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「道徳なきエンタメは犯罪であり、経済なきエンタメは寝言である」←二宮尊徳の名言を参考にしてみました
僕は、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーです。
このサロンは、
西野さんが、毎日、2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿し、サロンメンバーだけが読める。
というものです。月額980円のメルマガ、という感じですね。
西野さんの活動を、いち早く知ることができて、かつ、活動の裏側も垣間見れます。
オンラインサロンですので、【サロン記事、公開NG】です。
でも、もう1つ、【1年後なら公開OK】というルールもあります。
そこで僕は、
①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)を、コピペする
②その記事を、小学生でも読めるように、短く書き直す
これらを、毎週土曜日に投稿させていただきます。
西野さんの挑戦やマーケティングは、1年前のものでも超最先端です。
では、let'sサロン!
◆2022年7月14日(木)
・記事のコピペ
おはようございます。
「背泳ぎ」にハマっているキングコング西野です。
#なんでだよ
さて。
今日は『ミュージカルのビジネスモデルを見直してみる』というテーマでお話ししたいと思います。
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▼ 届ける
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ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』の全編無料公開@YouTubeの再生回数が『27万回』を突破しました。
「再生回数=客数」ではないので(※一人が3回観ている場合もあれば、家族四人で一回観ている場合もあるので)、ドンブリ勘定にはなりますが、しかしかながら、ミュージカルが約27万人に届いているのは本当に凄いっす。
ちょっと込み入った話をすると、『毎週キングコング』の最後に、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のYouTubeのCMが必ず入っていて、キングコングがフロントエンド(毎週集客してくれる装置)となっているので、ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』のYouTubeの再生回数は、このまま50万回、100万回と伸びるでしょう。
昨日は俳優の吉原光夫さんと劇団四季の『バケモノの子』を観に行って、そのあと、呑みに行きました。
光夫さんの元には、普段、ミュージカルを観ることができない地方にお住まいの方から、お礼や感想のメールが届いているそうで(嬉しい!)、YouTubeの全編無料公開は本当に意味のある一手だったと思います。
無料公開にGOサインを出してくださった各事務所の皆さんに、あらためて感謝感謝でございます。
さて。
その光夫さんとは『バケモノの子』談義に花を咲かせ、お互いのVoicyを収録し(※泥酔してます)、その後、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の瀬戸口Pを呼び出して、またミュージカルの話。
その席で、僕の方から、
ミュージカルのキャストさんの労働環境の見直しと、新しいビジネスモデルについて提案させていただきました。
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▼ ロングラン意外のパターンも探る
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ミュージカル『バケモノの子』を観て、あらためて思ったのは、「ロングランを前提にした構成になっている」ということ。
公演期間中に、激しいアクションで身体を痛めるわけにはいかないし、喉を使いすぎて潰すわけにもいかないので、どうしても、その部分は押さえなくちゃいけません。
明日以降の公演のことを考えながら、パフォーマンスしなくちゃいけないわけです。
公演期間中に声が出なくなってはいけないので、歌のキーを下げたりすることもあります。
もっとも、そのおかげで(ロングランをしてくれるおかげで)、僕ら(お客さん)は観劇の日程を合わすことができるわけで、ポジティブな面もたくさんあります。
ただ、「明日以降のことを考えていないパフォーマンス」というのも、やっぱり見てみたい。
大物ミュージシャンのLIVEはそれができていて、LIVE終わりは、LIVEで酷使した喉を休ませる期間をしっかりと設けるスケジュールになっています。
言い方を変えると、
「フルスロットルのLIVEができるビジネスモデルが構築できている」。
僕が見ているミュージカル業界のビジネスモデルは「キャストさんの体力に頼りすぎ」な部分があって、
もう少しキャストさんの負担を減らしてあげて、
それでいて「食っていける」環境を作ってあげたい。
そう考えると大物ミュージシャンのLIVEに習って、
「公演は土日の二日間だけ!」としてしまって、それでいて、制作費を回収できるモデルを作った方が良さそう。
…もとい、そのパターン(選択肢)“も”あった方が良さそう。
キングコングの武道館LIVEがそれで、公演は1日だけ(キングコングの稼働は1日だけ)。
あとは、オンライン配信(有料)にして、述べ、3万人を動員し、制作費の回収に成功しました。
オンライン配信の売り上げを見越して、ステージセットを作ったんです。
もっというと、オンライン配信が売れるようにステージセットを作った。
コチラ↓
オンライン配信の際に大切なのは「サムネイル」で、
ステージセットをケチってしまうと、オンラインの売り上げは伸びません。
そんなこんなで、昨日、光夫さんや瀬戸口に、
「舞浜のアンフィーシアター(昔、サーカスをやった会場)の土日の二日間をおさえて、四階建てぐらいのセットを作ってしまって、フルスロットルのミュージカル『えんとつ町のプペル』を作って、オンラインチケットを未来永劫売り続けて回収しましょう」
と提案させていただきました。
もともと、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の日本公演は、
ブロードウェイで公演することを見越しておこなうものだったので、
オフブロードウェイ(そこまで大きすぎない劇場)サイズに作っておく必要がありました。
しかしながら、西野は「大きいもの」が好きです。
僕の現場では「大きいものは正しい」というアホな声が頻繁に飛びかっています。
今は新作の制作に追われているので(プペル2と、ボトルジョージ)、やるとしても少し先になるかもしれませんが、ミュージカル『えんとつ町のプペル』は、東京公演、大阪公演、オフブロードウェイ公演の
「300キャパ(約300席の劇場)」パターンと、
「2000キャパ」パターンの、
二つを作っておくと、いろいろ面白いかもしれません。
#最終的には呉の製鉄所にステージセットを組んでやりたい
キャストさんの労働環境を見直しながら、地球上の誰も見たことがないデタラメなものを作りにいきます…という御報告でございました。
