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「それって儲からないぞ」「覚悟はあるのか」と警告し、子供に思いを馳せ、挑戦者には「僕も同じだ」とエールを贈る
僕は、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーです。
このサロンは、
西野さんが、毎日、2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿し、サロンメンバーだけが読める。
というものです。月額980円のメルマガ、という感じですね。
西野さんの活動を、いち早く知ることができて、かつ、活動の裏側も垣間見れます。
オンラインサロンですので、【サロン記事、公開NG】です。
でも、もう1つ、【1年後なら公開OK】というルールもあります。
そこで僕は、
①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)を、コピペする
②その記事を、小学生でも読めるように、短く書き直す
これらを、毎週土曜日に投稿させていただきます。
西野さんの挑戦やマーケティングは、1年前のものでも超最先端です。
では、let'sサロン!
◆2022年7月3日(日)
・記事のコピペ
おはようございます。
日曜日の今日は仕事のゴリゴリした話をお休みして、今、思っていることをツラツラと書きたいと思います。
頭に浮かんできた順に文字に起こしていくので、きっと、まとまりのない文章になると思いますが、それは全て日曜日のせいです。ご容赦ください。
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▼ 手紙のバトン
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2012年に『オルゴールワールド』という絵本を発表しました。
「何年もかけて、たった一人に向けて作ったクリエイティブ」が、結果的に、たくさんの人に届く物語です。
2021年に出した『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』もまた、「たった一人に向けて作ったクリエイティブ」が、結果的にたくさんの人に届く物語です。
まさか、ストーリー展開が弾切れしているわけではありません(笑)。
#あの西野先生だぞ
昔、連続起業家の家入一真さんが酒場で
「サービスを作る時は、身近な人の顔を思い浮かべて、その人に手紙を書くように作っています」
とお話しされていて、激しく共感したことを覚えています。
僕には「50代男性」に届ける力も、「20代女性」に届ける力も、「Z世代」に届ける力も、「地方」に届ける力もありません。
「世代」や「地域」に届ける才能を持ち合わせていないのです。
「世代」や「地域」という括りは、範囲があまりにも広すぎて、一人一人の顔が浮かんでこなくて、「彼らがどんな言葉を待っているのか?」が分からないんです。
なので、僕には「一人に向けて作る」という選択肢しかありません。
『オルゴールワールド』や『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』の主人公達が「たった一人」に向けて作っているのは、それが理由です。
ここにきて僕がInstagramを始めた理由は、昨日もお伝えしたとおり、
「このやり方だったら、兵庫県川西市に住んでいる西野少年(8歳)の胸を踊らせることができる」
というのが分かったから。
Instagramもまた、一人に向けて発信しています。
さて。
「一人に向けて作る(発信する)」は、実に聞き心地の良い(なんとも主人公感のあるカッコイイ)言葉ですが、当然、“一人に向けて作っている”ので、基本的には食っていけません。
「一人に向けて書いた手紙」というのは、基本的には一人に届いて終わり。それが、たくさんの人の目にとまることなど滅多にありません。
僕自身、絵本作家として食っていける(と言える)ようになるまで、約10年かかりました。
もう一度言います。「10年」です。
テメエが“世間”に向けて発信していないのだから、世間から相手にされないのは当たり前の話ですね。
「それでもいい」と言い切れるかどうか。
終わることが約束されていない(食っていくことができない)「一人の時間」を引き受けられるかどうか。
僕が興味のある作品と、そうでない作品を分け隔てるものは、
その覚悟の有無だと思います。
そういえば、『映画 えんとつ町のプペル』を発表した当時に、
「物語から西野が透けて見える」
と言われましたが、僕はそれでいいと思っています。
…いや、それ“が”いいと思っています。
西野亮廣が生んだ作品だし、
ほとんどの人(世界)は西野亮廣を知らないので。
僕は、個人的な作品(個人が個人に贈った作品)が好きです。
『えんとつ町のプペル』は、僕が僕に向けて贈った手紙でした。
それが“たまたま”たくさんの人に届いたんです。
きっと、僕と同じように、皆さんもまた、夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれてきたのでしょう。
それにしても、腹が減った。
#文字にすな
#思とけ
老いさらばえた国(日本)というのは本当にロクでもありません。
息をするように僻みや嫉妬を繰り返し、かといって、そのゾーンから脱する為の勉強もしない。
意識が高かろうが低かろうが、その人の勝手ですが、知識が無いのは厄介だ。
海外を行ったり来たりしていると、日本に大量発生している「冷笑系」に、虚しさを覚えます。
「貧しくなった国の冷笑系」ほど不毛なものはありません。
