【最高の前提】に立った”言動”を、徹底した結果
昨日の記事の続きです。
あらすじ
僕は、バイト先のスタッフの里中さん(仮名、美人で40歳くらい)に、
ある日を境に”無視”されて、現在も尚、継続中です。
僕は、里中さんの”無視”の、【最高の前提】を考えました。
彼女は、僕に、惚れてしまってたんだ。
僕の、スタッフ全員への優しさを、自分だけに向けられる優しさと勘違いしたんだ。
勝手に舞い上がり、そして、あの日、そうではなかったと気づいた。
勝手に、まるでフラれたかのような、そんな気持ちになったのだ。
失恋したばかり、みたいな心境なのだろう。
僕は、この前提に立った、言動、立ち振る舞いを、徹底しました。
今日は、その結果を書きます。
昨日の記事です。
最初から読みたい方は、マガジンの固定記事からどうぞ。
・その前に
僕の思考や言動の選択の自由は、僕が握っています。
その時の僕の思考を、時系列順に書いてみます。
まず、真っ先に浮かんだのは、『無視には無視を』という対応です。
目には目を、歯には歯を、です。
しかし、この選択では、僕は僕を好きになれません。
自分を嫌いになってしまいそうです。
同じ穴の狢になってしまいますし、周りから見たら「どっちもどっち」と、そうなってしまうことでしょう。
そんな扱いをされるのは、僕は、メッチャ嫌でした。
次に、「面倒くさいから、辞めようか」と考えました。
ちなみに、僕が「辞める」と言えば、内村さんは凄く困ります。
自分を買い被って言っているのではなく、内村さんの仕事の90%を、現在、僕が行なっているのです。
細かい説明は省略しますが、結局は、スタッフ全員が困ります。
「なせさんが辞めたのは、里中さんが無視したから」となり、さすがに里中さんも、自身の行ないを悔やむかもしれません。
しかし、この結果が最高の結果とは思えません。最悪の策の1つでしょう。
誰もハッピーじゃない。
僕が、ほんの少し「ざまあみろ」と留飲を下げるだけです。そして僕は、別なバイト先を見つけるという面倒を負います。
今のバイト先の条件は100点ではないものの、自宅から近かったりと、他にも何かと良い面があります。
そもそも、こういう卑怯な行動は、僕は大嫌いです。
このような方法を採用したなら、僕は自己嫌悪に陥ります。
僕が行なう”手段”や”方法”ではなく、そこをスッ飛ばして、
「最高の結果って何だろうか」と、僕は考えました。
最高の結果は、
バイト先のスタッフのみんながハッピーで、
もし、事の全貌を知ったならば、その誰もが、
「さすが奈星さん」
「奈星さんって凄い」
「奈星さんって素敵」
と、誰もが思って、
ひいては、妻のゆかりちゃんに、
「じょーじは、やっぱりステキや」と惚れなおされる。
これが、このトラブルの、最高の決着です。
ここを目指そう。
ならば、僕は、
心の広い男だ。
この程度のことでは、まったく動じていない、大きな器を持っているのだ。
誰かを頼る、などということはしない。
孤独でも構わない。
平気なのだから、明るい。
平常心だ。
そういう、立ち振る舞いをしよう。
このように思考したのです。
・その結果
具体的に、僕が変えた言動は、ほとんどありません。
ほんの少しだけ、
心の中で(全員に優しく)と、つぶやくぐらいです。
平気なフリをするのですから、僕の言動は、今まで通りです。
僕は、西島秀俊さんや佐藤健さん並みの注意を行ないました。
第2、第3の里中さんが発生しては、困りますからね。
明るく、優しく、公平にと、いつも以上に心がけ、
かつ、「それは全員にだ」と、心の中で念じました。
心の中が、ほんの少し変わっただけです。
大人気俳優のマインドが、少し加わっただけです。
スタッフのみなさんも、上長の内村さんも、僕には、何の変化も感じなかったことでしょう。
里中さんは、「コイツ、超~鈍感だなぁ~」と、思ったかも。
その結果、どう変わったのか。
里中さんが僕をシカトしていることを、知らないスタッフは、
これまで通りです。
ごく平和に、平穏に、いつも通りに接してくれます。
知っている人は、内村さんと、志村さんだけです。
志村さんが、仲良しの何人かに言っている気がしますが…。
で、
内村さんも志村さんも、これまで通りです。
なにも変化はありません。
里中さんは、挨拶や業務中の会話は、普通に戻りました。
世間話は、まだ交わしていません。
何の変化もないのですが、
僕の心の中は、変わっています。
イライラがなくなりました。
イライラを、「考えないように」と、打ち消すこともなくなりました。
逆に、「よくやった」という、もう1人の僕の声が聞こえます。
・自己嫌悪を避ける
こうして記事を書いていて、気づきました。
僕は、自己嫌悪を避けます。
自分を嫌いになりたくない!
そのことに、かなり敏感です。
そして、かなり徹底しています。
自分を嫌いにならないように
僕は、これを1番大事にしているようです。
・〆
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。
チャオ!
※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1075話です
いいなと思ったら応援しよう!
