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『silent』のシナリオブックを読んでいますが、その前に…

ドラマ『silent』のシナリオブックを読んでいます。
ドラマは50%くらい観ました。

シナリオブックを読んでいて、「もう1度、ちゃんとドラマを観よう」と思っています。
ドラマを楽しみたいからではなく、文筆家としての勉強のためです。

これから、ときどき、このドラマに関する記事を書くと思います。

その前に、いくつか前提となる情報を共有したい。
今日は、そんな内容になります。

◆まずは、動画をご覧ください

動画は、短くありません。(要するに、長いっす)
しかも2本です。


あなたの貴重な時間を奪うことになります。
しかし!
時間を投資する価値が、間違いなくあります。

その価値とは、あなたの常識が変わることです。もちろん良い方に。

僕たちは、無自覚に、差別をしています。
つまり、無自覚に、誰かを傷つけているのです。

これが変わります。

その内容や解説を、ここに簡単に書くことも可能ですが、
それでは浅く分かっただけになることでしょう。
肚落ちまではムリ、じゃないかな。

なので、是非、YouTubeを視聴して欲しいです。
何かをしながらの”ながら聴き”(視聴の方がより良い)でも、ほぼ内容を理解できます。


◆アーロン収容所

昔、勧められて読んだ本です。


この本は読まなくても大丈夫です。
解説します。

Amazonの説明文を引用します。

イギリスの女兵士はなぜ日本軍捕虜の面前で全裸のまま平気でいられるのか、彼らはなぜ捕虜に家畜同様の食物を与えて平然としていられるのか。ビルマ英軍収容所に強制労働の日々を送った歴史家の鋭利な筆はたえず読者を驚かせ、微苦笑させながら、西欧という怪物の正体を暴露してゆく。激しい怒りとユーモアの見事な結合と、強烈な事実のもつ説得力のまえに、読者の西欧観は再出発をよぎなくされよう。

意識して見下すのではなく、
無意識に見下している。

この残酷さが、飄々と語られています。
真の差別の恐ろしさ、を考えさせられた。そんな1冊でした。


◆サンクチュアリ

僕たちも、無意識の見下しをしています。
無意識に差別しています。

僕は、この漫画で学びました。


この漫画も読まなくて大丈夫です。
解説します。

主人公の浅見(国会議員)は、アメリカの代議士に、こう言いました。
「あなたたち白人は、無意識に、我々日本人を見下している」

アメリカの代議士は、「なにを根拠に?」と、怒りをあらわにしました。

浅見は、次のように答えまます。
「私たち日本人も、日本人以外のアジア人を、無意識に見下している」
「だから、分かるのです」

僕が、この漫画を読んだのは、約30年も前です。
そのとき僕は、こう思いました。

例えば……、
僕の友人が『国際結婚した』と言ったときに、その結婚相手が欧米人なら、憧れ羨ましいという気持ちを抱くだろう。
だがもし、その友人の結婚相手がアジア人ならば、僕はリアクションに困ってしまう……。
決して、その友人を羨ましいとは思わない、僕がいる。


◆無意識は、より酷い

無意識は、より酷い。
『アーロン収容所』(会田雄次著)を、読んで感じたことです。

僕は、この本を読んで、

無意識の差別無意識の見下しって、
意識して行なう差別や、自覚している見下し以上に、
もの凄く酷い行為、なのではないか。

と思ったのです。

この考えは、今でも変わっていません。
むしろ今は、確信しています。

意識して差別するとか、意識して見下すとかは、眼中にある のです。
それに対し、
無意識で差別するとか、無意識で見下すとかは、眼中に無い のです。

眼中に無いフリをする、という意地悪をしているのではなく、
本当に眼中に無い。
見えているのに見えていない。

真の無関心。

これでは、対象者は、ハエ以下の扱い以下です。
蚊、以下です。
ゴキブリ以下です。

無意識とはいえ、そんなつもりは無かったとはいえ、誰かを、そんな扱いにしているって怖ろしいことで、とても許されることではありません。


◆影響をくださった記事と動画

ひろさんや、hanasakiさんの、以下の記事に影響を受けて、
この記事を書きました。


この動画は、僕の仮説の”検証”にもなって、とてもありがたかったです。
ほのぼのとしていて、かつ、面白い(&興味深い)動画でした。


◆この前提を踏まえて

今後、この前提を踏まえて、
ドラマ『silent』のシナリオブックを読み、ドラマを観なおします。

すでに、シナリオブックを読んだ印象と、ドラマを観た印象の”違い”を感じています。
脚本家の生方美久さんも、もしかしたなら、映像化されて戸惑ったシーンもあるのでは?と思った箇所もあるのです。

文字と映像では、伝わる【濃度】が異なります。

シナリオブックを読み終わり、ドラマも観直して。
さらに考察してから……。

いくつかの記事を書く予定です。






※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1012話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです


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