リレーで7位になったチームが、8位(最下位)のランナーを笑うような。
「誰からも相手にされていないところで足を引っ張り合う」
「たいして出てもいない杭を打つ」
こんなことを、この国はずっと繰り返しています。とことん老いたのでしょう。
仕事柄、子供達と触れる機会が少なくありません。
あの子達は、この国で育ちます。
『映画 えんとつ町のプペル』の舞台挨拶の時にも話しましたが、あの子達に、こんな世界を渡すわけにはいきません。
「ほら、やればできるでしょ?」
という希望を見せていかなきゃいけないし、
「たとえば、こんなやり方があるよ」
という選択肢を、確かな裏付け(実績)と共に伝えていかなきゃいけない。
なんとかしなくちゃいけない。
今日は夕方から『プペルバレエ(子供達のバレエの発表会)』があり、夜はミュージカル『えんとつ町のプペル』の全編無料公開@YouTubeがあります。
僕が知る限り、この二つのカンパニーは、市場のニーズ(流行り)先行で作品を作っていません。
届けたい相手が明確にいて、その人に手紙を書くように作品を作っています。
彼らもまた「なんとかしなくちゃ」と思ったクチです。
バレエにしても、ミュージカルにしても、前例のない挑戦です。
きっと、心無い言葉(知識ない言葉)も、たくさん浴びてきたことでしょう。
何度か泣いている現場にも居合わせたことがあります。
♯とことんイジったけども
様々なものを耐え凌いんで書かれた彼らの手紙が、今日、キチンと届くといいな。
そして、その手紙を受け取った誰かから、また物語が始まれば。
ロクでもない国が、ロクでもない時代を迎えていますが、
こんな状況でも挑戦者達は「手紙のバトン」を連綿と繋いでいます。
今日はその一部を、一緒に見届けていただけると幸いです。
素敵な日曜日をお過ごしください。
・じょーじの要約
▼ 手紙のバトン
起業家の家入一真さんが、「サービスを作る時は、身近な人に手紙を書くように作っています」と語り、激しく共感した。
僕(西野亮廣)は、2012年に『オルゴールワールド』、2021年に『みにくいマルコ ~えんとつ町に咲いた花~』を発表。
どちらの絵本も、
「主人公が何年もかけて、たった一人に向けて作ったクリエイティブ」が、結果的にたくさんの人に届くという物語。
僕には「一人に向けて作る」という選択肢しかない。
「一人に向けて手紙を書く」という選択肢しかない。
しかし、「一人に向けて作る」は、食っていけない。
絵本作家として食っていけるようになるまで、僕は、約10年かかった。
同じ挑戦をしてきた方は、僕と同じように、夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれてきたはず。
今の日本は、僻みや嫉妬を繰り返してばかり。大量発生している「冷笑系」に、虚しさを覚える。リレーで7位になったチームが、8位(最下位)のランナーを嘲笑っている、みたいで…。
子達はこの国で育つ。こんな世界を渡したくない。
今日、『プペルバレエ(子供達のバレエの発表会)』がある。
このカンパニーには、届けたい相手が明確にいて、その人に手紙を書くように作品を作っている。
前例のない挑戦だ。
きっと、心無い言葉も、たくさん浴びてきたはず。
何度か泣いている現場にも居合わせたことがある。
それでも、挑戦者は「手紙のバトン」を繋ぐ。
・じょーじの要らん解説
要約して、はじめて分かりました。
この記事って、
西野さんから、プペルバレエ関係者(主に関さん)へのエール
だったんですね。
◆西野亮廣エンタメ研究所
月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。
投稿されるのは、西野さんの活動を、現在進行形で報告。
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。
記事の内容は、具体的にはこんな感じ ↓ です。
・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、作品制作の報告(都度都度、制作過程を報告)
・現在の、マーケティングの報告(マーケティング解説や結果報告)
・現在の、チームビルディングの報告(経験談の共有)
・現在の、感情・心境の吐露とろ(主に日曜日)
ライブDVDには、メイキング映像がありますよね。
アレです。
西野さんの作品のメイキング記事なのです。
後出しではなく、
先出しのメイキング記事、
進行形のメイキング記事、
生中継的メイキング記事、です。
・作品の制作過程
・ヒットさせるための広告やマーケティング(最先端の手法が多い)
それらを進行形で知ることができます。
これって、メッチャ面白い!
そして、メッチャ勉強になります。
参加はこちらから ↓
◆キンコン西野さんの朝礼
西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。
朝7時ごろに配信されます。
おしまい
※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1350話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです
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![奈星 丞持(なせ じょーじ)|文筆家](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76807197/profile_1b131e63b956beac74502f9366356404.jpg?width=600&crop=1:1,smart)