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女性だって話を聞かない! 証拠だってある! 妻は僕の話を聞かないぞー!
昔読んだ、名著です。
アラン ピーズさんとバーバラ ピーズさんの、ご夫妻の共著です。
著者のお2人は、「男性と女性は、もはや別の動物です」と言っています。
男性と女性の違いをユーモアたっぷりに、かつ、分かりやすく教えていただきました。
◆話を聞かない男
女性は、会話を楽しみますよね。
会話することが目的です。
しかし、男性は、目的があるから会話をします。
女性は、会話が目的なのに、対して男性は、会話は手段にすぎません。
これは、『ショッピング』も同じです。
女性は、ショッピングに出かけることが目的。
男性は、『あるモノを買う』という目的を達成するために、ショッピングに出かけます。ショッピングは手段です。
『会話』に、話を戻します。
妹には、用事があってもなくても、電話しやすいです。
でも、弟には用事がないと電話できません。
「なんの用?」って、100%問われますから。
◆地図が読めない女
妻のゆかりちゃんも、地図が読めません。
はじめから、地図を見る気がない、と感じます。
これは、空間把握能力の違いからだと、著書にあった気がします。
男性は、数百万年も続く長~い狩猟時代に、動物を獲るという任務を担っていました。
獲物に逃げられないように、向こうにも、アッチにも、ソッチにも、待ち伏せを配置して……、などという空間把握能力が必須だったのです。
また、遠くまで狩りで出かけても、ちゃんと自分の住む村に戻らなければならなかった。
これを可能にするのも、空間把握能力です。
ゆかりちゃんは、道順を、お店や建物などを目印にして憶えますが、狩猟時代には、お店も建物もありません。
鳥の目線になって、そういう想像を脳内でおこなって、今、自分はどこにいるのかを把握する。
遠くまで狩りに出かける男性にとって、重要な能力だったワケです。
著書の受売りで、かつ、読んだのは遠い昔ですが、大きくはあっているハズです。
◆ユーモアの一例
第6章に書かれていたような、そんな記憶がなぜかあるのですが、
「男性は、SEXするために結婚する」
「対して……」
「女性は、結婚するためにSEXする」
とあり、思わず笑っちゃいました。
「確かに!」と膝を叩きました。
◆本題
さて、ここからが今日の記事の本題です。
ここまでは前置きです。
僕は、男性だけではなく、女性も話を聞かない と思うにいたりました。
これを、解説いたします。
・男性は、女性の『感情』を察するなんてムリ
(女性って、ものすごく共感を求めるよなぁ)と、僕は感じます。
「わかる~」「あるある~」「そうだよね~」「それは辛かったよね~」「メッチャ楽しそう」、などという共感です。
ハタで見ていて(本当に?)と思うことも多々あります。
それを、ゆかりちゃんに聞いてみると、そう思っていなかった場合でも、「わかる~」と言ってあげるのがマナーというもの、という感じでした。
ごく稀に、かつ、ごく親しい人にだけ、「え? 私は違うなぁ」と言ってもイイ感じ、ですかね。
「その事象があったときの、そのときの私の気持ちを分かって!」
これが、女性の会話のメインディッシュっぽいですね。
そして、できれば、その感情は、自分からは言いたくないのです。
いわゆる、「察して」というヤツですね。
言って分かってもらうより、
言葉にしていないのに、分かってもらえた。
察してもらえた。
この気持ちは私だけじゃない。
彼女も同じなんだ。
嬉しい!
こういう感じなのでしょう。面倒くさっ!
男性を代表して言わせていただきますと、
「言ってくれないと分かりません」
です。
あと、
「同じ気持ちって、そんなに大事なの?」
です。
理解し合えないのが、男女です。
別な動物なのです。
このような違いから、
彼女「ねえ、聞いてる?」
彼氏「あ? ああ、聞いているよ」
彼女「じゃあ、今私、なんって言った?」
彼氏「ん? 職場のSさんがヒドイ発言をしたんだよね。聞いてたよ」
彼女「なにか言ってよ」
彼氏「まあ、聞き流したらイイんじゃない?」
みたいな、すれ違いが起こるのです。
彼女は、そのときの自分の感情に寄り添ってほしい。
でも、彼氏に、そのときの彼女の感情を察することは、ほぼ不可能です。
これは、これまでに多くの人が説明してきました。
簡単に言うと、
「男って、ホント、女心を分かっちゃいない」
ってヤツです。
男性が55歳くらいにならないと、女心って、分かりません。
55歳になっても、まだ90%くらいは分かりません。
・女性は、男性の『ロジック』に興味などない
男性は、理解を求めたい動物なのです。
または、理解を深めるために、健全な『議論』を行ないたい動物なのです。
自分のロジック(議論の筋道。論理)に共感してもらうのは嬉しい。
でも、嬉しいとか悲しいとかという、感情への共感は不要です。
分からなくってイイ。
分からないものだろうし。
分からないけど、あなたを信じるとか、
分からないけど、あなたのそばにいるねとか、それで充分なのです。
感情なんていうあいまいな、自分でもちゃんと理解していないものに、
「同じ気持ちだよ」なんて言われても、どうもピンときません。
同じでもイイし、違ってたってかまわない。
そんな感情ではなく、
自分の思考、
考え、
理論、
それらを、正確に、理解してほしい。
コッチの欲求が、何十倍も強いのです。大きいのです。
男性の会話のメインディッシュは、ロジック(議論の筋道。論理)です。
どうして、そういう事象が発生したのか?
どうすれば同じ事象を避けられるのか、
どうすれば同じ事象を再現できるのか、
などに、興味関心があるのです。
男性が事象を話すのは、次に自分が考えた仮説や推論を語りたいからで、要は前置きです。
だから、事象を説明したときに「それは辛いね」とか、「分かる分かる、同じことが私にもあったの」なんて、まったく不要なリアクションです。
正しいリアクションは、前提となる事象を言葉にして確認して、
「で、で、それで?」と、続きを聞きたい!という心と表情をすることなのです。
感情の共有より、こっちが断然にオモシロイと思っています。
それが男性です。
このような違いから、
彼氏「ねえ、聞いてる?」
彼女「え? ええ、聞いているわよ」
彼氏「じゃあ、今オレ、なんって言った?」
彼女「少子化だから投票率が上がっても意味ない、でしょ?」
彼氏「おお(聞こえてはいたのか)、で、でどう思う?」
彼女「は? どうでもいいわ、私には難しくて分からない(興味ない)」
みたいな、すれ違いが起こるのです。
これは、僕のオリジナルな見解なのでしょうか?
世界中の中で、1万人くらいは、思っているのかなあ~。
でも、言語化されていただろうか?
僕が知らないだけで、100人くらいが言語化しているかもなあ~。
とにかく!
実は、女性だって男性の話を、聞いてなんかいません!
女性は、男性の理論や理屈を、チャンと聞いてなんかくれません。
女性だって、男心を、チットも分かっちゃいない!
交際前と交際初期だけ、一生懸命聞くのです。
その、わずかな期間だけでさえも、一生懸命聞くフリかもしれません。
要は、僕が言いたのは、
「男だけが話を聞かない、って言うな」
ってことです。
◆〆
ピーズ夫妻にならって、僕も、ゆかりちゃんと共著しようかな。
その前に、『いいかい、タケルくん』のタブー編を書かなきゃだし……、
その前に、ぷち伝記を、何人か書かなきゃだし……。
唐突ではありますが、
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。
チャオ!
※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1031話です
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