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あなたの部下は自社商品(サービス)を愛しているか? あなたは部下を、真に愛しているか?

西野亮廣さんは、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』を運営されています。

西野さんが毎日2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿されて、サロンメンバーだけが読める、というサービスです。
月額980円の会員制メルマガ、という感じですね。


西野さんの記事に対して、僕は、
コメントを書いています。毎日です。
感想をTwitterでツブヤキます。毎日です。
③西野さんの記事をコピペ保存しています。

* * *

オンラインサロンのルールに【サロン記事、公開NG】があります。
でも、もう1つルールがあります。

【サロンの記事は、1年後なら公開OK】です。

そこで!、僕のnoteでは、

①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)
②その記事への僕のコメント
③その記事への僕の感想ツイート
④僕なりの解説(じょーじのいらん解説)

これらを毎週土曜日に、投稿させていただきます。
では、let'sサロン!

◆2021年12月29日(水)

・記事のコピペ

おはようございます。
堤下君のイメチェン(ヘアカラーを変えたよ)が完全に成功していることが悔しくて仕方がないキングコング西野です。
さて。
今日は『毎週キングコングin日本人武道館のチケット発売の裏で起きていたこと』という生々しいテーマでお話ししたいと思います。
#こういうのをリアルタイムで共有するの楽しいっす
最終的にはチームビルディングの話に着地しそうな気がしています。
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▼ チケット販売の裏で……
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来年の2月28日に開催する『毎週キングコングin日本武道館』のチケットが、先週末に発売となりました。
★こちら→リンク

コロナ禍での大箱(5000席を超える会場)でのチケット販売&購入の煩雑さは、先日のVoicyで話した通りで、とにもかくにも大変です。
会場や時期によってルールはマチマチなのですが、今の日本武道館のルールだと「他人(一緒に来た人以外)とは一席空ける」「並び席で買えるのは2席まで」というのがあったりします。

厄介なのが、このルールですら、コロナの状況で変わってしまう…というところ。
チケットを販売している途中に、「そこまでソーシャルディスタンスをとらなくてもイイっすよ」というお達しが政府からきたりします。
その時は、チケットを追加で販売することになるので、場合によっては、座席の並びをゼロなら組み直さなきゃいけないこともあります。
とにかく「大変」なんです。

そんな中、『毎週キングコングin日本武道館』のチケットが(先週の土曜日に)発売されたわけですが、実は、チケット発売の裏で様々なゴタゴタがありました(笑)。

まずは「ローチケで『キングコング』と検索しても、販売ページが出てこない問題」
これに関しては「オフィシャル先行(※まだ一般発売ではない)って、そういうものだよ」というところなのですが、その情報がチームに共有されておらず、少しだけワタワタ。
幸い、武道館イベントの告知は僕のVoicyとキングコングのYouTubeチャンネルでしかしていなかったので(=Voicyリスナーとキングコングのチャンネル登録者さんが見込み客なので)、VoicyとYouTubeチャンネルの方で、「オフィシャル先行のリンクを共有する」という形で切り抜けつつ、ローチケさんに対して、「オフィシャル先行だけど、一般の方も検索できるようにしてください。年末休みに入るまでに!」という鬼交渉。
「明日(日曜日)は営業はお休みで、明後日(月曜日)が年内最後の営業になるのですが…」
と返ってきたので、「ならば月曜の朝イチで対応にあたっていただいて、月曜日中にシステムを変更し終えてください」とお願いする西野先生。
“問答無用”とはこのことです。
#嫌われろ

「検索問題」
に関しては「なんとかする」という方向で話がまとまったのですが(無事成功したので、今は検索できます!)、もっと厄介だったのが、あらかじめ用意しておいた「一人席」「二人席」“割合”の問題です。

