美味しいは舌だけではなく,「歯」「鼻」「ノド」「上あご」などもあると思う
僕は今55歳。
これまでの人生で、家族や友人に数回ほど語った持論があります。
この持論は1度も共感されたことがありません。
【味】に関することです。
短文ですので、ぜひお付き合い願います。
コメントをいただけたならメッチャ嬉しいです。
◆歯が美味しい
歯が美味しい食べ物が、僕は、かなり好きです。
アワビのお刺身
ヘリの黒いところです。コリコリして美味しいのです。
もとい。
正確に言い直しましょう。
コリッコリして美味しいのです。
中華クラゲ
やはりコリコリして美味しいですよね。
山くらげも美味しいです。こちらはレタス科の植物ですなのですが、食感が中華クラゲによく似ています。
しば漬け(キュウリ)
なすはコリッコリしません。ゆえに、しば漬けはキュウリに限ります。
銀だこのたこ焼き
外の「カリッ」は、歯の美味しさです。
トーストの外側の「サクッ」も、唐揚げやフライの「サクッ」も、甘鯛の松笠揚げの「サクッ」も、全ては歯で味わう美味しさです。
◆鼻が美味しい
たぶん、「美味しい」や「好き」に、1番影響を与えるのが香りです。
匂いです。
蕎麦
鼻が美味しいのです。
蕎麦を噛み、あえて息を鼻から出す。
美味しい蕎麦とは、蕎麦の香りがする蕎麦です。
雲丹
美味しいウニは、鼻で味わいます。鼻が90%です。
海の香りがします。
「磯の香り」ではなく「海の香り」です。海を食べた感覚になります。
わさび
やはり鼻が美味しいですね。
チューブタイプの練りワサビなら、悶絶するチョット手前。
かなりツーンときて、でも悶絶ではない。
あの、ちょうどイイ量をつけて食したいものです。
チューブの和のカラシも同じですね。
おろしたての生わさびなら辛さが控えめですので、ツーンという感覚を楽しむのではなく、わさび本来の香りを楽しみます。
山椒の美味しさは、この生わさびと同じで香りそのものを楽しみます。
ブラックペッパー
ブラックペッパーも鼻ですね。
僕は、ブラックペッパー(粗挽き)はGABANが大好きです。
コショウの辛さはあまり感じません。香りがイイのです。
辛くしたい場合のコショウは、細引きがイイと思います。
コゲ
「コゲは調味料」という名言は、笠原シェフのお言葉です。
苦味以上に、香ばしさがコゲの良さでしょう。
鼻が美味しいのです。
◆ノドが美味しい
ノドが美味しい代表例は、言わずと知れた、ビールです。
生ビールです。
のどを鳴らさず、チビチビとお猪口の日本酒を飲むかのようにビールを飲む。
あれは是非、やめていただきたい。
ビールに失礼です。「グビッ、グビッ」と、ノドで飲みましょう。
うどん(讃岐うどん)
僕は、うどんもノドで楽しみます。
ツルツルの喉ごしを味わいたいのです。
ですから、あまり何度も噛んだりはしません。
ただ、
つい近頃、確かTVで観ました。
「うどんはよく噛んで食べると美味しい」
「小麦粉の香りを味わうのだ」
と言っていたのです。これはカルチャーショックでした。
でも、これからは何度か試してみます。
果たして、うどんはノドか? それとも鼻なのか?
◆上あごが美味しい
チョコレート
チョコレートは、上あごで楽しみます。
上あご辺りにたたずませて、舌で楽しむのです。
苦さと甘さ。そして香り。その3つを同時に味わいます。
ウイスキー(ロック)
美味しいウイスキーをロックで飲むと、「甘い」と感じます。
ウイスキーはビールとは逆で、グビッと飲んではイケません。
口に、ごく少量を含み、チョコレートと同じように味わいます。
ごく少量。
これがコツです。この美味しさを知ったなら、ウイスキーを水割りにするのが邪道に感じますよ。
◆〆
この持論、妻のゆかりちゃんには共感してもらえません。
食の好みも、かなり違います。
明太子が嫌いな人間がいるなんて、最初、僕には信じられませんでした。
サクマドロップの中で、「ハッカが1番好き」も信じられませんでした。
煮物には「砂糖を使わず、味りんのみで」という提案も却下されます。
でも。
そんなのは関係ありません。おっぱっぴーです。
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。
おしまい
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