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2024 関越ステークス OP 回顧

予想記事無し

レース条件

新潟 芝1800m
3歳以上オープン
別定


馬場状態

2024/7/27(土) 新潟
 4R 未勝利 芝1800m
  1:45.4(3F:35.0) 標準-2.7
 5R 未勝利 芝1400m
  1:20.6(3F:35.8) 標準-1.9
 6R 2勝クラス 芝1600m
  1:32.1(3F:33.4) 標準-1.6

 芝は最大級に高速化
 1200m換算で-1.4秒くらい

 4R、5R、6Rと揃ってタイムが破格で、芝は年平均で最速級だったと思われる。とは言っても関越Sとしては例年通り。
 6Rを見るに馬場が速すぎて「速い上り>前残り」の傾向が強い。

 内外の優劣については顕著な傾向は無し。当然ながら内も伸びるが、馬場が速すぎて速い上りがより重要。


レース全体 回顧

出典:netkeiba

同距離レース 比較

      前半5F 後半4F/3F タイム 馬場
24関越S   58.3 45.7/34.1 1:44.0 -14
23関越S   58.5 45.9/33.9 1:44.4 -14
22関越S   58.7 46.1/34.5 1:44.8 -14
21関越S   60.4 45.7/33.8 1:46.1 -16
20関越S   57.4 47.9/36.1 1:45.3 -8
21福島牝馬S 60.6 46.3/34.2 1:46.9 -2
24弥彦S③  61.4 46.1/34.0 1:47.5 +10
23佐渡S③  59.5 45.5/33.9 1:45.0 -10
23弥彦S③  58.8 47.1/35.3 1:45.9 ±0
22弥彦S③  60.7 46.5/34.4 1:47.2 +2
21佐渡S③  59.4 45.8/34.0 1:45.2 -10
20佐渡S③  60.2 47.5/35.6 1:47.7 +10

前半5F ▲:2024年関越S
後半4F ▲:2024年関越S
勝ちタイム ▲:2024年関越S

レースレベル

 レースレベルは高いが・・・
 この馬場での標準タイムは1分44秒5前後くらい。時計的にコンマ5秒くらいは優秀。

 前半5Fの58秒3は馬場が速いのでミドルペース。

 後半4Fの45秒7は馬場が速いとはいえ優秀。7F目で11.1の速いラップを刻んでことで否応なしにレベルが上がったとも捉えられるが・・・。

 1400m通過が1分21秒0のため速い時計が出やすかったのは確かだが、遅くない後半4Fでの好タイムなのは◎。上位3頭は重賞以上でも期待したい。


出走各馬 回顧

クルゼイロドスル ⇒1着

 勝った3勝クラスと展開が少し似ていて、前半5Fが58秒前半のペースで流れたため道中で掛からずにスムーズだった。
 前走のメイS(4着)は前半5Fが59秒4だったためか道中で力んでいた。
 上記の通り好走条件としてペースが重要なので、適性的にはマイルがベストと思える。
 今回の1分44秒0はそう簡単に出せるタイムでは無いので、重賞以上のマイル戦で期待したいところ。
 

トゥデイイズザデイ ⇒2着

 ここでこれだけ走れるのならばエプソムC(10着)は負けすぎと捉えるべきか。
 スローペースで前が止まらない展開になった時に、その恩恵を受けられるタイプに見える。今回は一概に前が有利とは言えない展開であり、もっと楽な展開(例:今年の東京新聞杯)ならばあっさりと古馬OPを勝ち切りそう。
 

セレシオン ⇒3着

 外差しで迫ったのを強い競馬と捉えるかどうかは微妙なところ。速い上りを出せれば差しが決まる傾向を感じる馬場だった。
 ただやはり上り3Fの33秒1は他馬よりコンマ5秒以上速い(末脚にかける競馬とはいえ)のが◎。そして前走弥彦Sで低速馬場ながら後半4Fを46秒1にまとめて勝ち切っているのも出色。
 結論として、既に重賞以上で一発を期待できるレベルに至っている可能性を感じさせる。
 

アルビージャ ⇒4着

 超久々だったが、それがプラスだったかマイナスだったかは定かではない。ただ陣営コメントで「まだ息が重い」とあったので、まだ上昇の余地があると思いたい。
 直線で追い出しを待たされる場面があった中でコンマ2秒差は十分優秀。1分44秒3はまったく悪くなく、OP勝利に値するくらいの好内容だった。
 底を見せない負け方なので、良い意味で何とも言えない(重賞以上で通用しても・・・)。
 

グランスラムスク ⇒5着

 まずスムーズに好位を取れたことがこの馬にとっては大きかった。
 馬場速度が違い過ぎて比較が難しいが、3勝クラスの平均は超えている印象。
 中山牝馬S(12着)の負け方は残念だったが、前走エプソムC(8着)は一応上り最速であり、状態が上向いているように見える。
 

フライライクバード ⇒6着

 この展開で1分44秒7ならばほぼ3勝クラス級。
 あまりキレがある馬ではないとはいえ、34秒6の上り3Fはなだれ込んだだけにも見える。
 白富士S(3着)は上位が強かっただけでこの馬もOP勝利に値していた。今回の敗因が不明確なのは△だが、次走挽回の可能性はある。
 

アスコルティアーモ ⇒9着

 レース後コメントで「距離が長そうです」
 勝った3勝クラスが楽な展開だったので、次走で挽回を期待できる下地は無いのだが・・・。
 

シルトホルン ⇒13着

 この展開&馬場で上り3Fが35秒6かかっているのを見るに、馬場が速すぎてキレ負けではなく単純に伸びなかった。
 スタートで出遅れて自分のリズムで走れなかったことに尽きる。外枠&出遅れから道中5番手を取るのは楽ではないはず。
 

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