「他人とは一人席空けなきゃいけない」
という武道館のルールだと、たとえば10個の椅子を「一人席」で埋めようと思ったら、合計5席しか販売できません。
だけど、10個の椅子を「二人席」で埋めるなら、「二人席×3枠」+「一人席×1枠」なので、合計7席販売することができるんですね。
10席で、二人分の差
が出てくるんです。
単純計算すると、5000席だと、1000人分の差が出てきます。
仮にチケット代が1万円なら、売り上げに1000万円の違いが出るわけですね。
なので、運営からすると、なるべく「二人席」を売りたいところです。
#友達を誘って一緒に来てくれるのが嬉しい

…という様々な事情を踏まえた上で
、チケットのアレやコレやに関してはイベント会社さんにお任せしていたのですが、蓋を開けて見ると、用意されていたのは「一人席」が2割で、「二人席」が8割。
このままだと、「一人席」が完売したら、「もうキングコングのライブは、一人では参加できない」ということになってしまいます……そして、「一人席」はソッコーで完売しました。
#秒殺でした
もちろんイベント会社さんは1ミリも悪くなくて、イベントのこと(主催である僕らの会社のこと)を考えてくださった上での「一人席=2割、二人席=8割」という判断だったのですが(ちなみに先月のサーカスは、もっと一人席が少なかったよ)、結果的に「一人席」はチケット販売開始直後に完売。

「キングコングの武道館ライブは、一人では参加できない」
という状況になってしまいました。
「読みを誤った」
といったところでしょうか。
#僕の責任です

しかし、ここからが腕の見せ所。

「一人席」
チケット完売の3分後緊急のZOOM会議が開かれ、秒速で状況を確認します。

せっかくなので、こういう緊急時の僕らの「会議の進め方」を皆さんに共有します。
それはビックリするぐらいシンプルで、僕らが確認(会議に参加しているスタッフに共有)することは以下の二つ。

① 絶対に覆せないものは何か?
② 頑張れば覆せる可能性があるものは何か?

会議の無駄を省く時には、特に「1」共有が大事です。
「1」に関しては、どれだけ話し合ったとことで変わらないので、もうこれ以上、話し合わないどころか、「1」に感情を使うこと(感情を奪われること)も全員で一斉に辞める。
「議論しない事柄を決める」
といったところ。

今回の場合だと、「他人(一緒に来た人以外)とは一席空ける」や「並び席で買えるのは2席まで」といった条件は、ローチケさんや、イベント会社さんが設けたルールではなく、武道館が定めたルールなので、覆せません。
なので、会議では、その条件に対して「なんだよ、そのルール」みたいな文句タイムを1秒も設けない。

次に「頑張れば覆せる可能性があるもの」をリストアップ。
「用意していた『二人席』をバラして、『一人席』として売ることは可能なのか?」
「可能だとしたら、『一人席』の再販
は月曜日中(年内)やれるか?」
運営の方で、二人席を“並び(二人席+空席+二人席)”で事前に確保しておいて、『4人席(間に一席の空席が入る)』を販売することは可能か?」
可能だとしたら、どの販売サイトで販売できるのか?
それは、月曜日中(年内)にやれるか?」

…といったことを高速で詰めていきます。

この調子でやれば、会議は7〜8分で終わって、あとの時間は作業&交渉に充てます。
そうして、土曜日の夕方に発生したトラブルは、月曜日(年内)には無事に解決していました。

さて。
話は、ここからなのですが
(今日は少し長くてごめんなさい!もうすぐ終わります!)

…今、お話ししたことって、担当しているスタッフ(※今回は僕や田村P)次第では「ああ、そうなんですね。一人席を2割で出しちゃって完売しちゃったから、あとは、二人席を頑張って売るしかないんですね。一人席の機会損失に関しては、しょうがないんですね」終わらせてしまうんです。

「いやいや、なんとか可能性があるだろう?」
と、食い下がるスタッフと、食い下がらないスタッフがいる。
「食い下がるか否か」
によって、チームの利益が大幅に変わってくるので、チームとしては当然「食い下がるスタッフ」がいた方がいいわけで、これに関しては、

