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2024年を振り返って

僕は、僕の思惑通りに事が進まなかったとき、

「これは、神様からの
『ソッチじゃないぞ』
 という、メッセージかも…」


と考えるクセがあります。

今年(2024年)は、そのメッセージを強烈に感じました。


◆クビになった

6月30日をもって、2年間勤めていたアルバイト先をクビになりました。

この仕事は、僕にとって大きなメリットがありました。
そのメリットは、以下の通りです。

1.勤務地が自宅からジョギングで10分(通勤時間が最少)
2.拘束時間が基本8時間
3.仕事内容に、適性とやりがいがあった

新たなバイト先を探してみると、1のメリットを満たすことさえできませんでした。1のメリットを満たすには、時給の安い所で良しとせねばならないのです。

それでは妻のゆかりちゃんが、しかめっ面になってしまいます。

ゆかりちゃんを笑顔にするには、片道(ドアツードアで)約1時間の通勤時間を許容するしかありませんでした。


◆新たな副業は「正社員」

2の、拘束時間が8時間なんてバイト先はありませんでした。休憩時間が1時間加わるので、最少でも9時間なのです。それ以下で探すと、1日4時間とかです。

これでは、ゆかりちゃんの顔が般若になりかねません。

紆余曲折あって、とある会社の正社員になりました。
副業は「正社員」です。

そして僕の文筆業は、毎日約3時間も減少しました。
拘束時間が9時間になり、通勤時間が片道1時間かかるからです。

そして、なななんと!
新たな職場は残業が多かった…。先月は50時間、今月は60時間です。
その分給料は多くなりますが、文筆業は、ほとんどできないのです。

僕は、この副業「正社員」を、即、辞めたくなりました。


◆「所詮、その程度の覚悟ただった」

キングコング西野亮廣さんの12月27日のサロン記事が、僕に刺さりました。
サロン記事は公開NGなのですが、たった3行なので大目に見てもらえるでしょう。

「面白いアイデアを考えるけど、そのアイデアを形にする為の資金繰りはしない」というクリエイターを、僕は「ピュアなクリエイター」とは呼びたくなくて、「所詮、その程度の覚悟だった」と見ています。

この文章が僕に刺さりました。

僕には、書きたい小説、脚本、それらの具体的なアイディアが数個あります。

では、それを実現するために、

僕は必死になって、資金作りをしているか?
それを世に広く届けるために、全人生を捧げるだろうか?
僕は、僕のアイディアに残りの人生を懸ける覚悟があるだろうか?
それほどに今すぐ、何が何でも書きたい作品なのだろうか?
ゆかりちゃんの笑顔を曇らして、
それでも尚、書きたいモノなのだろうか?

僕の答えは、です。

僕は、作品を書き上げたいが、その覚悟は全然足らない。
そんな、僕の本心に気づきました。

西野さんの言うとおりでした。
僕の覚悟は、正に、その程度だったのです。


◆1周回って

その程度の覚悟ですが、「でも、いくつかの小説は書き上げたい」と、僕は本心から思っています。死ぬ前に書き上げたい。

そこにウソはありません。

「ならば、趣味でイイじゃないか」
「ちょっとずつ書けばイイじゃないか」
「普通は、趣味からスタートするよ」

僕の中の、リトルじょーじが言いました。

文筆家を名乗り、4年と9か月。
一周回って、誰もが思いつく所に着地しました。

趣味から始めれば良いのです。


◆書く仕事に応募してみよう

「はっ」と、閃きました。

どうせ正社員で、残業も多いのならば。
通勤時間も片道1時間かかるのならば。
「書く仕事」を、探してみたらどうだろうか?

キツクても、残業が多くても、それが書く仕事ならば、耐えられる。
ライターとか編集とか、そんな募集は無いだろうか。

インターネットで検索してみました。
募集している会社がありました。

採用してもらえるかは分かりません。
でも、応募はノーリスクです。
採用してもらえなくても、今の仕事を続ければ良いだけですから。


この、年末年始休暇を使って、新たな職探しを始めます。
このnoteも、プロフィールや固定記事やマガジンなどを、リニューアルしなければなりません。

少しずつ、前に進めます。

ちなみに僕は、「文筆家」という肩書は変更しません。
文筆だけでは食っていけず、止むを得ず「正社員」をしているだけです。

売れない芸人も、売れない俳優も、決してフリーターではありません。
売れていない「芸人」であり、売れていない「俳優」です。

僕も、それと同じなのです。


◆〆

来年も、今年の後半と同じように、まともな記事は、なかなか投稿できないと思います。
stand.fm(YouTubeラジオ)の紹介が9割を超えると思います。

でも、八風さんをモデルとした短編小説を書き上げます。
2025年中に書き上げます。

あと、それとは別に、週に1記事だけでも、何とか「記事」を投稿したい…。
2週に1記事だけでも…。

どうか、来年もよろしくお願いいたします。





おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1681話です
※僕は妻のゆかりちゃんが大好きです



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奈星 丞持(なせ じょーじ)|文筆家
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