第41話　アンビリバボー

ゆかりちゃんは今、大好きな『家、ついて行ってイイですか？』を観ている。

なかなか面白いことを、やらかしてくれないので、今日は過去の日記からネタ（事実）を引っぱり出します。

ここから日記

2019年9月26日(木)

アンビリバボーを観た。

慶応大のラグビー部、1年生。ストイックに練習に取り組んでいる。

悲劇の主人公の名は杉田。

練習試合中の事故で、全身麻痺になる。頸椎を損傷して、一生歩くことはできないと診断される。

ケガをした当人はもちろん辛い。

そして監督も辛い。

入院直後見舞った監督。全身が動かない杉田。

かける言葉が、出ない。

僕の眼から涙がこぼれる。

12年越しで、約束だった富士山の頂上を目指す。「一生歩けない」と診断された彼が。

行けるのか。

仲間が支える。奇跡が起こる。

僕は号泣。

ゆかりちゃんが言った。

「すごい若白髪やなあ～」

日記　おわり

最近は、僕もゆかりちゃんも歳のせいで、涙もろくなってます。

が、

僕の方が、10倍は泣きます。

感動や悲しみに弱いのです。

ゆかりちゃんが冷たいのではありませんよ。

涙のツボが、僕とは違うのです。

僕が平気なのに、ゆかりちゃんが泣いているときもあります。

10回に1回ですけど。

僕が涙もろいだけです。

でも、あのタイミングで白髪に注目できるのは、なかなかいないと思います。

僕は、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。