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誰でも自分の経験を映画化できたなら、ストーリーの面白さは『どう生きたか』で決まってしまうなぁ…

僕は、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーです。
このサロンは、

西野さんが、毎日、2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿し、サロンメンバーだけが読める

というものです。月額980円のメルマガ、という感じですね。

西野さんの活動を、いち早く知ることができて、かつ、活動の裏側も垣間見れます。

オンラインサロンですので、【サロン記事、公開NG】です。
でも、もう1つ、【1年後なら公開OK】というルールもあります。

そこで僕は、

①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)を、コピペする
②その記事を、小学生でも読めるように、短く書き直す

これらを、毎週土曜日に投稿させていただきます。
西野さんの挑戦マーケティングは、1~2年前のものでも超最先端です。

では、let'sサロン!(108回目)


◆2022年10月30日(日)

・記事のコピペ

おはようございます。
日曜日の今日は(二日酔いだし)、仕事のゴリゴリした話をお休みして、これといった結論もない日記を綴りたいと思います。

▼今でも覚えてる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日はnote『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』の脚本(第三稿)を公開します。

この物語は絵本『チックタック ~約束の時計台~』が下地になっていて、御存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、絵本『チックタック ~約束の時計台~』は、22~3歳の頃のキングコングの物語が下地となっています。

梶原君が失踪した日のことは今でもよく覚えています。

19歳でデビューして、幸か不幸かすぐに売れた僕らには、ネタの引き出しも、トークの引き出しもなく、どこに出ていっても連戦連敗。
19歳の頃には、いくつか自分達の番組を持たせていただいていましたが、そういえばよく「MCがヘタクソ」と言われたもんです(笑)。

皆さん高校の文化祭でも3年生がクソ棒読みでモジモジとした司会をしていたと思うのですが、彼らがそのままテレビに出ていたような感じ。

しかし、一度ステージに立つとプロとして見られてしまうので「いや、半年前まで高校生だったんですけど…」という言い訳は通用しません。
なので、毎日「朝から翌朝まで仕事」というスケジュールでしたが、移動時間はとにかく勉強勉強勉強

タモリさんや、明石家さんまサンや、ダウンタウンの浜田さんや、いかりや長介さんや、フットボールアワー後藤さんの「受け方」を徹底的に真似るところから始めました。

ネタを作る時間がないので(毎週2本の新作漫才と、毎月30本のショートコントを作らなきゃいけなかった)、番組収録でロケVTRを観ている間や、それこそ漫才中に新作漫才を頭の中で作っていました。
突貫工事もいいとこです。

僕はたまたま「力でねじ伏せるっきゃない!」というモードに入ることができたのですが(勝ち気な性格)、その一方で、梶原君はどこかふてくされているようでした。
「一つも得をしないからやめた方がイイ」と何度言っても、金髪ロン毛を貫く始末。
ネタ作りなどは一切せず、仕事終わりはパチンコと麻雀
#何歳からグレとんねんww

「カジ(梶原君の愛称です)…こんなチャンスはもう二度と巡ってこないから、シンドイかもしれないけど、今は頑張った方がいい」
「カジ…今、僕らが乗っている波は、お笑い界で10年に一度あるかないかの大波だから、ちゃんとネタ合わせをしよう」

「相方の言うことは聞きたくない」という若さも手伝って、言えば言うほど、ふてくされて、梶原君の気持ちはどんどんお笑い(エンタメ)から遠退いていきました。

しかしまぁ、努力は嘘をつきません。

結果は残酷なほど正直に表れて、僕は少しずつテレビや舞台の立ち回り方を覚えていき、少しずつですが先輩方の球を打ち返せるようになっていきましたが、(今でこそネタにしていますが)梶原君はどの番組に出ていっても置物のように座ってるだけ。
せっかく話を振られたと思ったら、そのパスを引き受けずに逃げてしまう。
「ウケたい」というよりも「スベりたくない」という気持ちが勝っていて、ついには「なるべく話を振られないように、司会者と目線を合わせない」という奇妙な技を身につけていました。

繰り返しますが、「努力」というものは残酷です。
努力をすればするほど、結果が出なかった時に、自分の才能の無さを受け入れなきゃいけなくなる。

梶原君は「努力をしない」→「結果が出ない」→「さらに努力をしないことで、結果が出ない言い訳を作る」という負のループにハマっていて、みるみる落ちこぼれていき、ついには事前に渡しておいたネタを覚えてこなくなりました。

まだ若かった僕には、それを受け止めるだけの器がありません。
「お前が寝てる間に、お前がパチンコに行っている間に書いたネタやぞ!せめて、覚えるぐらいしてこいっ!」
と思っていました。

気がつけば、コンビの会話は無くなっていて、話すのはネタ合わせをする時ぐらい。
一度僕が梶原君のパートをやってみせて、「これを、そのままやって」という(プライドを傷つけるような)ボケの渡し方。

