中途半端に約束を守るヤツは、守らないヤツを責める。ちゃんと守る人は、他者に寛大なのかも知れない…
今日は、僕の目標の1つを書きます。
それは、「僕は、吉川修になる」です。
吉川修は、小説『塩狩峠』の登場人物です。彼は、小学4年生。
この、小学4年生が、55歳の僕の目標なのです。
僕の記憶を頼りに(少しはGoogleさんの手を借り)、ひと筆書きさせていただきます。
◆塩狩峠
小説『塩狩峠』は、三浦綾子さんの作品です。
Googleさんのおかげで、実話を元にしていたことを、今、知りました。
◆吉川修
ここからは、僕の記憶です。(正確な情報ではありません)
吉川修は、物語の主人公である永野信夫の親友です。
小学4年生の信夫は、お化けがいるのいないの、怖いの怖くないの、という言い争いを、同級生のガキ大将としてしまいます。
いついつの夜(夕方だったかな)学校に集まる、という約束となりました。
男子、数人か十数人の、全員での約束です。
約束を破ったなら、臆病者のレッテルを貼られることでしょう。
しかし、その当日は台風並みの大雨。
学校へ行くか、行くのをやめるか、信夫は迷います。
その様子を見ていた父が訊ね、信夫は事情を話し「行くのを迷ってたけど、やめます」と言う。
しかし、父は、「行け! 約束を守れ!」と、厳しく叱りました。
行ったところで、こんな大雨じゃあ、誰も来るはずがない。ガキ大将だって来やしない。
なのに父は…、と、ブツブツ文句を言いながら、信夫は学校へ行きました。
学校に着くと、クラスメイトの修がいました。
「こんな大雨なのに、来たんだ」と驚いて聞きました。
修は、「約束だからね」と、答えます。
約束時間になりました。
信夫と修以外は、誰も来ません。
「なんだよ、奴ら。約束したのに来ないじゃないか」と、信夫は自分のことは棚に上げて言いました。
修は「こんな大雨じゃあ、しかたないよ」と言います。
◆解説
以下は、僕の解説(思考)です。
確か、小説には書かれていなかったハズです。
吉川修は、自分は約束を守る、と決めています。
そして、その決め事を(美学を)、他者には求めません。期待しません。
きっと、『約束を守るという難しさ』を知っているからです。
きっと、アドラー心理学の言う『課題の分離』ができているからです。
自分のことはコントロールできます。
だから、そこに集中する。
他者のことはコントロールできません。
他者を、非難するか許すかは、自分事の1つ。
自分が、選択、コントロールできます。
◆僕が『塩狩峠』を読んだキッカケ
高校2年生だったかな。
倫理・経済の鈴木先生が、『塩狩峠』の一部(クライマックス)をコピーして、授業中に配り読みました。
授業には関係なく、「感動したから」というのが、その理由。
僕は、すぐに本屋に寄って、文庫本を買いました。
物語の全てが読みたくなったからです。
クライマックスでは、涙を流し読みました。
◆高校生の僕、55歳の僕
高校生の僕は、吉川修に感動し、尊敬し、記憶に刻まれ。
でも、「こんな小学生がいるワケない」と決めつけました。
あのとき、ちゃんと僕の目標に据えれば良かった。
でも、”今日が人生で1番若い日”です。(by 両学長)
僕は、吉川修が目標です。
僕は、自分の理想、自分の決め事、他者との約束、などを守ります。
守る努力を続けて、いつか守れる僕になります。
と同時に、僕は、それらを決して他者には向けません。
◆〆
僕が子どもの頃の、僕の実家は、『家族には甘えてイイ』という文化でした。
僕は、僕自身には、
『家族にこそ、最大の配慮と最大の感謝と、その実行と表現をする』
と課します。
僕だけにです。
昨夜の音声投稿での夫婦げんかに、僕なりの答えが出た。そんな気分です。
僕は、僕に甘える、
妻のゆかりちゃんが大好きです。
おしまい
PS
僕の、初のKindle本 ↓『いいかい、タケルくん』【考え方編】です。
読むと、恋人ができてしまう自分に変わります。
ご一読いただけたら幸いです。
この本は、noteで下書きしました。
このマガジンです。↓
2冊目のkindle本は【タブー編】となります。上のマガジンに下書きが入っています。
現在、大幅な加筆修正中です。
かつ、ストアカ講師を始めるため、その加筆修正も大遅延中!
しばしお待ちくださいませ。
ストアカ講師も、Wi-Fi環境改善中のため、もうしばらくお待ちください。
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