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第494話 僕は運がイイ! クレームと、浅見帆帆子さんと、鴨頭さんに感謝です


僕は、本当に運がイイ!
本当に、そう思うのです。

昨日、クレーム対応に失敗しました。

その結果、僕は、僕の精神(マインド)を「正そう」と思いました。
この経緯と、どう正すのかを、この場でもって報告させていただきます。


◆電話

営業所の電話が鳴りました。

他の営業所(他部署)からの電話でした。
簡単に言うと、「こちらにクレームが入りましたので、対応をお願いします」という内容です。

クレームの内容は、

・外で業務をしている「現場スタッフ」への苦情
・苦情の電話主は、「お客様」ではない(善良なる一般人)
・車と車(ドライバーとドライバー)の、運転マナーへの苦情
・「自分も悪かったかもしれないが」と言っていた
・それにしても、クラクションが長すぎる
・そして睨まれた
・御社は、どんな社員教育をしているのだ

と、他部署の方から丁寧ね伝言が添えられました。

この問題ならば、僕の営業所が対応して当然なのです。
その現場スタッフは、当営業所のスタッフですから。

これは、まあ、ときどき受ける苦情です。

ドライブレコーダーを確認して、とも思いましたが、それは、そのスタッフが戻ってからで良いと、僕は、そう判断しました。
途中で戻らせるほどの『緊急事項ではない』という思いと、苦情の主が正しいとは限らないからです。

ここのところ、苦情の主の方が「明らかに悪い」というケースが、数回続いています。

ちなみに、この苦情を作った現場スタッフというのが、5日前に僕に「バカ」と言った、関根くんでした。


僕は正直、関根くんに関わるのが嫌でした。

彼を思って、適切な指導をしようという愛情もありませんし、
この問題は、後日、上司の判断に任せればいい、と思ったのです。


◆苦情主との会話

「ドライブレコーダーを、確認しないで電話してくるのは、順番がおかしいだろう!」「まずは確認しろ!」と、ときに苦情主の怒りを、増大させる場合があります。

それとは逆に、「とにかくすぐ電話するだろう」と、叱られる場合もあります。

急いでスタッフを呼び戻すと、スタッフは全く悪くない場合、「社員よりクレーマーの方を信じたのですね」という空気が漂います。

要するに、どの対処方法を選択しても裏目に出ることはあるのです。

ま、今回は、クラクションを鳴らしたというので、うちのスタッフの非は、この点については明らかですが…。


僕は苦情主に、『即、電話する』を選択しました。
別段、これといった不安を抱えてはいませんでした。

名乗って、すぐに、
「不愉快な思いをさせてしまいまして、大変申し訳ございません」
と、僕はまず、謝罪しました。

「ちょっと、酷すぎるわぁ」
「クラクションを鳴らされたし、長いし、そんで、睨まれたからね」

「申し訳ありません」
「このあと、ドライブレコーダーを確認しまして適切な指導をいたします」
「その上で、改めてお電話を、営業所の責任者から差し上げます」

このあと僕は、ただただ平謝りが続きました。

以下は、苦情主の方の言い分(実際の発言)です。

「その、ドライブレコーダーを確認せんと謝れないって感じ、なに?」
「こうして電話するって、よっぽどだとは思わんの?」
「大した事ないのに電話するクレーマー扱いか?」
「そう、ホンの少しでも思わせたらアカンとちゃうか?」
「なんで休日に、こんな不愉快な思いせなアカンねん」
「あんたがオレの立場だったらどうや?」
「どう思う?」

僕は、いろいろ思うことはありましたが、ただただ平謝りです。

「あんたからは、ただ謝っとけばいいだろう的な、浅さを感じるわ~」

そして、
部下教育論、組織論、経営論、倫理観、と、長い長い正論が続きます。

ただただ傾聴です。
相づちが軽くならないようにと気を使いながら、かつ、「聞いてんのか?」とならないように、適度に相づちを入れました。

最後は、

「謝る気があるのならば、月曜日にでも責任者が電話してくればいい」
「電話、出れるかどうかは、わからんけど」

となり、

「不愉快な思いをさせてしまいまして、申し訳ございませんでした」

といって、電話を切りました。


◆鴨頭さんのVoicy

僕は、悶々としました。
でも、割とすぐに、その朝聴いたばかりの、鴨頭さんのVoicyを思い出したのです。

それは、前にも聞いていた回の放送で、この時が2.5回目の聴取でした。


浅見帆帆子さんの著書『あなたは絶対!運がいい』について、鴨頭さんが語っていまして、
このとき僕が思い出し、思考に浮上したのは、

「予想もしていなかったマイナスな出来事は、今の自分の状態への、注意をうながす『警告』のサインです」

というメッセージだったのです。

良くない出来事を見逃してはいけない。
それは改善のサイン…。

今日の、この出来事は、どんなサイン、『警告』だったのだろうか?


◆精神(マインド)を点検

神さまは、これから個人事業主となる僕に、何らかのメッセージを送ったのだろう…。
それは、どんなメッセージなのだろうか?

そもそも、5日前に、関根くんとモメているし、これだって、神さまが
「気づけ!」という、メッセージだった可能性があるのかも…。


よし!

神さまの意図を、探し当ててみよう。

このクレームは、なぜ、僕に発生したのか?
僕は、どんなマインドで、電話しただろうか?

