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株のテクニカル分析(オシレータ系)

株価の予測手法は,大きく分けて2つあります.
(1)ファンダメンタルズ分析:企業の業績をもとに本来の価値を分析する手法.(2)テクニカル分析:株価チャートを用いて今後を予測する手法.
ここでは,テクニカル分析で株価の値幅をもとに分析する手法について,まとめてみました.

RSI

どんな指標?

  • オシレータとは,振り幅という意味で,相場の変化の大きさを表す分析指標です.

  • RSIは,株の買われ過ぎ,売られ過ぎを0〜100の数値で表した指標です.1本のラインで表現されるため,分かりやすいです.

  • 5日間のRSIを求めるには,Aを5日間の値上がり幅の平均値,Bを5日間の値下がり幅の平均値とした時,以下の式で計算されます.

$$
RSI=\frac{A}{(A+B)}\times 100
$$

 

どうやって使うの?

  • 70〜80以上で買われ過ぎ,20〜30以下で売られ過ぎと判断します.


移動平均線乖離率

どんな指標?

  • 移動平均線乖離率は,現在の株価移動平均線からどれくらい離れているかを表す指標です.

(例1)現在の株価が1100円で,25日の移動平均線が1000円だとすると
              $${乖離率=\frac{(1100-1000)}{1000}=0.1=10\%}$$
(例2)現在の株価が900円で,25日の移動平均線が1000円だとすると
              $${乖離率=\frac{(900-1000)}{1000}=-0.1=-10\%}$$

 

どうやって使うの?

  • 何日の移動平均線を基準にするかで,判断が異なりますので注意が必要です.

  • 5日移動平均線では10%以上,25日移動平均線では15〜20%以上離れると,移動平均線に近づこうとする性質があるとされています.

 


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