現場からは以上です。
・じょーじの要約
テーマ:ミュージカルのビジネスモデルを見直してみる
▼「届けることができる」は実証済み
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ファミリーミュージカル『えんとつ町のプペル』(東京公演)の、
全編無料公開@YouTubeの再生回数が『27万回』を突破
ミュージカルが約27万人に届いている(本当に凄い)
▼現状の、ミュージカルのビジネスモデル
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ミュージカル『バケモノの子』を観て、
「ロングランで予算回収する」ビジネスモデルだと思った
公演期間中に
・激しいアクションで身体を痛めるわけにはいかない
・喉を使いすぎて潰すわけにもいかない
▼全力パフォーマンスを観たい
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それでも僕らは、
「フルスロットルのパフォーマンス」も、やっぱり観たい
▼フルスロットルのLIVEができるビジネスモデル
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大物ミュージシャンのLIVEは、
・LIVEで酷使した喉を、しっかり休ませる期間(スケジュール)がある
・フルスロットルのLIVEができるビジネスモデルが構築されている
▼ミュージカル業界のビジネスモデルに革命を
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ミュージカル業界のビジネスモデルは、キャストさんの体力に頼りすぎ
・キャストさんの負担を減らしてあげて、
・それでいて「食っていける」環境を作ってあげたい
▼大物ミュージシャンのLIVEに習おう
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大物ミュージシャンのLIVEに習って、
・「公演は土日の二日間だけ!」とする
・「それでも制作費を回収できる」というビジネスモデルも作る
▼キングコングの武道館LIVEという実例
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キングコングの武道館LIVEは、公演を1日のみとした
オンライン配信(有料)も行ない、述べ3万人を動員し、制作費の回収に成功
ポイントは、
・オンライン配信が売れるようにステージセットを作った
・オンライン配信の際に大切なのは「サムネイル」
・ステージセットをケチってしまうと、オンラインの売り上げは伸びない
▼全力パフォーマンス
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光夫さんと瀬戸口に、
「舞浜のアンフィーシアターの土日の2日間をおさえて、
四階建てぐらいのセットを作ってしまって、
フルスロットルのミュージカル『えんとつ町のプペル』を作って、
オンラインチケットを未来永劫売り続けて回収しましょう」
と提案した
▼今は、映画を2つ制作中で…
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今は制作中の映画が2つあり、少し先になるかもしれないが、いずれ…
これまでの「300キャパ」パターンとは別の、
デッカイ舞台用の「2000キャパ」パターンという、2つ目のミュージカル『えんとつ町のプペル』も作っておく
#最終的には呉の製鉄所にステージセットを組んでやりたい
(リアルえんとつ町)
・じょーじの要らん解説
『道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である』
この言葉は数年前に、書物か、どなたかのYouTubeで教えていただいた名言です。
道徳を無視して経済活動(お金儲け)をするなら、それは犯罪だと。
詐欺などが、その代表例でしょう。
しかし、その逆は「寝言だ」と二宮さんは言います。
飢え死にしそうな人に、「人の弁当を勝手に食べてはイケません」と道徳を説くのは、確かに、寝言かもしれません。
西野さんはこの名言に、【エンターテイメント】を加えていると、僕は思います。
「道徳なきエンタメは犯罪であり、経済なきエンタメは寝言である」と。
どれだけ再生回数が回ろうが、道徳のないエンタメはNGです。
内容によっては本当に犯罪です。
逆に、
「売上とか利益とか関係ない」
「私が心から納得のゆく、最高のエンタメを追求するだけだ」
なんて感じの美しいセリフは、寝言です。
作ることも難しく、作り続けることはほぼ不可能ですから。
西野さんに限らず多くのエンターティナーは、お金儲けのためにエンタメに取り組んでいるとは、僕には思えません。
逆です。
最高のエンタメを提供するために、お金を必要としているだけです。
西野さんに、「金儲け主義」みたいなヤジを飛ばす人へ。
それは寝言です。
寝言は、眠りながら言ってください。
もしくは、経済活動を一切しないで、その上で素晴らしいエンタメを提供してみてください。
◆西野亮廣エンタメ研究所
月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。
投稿されるのは、西野さんの活動を、現在進行形で報告。
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。
記事の内容は、具体的にはこんな感じ ↓ です。
・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、作品制作の報告(都度都度、制作過程を報告)
・現在の、マーケティングの報告(マーケティング解説や結果報告)
・現在の、チームビルディングの報告(経験談の共有)
・現在の、感情・心境の吐露とろ(主に日曜日)
ライブDVDには、メイキング映像がありますよね。
アレです。
西野さんの作品のメイキング記事なのです。
後出しではなく、
先出しのメイキング記事、
進行形のメイキング記事、
生中継的メイキング記事、です。
・作品の制作過程
・ヒットさせるための広告やマーケティング(最先端の手法が多い)
それらを進行形で知ることができます。
これって、メッチャ面白い!
そして、メッチャ勉強になります。
参加はこちらから ↓
◆キンコン西野さんの朝礼
西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。
朝7時ごろに配信されます。
おしまい
※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1364話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです
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![奈星 丞持(なせ じょーじ)|文筆家](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76807197/profile_1b131e63b956beac74502f9366356404.jpg?width=600&crop=1:1,smart)