


レース傾向と考察

出典:netkeiba

 直線が短いゆえに前有利ではあるが、スタートから下り坂が続くためハイペースの前傾戦になりやすいコース。
 他競馬場のマイル戦とはコース形態が大きく異なるので、コース実績が重要になる。

      前半4F 後半4F/3F タイム 馬場
24ダービ卿CT 46.8 46.1/35.1 1:32.9 -8
23ダービ卿CT 47.2 46.0/34.1 1:33.2 -4
22ダービ卿CT 45.5 46.8/35.2 1:32.3 -6
21ダービ卿CT 45.6 47.0/35.5 1:32.6 ±0
20ダービ卿CT 45.4 47.4/35.7 1:32.8 ±0
19ダービ卿CT 45.1 46.6/35.2 1:31.7 -4
18ダービ卿CT 46.2 46.0/34.8 1:32.2 -4
23京成杯AH  45.8 45.8/34.6 1:31.6 -8
22京成杯AH  47.5 46.1/34.4 1:33.6 -8
21京成杯AH  45.6 46.4/35.2 1:32.0 -8
20京成杯AH  46.7 47.2/35.6 1:33.9 +8
19京成杯AH  44.2 46.1/34.9 1:30.3 -14
18京成杯AH  46.9 45.5/34.3 1:32.4 -12

 とにかく馬場が速いという点に尽きる。2019年1分30秒3を更新できるのでは?と思っている。

 その2019年京成杯AHは前半4Fが44秒2の速さだったが前が残った。

2019年京成杯AH 出典:netkeiba

  こうなってくると「とにかく前を狙うだけ・・・」という印象が強い。

 展開予想としては、セルバーグが逃げ宣言しているが、果たして1600mでハナを奪えるのか?というところ。
 あからさまに馬場が速いので、騎手心理としても前への警戒は強まるが、それでも前が有利という印象(それくらいに馬場が速い)。


出走各馬 評価

◎ オーキッドロマンス
○ コラソンビート
▲ アスコリピチェーノ

◎ オーキッドロマンス

 ファルコンS(2着)は2勝クラス級と思われるレースレベル。
 パラダイスS(2着)は3勝クラス級のレースレベルであり53kgだったこの馬はまったく評価できず。
 おそらく能力的には2~3勝クラス級のはずなので56kgのハンデ(前走の楽逃げOP勝利が余計だった)は厳しい・・・、と思っていたが超高速馬場なので先行できるこの馬の一発に期待する。
 直線での決め手が無い(はずの)エエヤンセルバーグよりはこの馬が少し有利。馬場が速すぎるので少しは瞬発力が欲しい。
 

○ コラソンビート

 フィリーズR(2着)は2勝クラス級の好内容。
 そして何より阪神JF(3着)が将来的にGIを狙えると思えるくらいの好内容だった。何かしらレース条件が変わればアスコリピチェーノに対して逆転があって不思議は無いくらいのポテンシャルを示した。
 やや短距離馬っぽくなっているのもこのレースではプラスに働く(先行できるという意味で)と思っている。
 結論としてこの馬のポテンシャルを信じたい。
 

▲ アスコリピチェーノ

 この馬の能力について書いても仕方がないのだが、近年の桜花賞馬はその後もGIで勝ち負けになる印象があるが、この馬の桜花賞(2着)はそれらに比肩する好内容だった。
 この馬視点ではもっと普通の馬場を望んでいたはず。
 

ディオ

 この馬は跳びが大きいので直線が長いコースが向くと思うが、極度の瞬発力勝負ではキレ負けする・・・という印象。
 東風S(1着)は標準馬場でスムーズな競馬。レースレベルは古馬OPとして標準レベルなので過度な期待は禁物という印象。
 今回は先行争いが激化するはず。前半4Fが45秒台の展開は未知であり、どっちに転ぶかは誰にも分からない。結局のところはここが試金石。
 

ディスペランツァ

 NHKマイルC(7着)と関屋記念(9着)はどちらも力を発揮できていないので注目していたが、馬場が速すぎて差しは厳しいという点に尽きる。
 

エエヤン

 超高速馬場になるのはこの馬にとってプラスでしかないが、近走は最後に止まってばかりなので過度な期待は禁物という印象。
 ダービー卿CT(2着)ですら内容的には低調。
 ダービー卿CTは他馬を出し抜いた節があると思うが、逃げ先行馬へのマークが厳しくなる中で良い結果を出せるかどうか・・・。
 

まとめ

 馬場が速いので差し馬は軽視
 先行できる前提で◎オーキッドロマンス
 ポテンシャルに期待して○コラソンビート
 
能力上位の▲アスコリピチェーノ


追記

(当日馬場を見て変更があれば)


出走馬 参考レース


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