それでも漫才コンクールに出れば優勝していたので、まったくもって不毛なコンビの上下関係ができあがってしまいました。
今ならなんとかできましたが(そもそも梶原君がテレビでスベってるの面白いし)、当時は僕もいっぱいいっぱいで…

それから、梶原君がネタを覚えてこない日は、日に日に増えていきました。
ネタ番組の収録10分前になっても覚えていなくて、「もうアカン、もう無理…」と僕の隣で呟いています。

とっくに壊れていたのでしょう。


その日は、朝5時まで文化放送(東京)で仕事をして、ホテルに荷物だけ取りに行き、始発に乗って大阪へ。朝8時半に新大阪集合でロケ番組の収録があったのですが、時間になっても梶原君が来ません。

マネージャーから「梶原に電話しても、出ぇへんねん。アイツ、もしかしたらホテルか新幹線で寝過ごしてるかも…」と連絡があり、僕は、

「あ。終わったな」

と思いました。

毎日一緒にいるので、今ここに、梶原君が現場に来ていない理由が「寝過ごし」じゃないことぐらい分かります。
朝から集まってくださった番組スタッフさんに、すぐに謝罪しました。
「本当にすみません。梶原はもう来ないと思います。すみません」

この日の景色や気温や天気は、今でもよく覚えています。

この日、結局、自分一人が頑張ったところで、どうにもならないことを知り、「どこで歯車が噛み合わなくなったんだろう?」と考えました。
もちろん梶原君の無事も願いました。

数日後、吉本興業から各メディアに『キングコング活動休止のお知らせ』が行き、僕は大阪にある家のテレビでそのニュースを観ていました。
レギュラー番組は全て終わり、昨日まで真っ黒だったスケジュールは真っ白。
春から始まる予定だったキングコングの新冠番組は、冠名だけが先輩コンビの名前に差し替えられて、スタートしていました。

外出すると週刊誌に好き勝手に書かれるので、3ヶ月間、何をすることもなく、ひたすら大阪のマンションの一室に籠っていました。
「今しかできないことをやろう」を思ってみたものの、結局、何も手につかず・・・。

『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』に出てくる

「大丈夫。時計の針は必ず重なるから」

というセリフは、その時の自分に向けて書いたものです。

今回も、また、ものすごーく個人的な物語を書いてしまいましたが、
今、あの頃の僕と同じような思いをしている人に届くと嬉しいです。

もし良かったら、読まれる前と、読まれた後に、それぞれ一回ずつ、このリンクを貼って、「♯えんとつ町のプペル」をつけて、Twitterで呟いていただけると嬉しいです。

皆さんの感想を見ながら、脚本をブラッシュアップしていきたいと思います。

♯はやく感想を聞きたいな
♯noteに「いいね」しといてね
それでは、素敵なハロウィンをお過ごしください。
西野亮廣(キングコング)

・じょーじの要約

今日は、要約しません。悪しからず。

・じょーじの解説

西野さんの、映画脚本(第3稿と第4稿)のリンクを貼ります。

おそらく、第10稿前後まで、ブラッシュアップされるのだと思います。
映画は、来年、2025年10月(ハロウィンだし)か、12月か、その辺で公開じゃないかなと思います。これは僕の想像ですが。


◆西野亮廣エンタメ研究所

月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。

投稿されるのは、西野さんの活動を、現在進行形で報告
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。


記事の内容は、具体的にはこんな感じ ↓ です。

・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、作品制作報告(都度都度、制作過程を報告)
・現在の、マーケティング報告(マーケティング解説や結果報告)
・現在の、チームビルディング報告(経験談の共有)
・現在の、感情・心境の吐露とろ(主に日曜日)

ライブDVDには、メイキング映像がありますよね。
アレです。
西野さんの作品のメイキング記事なのです。

後出しではなく、
先出しのメイキング記事、
進行形のメイキング記事、
生中継的メイキング記事、です。

・作品の制作過程
・ヒットさせるための広告やマーケティング(最先端の手法が多い)

それらを進行形で知ることができます。
これって、メッチャ面白い!
そして、メッチャ勉強になります


参加はこちらから ↓


◆キンコン西野さんの朝礼

西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。

朝7時ごろに配信されます。







おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1479話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです

PS. 僕のKindle本 ↓『いいかい、タケルくん』【考え方編】です。


読むと、恋人ができてしまう自分に変わります。
恋愛とは、若者だけのものではありません。

人生100年時代。
40代、50代、60代、70代でも、恋愛って必要です。(僕の主観です)
そばにいるパートナーは、誰にだって必要ですよ。(僕の感想です)

「考え方」ですから、若者だけでなく中年にも参考になります。
もちろん若い男性には、モロ、参考になります。

女性にも参考になります。
【男の思考】が詳しく書かれていますから。
「男性って、そんな考え方をするんだぁ」と、きっと参考になります。

ご一読いただけたら幸いです。


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