・もう管理者として、ここには今日を入れて、あと4回しか出社しない
・この前のこともあるし、関根くんに『指導』などをする気は、全くない
・上司にやってもらおう
・上司は、明日も休みで、明後日は出社だ
・「明後日、責任者が電話致しますので」と、そう言えばいいだろう
・ドライブレコーダーを観ていないのだし…


僕のマインドは、こんなだった。
100%の、「やっつけ仕事」だった。

それが出たんだ。
苦情主に、伝わってしまったのだ。

8月15日で終わりとか、苦情主にはもちろん、それは会社にだって一切関係ない。
考慮など、されるはずもない。

そんなの、僕だけしか気にしていない。

最後まで、やるべきことを全うするのが、正しいじゃないか。
そう考えて実行する人だって、たくさんいるじゃないか。

僕の心は汚れている。
やる気がなさすぎた。
先送りにしようとしていた…。

なにより、美しくない…。


◆結論

僕の心が汚れていたのです。

それを、神さまが教えてくれたのです。

自己中心的過ぎました。

(ここで頑張っても、バカバカしい)
(ここを頑張ったところで、なんの得もない)

という、そんなマインドでした。


神さまは、関根くんや、この苦情主を使って、このことを教えてくれたのです。

こんなマインドじゃ、「事業だって上手く行かないぞ」と、警告してくれたのです。

一言でいえば、僕は、傲慢でした。

働かせていただく…。

「役に立つ」ではなく、
「もし、よろしかったら、お役に立たせてください」という精神。

卑屈になる必要はないが、傲慢になる必要はもっとない。
全くない。

礼や尊重(相手をそのまま、ありのまま見る)を、忘れちゃダメなんだ!


今回の苦情も、僕が、苦情主の気持ちに100%寄り添っていたなら
まったく違う会話になったと思うのです。

・主観を捨てて、予想など捨てて、100%の傾聴する態度で電話する
・「まずは、ご不快な思いをさせてしまいまして大変申し訳ございません」
・「よろしければ、2度目の説明になると思いますが」
・「改めて、状況を伺わせていたただけないでしょうか?」
・全てを、相手の耳、相手の目、相手の心に憑依して、想像する
・本当の傾聴をする


僕がこのマインドであったなら、僕の電話で許していただけたかもしれません。

少なくとも、僕がさらに不愉快にさせてしまうこと、これだけは確実に避けられたハズです。


◆付録

僕は運がいい!

もし、鴨さんのVoicyを聴いていなかったら?

しかも、たまたま偶然に聴いたのです。
いつものルーティンで聴いたのではなく、いつものルーティンが終わって、そのまま放っておいて、順に未聴が再生されるに任せたのです。

普段なら、Voicyを止めてYouTubeに変えます。
もしくは、話かけられたりして、ながら聴きを止めるのです。

この日はなぜか、そのままVoicyが流れるに任せました。


で、
さらに、この回は、1度聴いている回なのです。
本来「未聴」として上がって来ないのです。

たまたま、聴いたこの回を再生してしまい、「あ、これは聴いた」と、途中で止めたのでした。
その結果、Voicyのシステムは【未聴】と捉えて、自動で再生したワケです。

本当に、多くの偶然が重なっているのです。


※ここまでは、昨日(2021.8.7)会社で仮眠時間を削って書き、下書き保存した文章です。

◆加筆

今朝。
早朝です。

誰もいない事務所で、例の『ドライブレコーダー』を確認しました。
ドライブレコーダーを確認すると、誰かしらいた場合、そのほとんどの方が興味本位で寄ってきます。

なので緊急じゃない場合、僕は、無人の時間で確認するようにしているのです。

今回のドライブレコーダーを確認した結果は、

関根くんは、一切クラクション鳴らしていませんでした。

ビックリです…。

問題の発生時刻は13:30~13:40ということでした。
その前後10分間をプラスして、3回観ました。

時刻をメモした紙も、再度、見直しました。

念のため、15:30~15:40も、同じように確認しました。
「13時」ではなく「午後3時」の可能性も考えたのです。

ドライブレコーダーの関根くんは、長いクラクションどころか、短い「プ」という音さえ、ただの1度も鳴らしていないのです。

これは、いったい、どういうことなのでしょうか?

僕は、関根くんを信じたワケではないのですが、
(むしろコイツならクラクションを鳴らしたのだろうと思っていた)

仕事を終えて営業所に戻ってきた彼に、このことは一切、何も言わなかったのです。

関根くんは、苦情があったことすら知りません。

本当に、何も言わなくて良かったです~~~。
「クラクション、鳴らしちゃアカンでぇ」くらいは言おうかなぁ、と思ったのです。

言っていたなら、当然、関根くんは否定します。事実、鳴らしていませんでしたから。

でも、僕はそれを信じなかったと思います。

たとえそのような発言はしなかったとしても、心の中の「ウソつけ~」という思いは漏れてしまったことでしょう。


◆〆

今日は、この◆〆だけ書いて、投稿するハズだったのです。

まさかの◆加筆に、めっちゃ驚いています。

これは…、神さまが、

①「じょーじ、最近、ちょっと傲慢だぞ。心を正しなさい」
②「おまえでも、片方の言い分だけで判断したなぁ」
③「人間に『正しい』なんて無いのだよ」
④「あるのは、『その人の正しさ』だけなんだよ」
⑤「決めつけや先入観は持っちゃダメだ」
⑥「それは、悪い決めつけもだが、良い決めつけも持ってはダメなんだよ」

と、
たくさんのことを教えてくれたのでしょう。

昨日、①に気づきました。
そして今日。②~⑥に気づきました。

特に、僕は「双方の言い分をキチンと聞く」「それまで、つまり片方の言い分だけでは絶対に判断しない」を、強く心がけて生きてきました。

なのに、
そんな僕でも状況次第では、片方の意見だけで「それを事実」と思い込んでしまったのです。

そもそも、『事実』というものは、無いのでしょう。
あるのは、『その人の事実』に過ぎない、のだと思います。


さて、ゆかりちゃんが、どんな感想を言ってくれるのか。
楽しみです。

僕は、ゆかりちゃんが大好きなのですから。




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