そのスタッフが、携わっているプロジェクトや、チームを愛しているかどうか?に尽きます。

生々しい言い方をすると、「チームの為に怒れるか?」という。

トップダウン型
(これ自体は悪くない)で、スタッフを兵隊のように働かせているチームには、こういった緊急時の「ねばり」が生まれないので、どうしても弱くなる。
#リアルに売上が下がる

チームリーダーが「チームの利益を最優先に考える人」だというのならば、その仕事は、
「スタッフに、チームや、プロジェクトを愛してもらうように持っていくこと」
「怒りが生まれるほど愛してもらうこと」
で、ここは絶対にサボっちゃダメだよなぁということを自戒を込めて記しておきます。

現場からは以上でーす。

・僕のコメント

スピードが半端ない!
「怒りが生まれるほど愛してもらうこと」Tシャツ(プリントTシャツ)を、妹尾さんに注文しようかなぁ。

妹尾せのうさん:僕の、この記事のTシャツを作ってくれた方。Tシャツのクオリティーが高く、かつ、好きな写メなどをプリントしてくれるのです。


・僕のツイート

近未来「社員」「部下」という言葉が消えるかも。全員個人事業主の方が良くない? そうなる未来って考えすぎかな? 考えすぎなのかもしれないけれど経営者感覚を持った方がイイし、労働者意識は捨てた方がイイ。若者よ、ここでビジネスマインドを磨け!

・じょーじのいらん解説

僕には、
「顧客満足を上げるには、まず先に、従業員満足を上げなければ不可能」

という持論があります。

この持論は、30年前に抱きました。
今も変わらず、抱き続けている持論です。

西野さんの記事の、最後の、

チームリーダーが「チームの利益を最優先に考える人」だというのならば、その仕事は、
「スタッフに、チームや、プロジェクトを愛してもらうように持っていくこと」
「怒りが生まれるほど愛してもらうこと」
で、ここは絶対にサボっちゃダメだよなぁということを自戒を込めて記しておきます。

この文章の意味と同じです。

「売上を上げろ!」
「無駄な経費を使うな!」

とか、
「顧客第一主義を実行しろ!」
などと、檄を飛ばしたって無駄です。

スタッフが、
「売上を上げたい!」
「無駄な経費を削りたい!」

とか、
「お客さんを大事にしなければ!」
と、スタッフ自身の心の中から思わない限りムリだからです。

まさか、
「思え!」
と命じて、思うハズもなく、

経営者や管理職者(リーダー)は、どうすれば、そう思ってくれるのか、真剣に考えなければなりません。

会社やチーム、自社商品や自社サービスを、スタッフに、愛してもらうには、どうしたら良いのかを。

商品やサービスのクオリティーを上げるのは最低条件です。
そこは、当たり前に磨き続けて、その上で、悩み考え続けなければならないと思います。


◆西野亮廣エンタメ研究所

月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。

投稿されるのは、西野さんの活動を、現在進行形で報告
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。


具体的には、以下の通りです。

・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、活動報告『作品制作』(都度都度、途中経過を報告)
・現在の、活動報告『マーケティング』(事前に解説 ときに答合わせ)
・現在の、活動報告『チームビルディング』(経験談の共有)
・現在の、感情や心象の吐露とろ(主に日曜日)

ライブDVDの、メイキング映像です。
あれです。
西野さんの作品や活動のメイキングです。

後出しではなく、先出しのメイキング。進行形のメイキング。
生中継的メイキング発信なのです。


作品が生まれる過程。途中経過。実験。
ヒットさせるための広告や、あの手この手。(最先端の手法が多い)
それらを進行形で知れる

数万人が参加する理由は、メッチャ勉強になりメッチャ面白いからです。


参加はこちらから ↓


◆キンコン西野さんの朝礼

西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。

だいたい朝の7時ごろです。
二日酔いで、ちょいちょい配信が遅れたりしますが 笑。





チャオ!


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1021話です
※僕は、ゆかりちゃんが大好きです






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奈星 丞持(なせ じょーじ)|文筆家
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