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基本、0→1なんてするな! イニシャルコストとランニングコストを徹底的に下げるんだ!

僕は、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーです。
このサロンは、

西野さんが、毎日、2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿し、サロンメンバーだけが読める

というものです。月額980円のメルマガ、という感じですね。

西野さんの活動を、いち早く知ることができて、かつ、活動の裏側も垣間見れます。

オンラインサロンですので、【サロン記事、公開NG】です。
でも、もう1つ、【1年後なら公開OK】というルールもあります。

そこで僕は、

①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)を、コピペする
②その記事を、小学生でも読めるように、短く書き直す

これらを、毎週土曜日に投稿させていただきます。
西野さんの挑戦マーケティングは、1年前のものでも超最先端です。

では、let'sサロン!


◆2022年10月10日(月)

・記事のコピペ

おはようございます。
「ウォーキング・デッドって、なんであんなに続いたと思う?」と聞かれたので、「主人公達がゾンビ対策を学習しないから」と答えておいたキングコング西野です。

※今日の記事の中に、ネットショップが一つ登場しますが、こちらはテストページなので、くれぐれも購入しないでください。購入されても対応はできません。

さて。
今日は『イニシャルコストとランニングコストを丁寧に考える(実践編)』というテーマでお話ししたいと思います。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』は、「ウチの社員にも読ませたい」という経営者さんからのご要望にお応えして、法人会員(※会社のメアドだけでログインできる)をやっております。
現在、契約企業が約200社ほど。
#意外と需要があるみたい

というわけで、今日は「社員さん向け」の内容になります。
経営者(個人事業主)さんからすると退屈な回になるかもしれませんが、復習がてらお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは、本題です。

▼最初はイニシャルコストを下げろ
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ウチも学生インターンをよくとっているので、若手スタッフが踏みがちな地雷は把握しております。
以前もお話ししましたが、「会社を経営したことがない人」は、『利益』に関してはトコトン無頓着です。

「与えられたことをやること」が仕事になっていて、「利益(価値)を生むこと」という発想がスッポリと抜け落ちている。

しかしながら、会社経営者となると、1日24時間働こうが、利益(価値)を生まない限り、1円も貰えません。
経営者にとっての仕事とは「利益を生むこと」であって、「働くこと」ではありません。

当然、「雇われている人」であろうと、この考え方は頭に入れておいた方がいいです。
そんなこんなで今日は「イニシャルコスト」と「ランニングコスト」について、具体例を交えながら、お話しします。

念のため…
「イニシャルコスト」というのは初期費用のことで、
「ランニングコスト」というのは事業を維持する為に必要な費用のことです。

若手スタッフに事業を丸投げすると、「イニシャルコストもランニングコストも、まるで考えない」がお決まりです。
彼らが真剣に向き合うランニングコストは「家の家賃」や「携帯代」ぐらいで(偏見がすごい!)、プロジェクトのランニングコストに関しては、テキトーに取り扱いがちです。

まず、ありがちなところから…
彼らは、プロジェクトを任された時に、まず「ゼロから作ろう」としてしまいます。
ゼロからサービスを開発するなんてコストがかかって仕方ありません。
しかも、「まだまだ当たる確率が低い中」です。

そんな博打みたいなことはしちゃダメで…
基本的な打ち手としては、まずは「間借りできるところを探して、イニシャルコストを下げて、そこでテスト運転をする」です。

これは、オリジナルでサービスの開発を始める前におこなう大切な大切儀式で、まずは間借りすることで、「間借りでは補えない部分」や「使い勝手の悪い部分」を探す。
そうすれば、オリジナルでサービスを開発する時に、どこに力を入れて開発やればいいかが分かる。
なんなら、「このまま一生間借りしといた方が得だぞ」ということも全然ある。

「オリジナルのサービスを作っちゃいました。でも、全然、お客さん来ないです。どうやら使い勝手が悪いみたいです。でも、オリジナルサービスを作るのに2000万円かけちゃいました」とか、目も当てられないので、

まずは「間借りする」「あやかる」。
ここが基本です。


▼ ランニングコストの話
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絶対に忘れちゃいけないのは「人件費が一番高い」ということ。
トイレ掃除の人を一人雇おうと思ったら、それなりにお金がかかって、そのお金はどこかで捻出しなければなりません。

たとえば、トイレ掃除の人件費が月に30万円だったとしましょう。
それが、文房具屋さんなら、30万円のお金を作る為に、鉛筆を何本売らないといけなくなるでしょうか?
一本30円の利益が出る鉛筆なら、1万本売らないといけません。

この場合の正しい考え方は、「どうやって鉛筆を1万本売るか?」ではなくて、「どうやって『汚れないトイレ』を作るか?」です。
そうしてできた答えが、男子小便器の「的(ハエ)」ですね。

有名な話ですが、「ココに自転車を置かないでくださ〜い!」と叫ぶスタッフを雇い続ける(人件費を毎月払い続ける)ぐらいなら、
「ここは自転車捨て場です。ご自由にお持ちください」という貼り紙をした方がいい。ゼロ円で同じ効果が得られます。

目的が「雇用を作ること」ならば話は別ですが、多くの会社は、雇用を作りすぎると潰れて、多くの雇用を失ってしまうので、まずは「人件費」を削ることを考えた方がいい。

「ランニングコスト」のほとんどが人件費だと考え、ならば、まずプロジェクトを設計する時は「単純作業を減らす」をトコトン考える。
そんなこんなで、こちらをご覧ください↓
(記事投稿時に作ったBASEのリンク)(現在はテストサイトはありません)

こちらは、この記事を書く10分前に立ち上げた『見上げる家』のレンタルページです。
#皆で見る用のテストページなので絶対に購入しないでください

『見上げる家』というのは、川西にある僕の自宅です。
僕が使っていない日は、レンタルスタジオ(※宿泊禁止)として貸し出そうと思っています。

これは、その『見上げる家』のレンタルページです。
文字も画像もテキトーに入れたものではありますが、フォーマットは、この感じでやろうかと思っています。

まず最初に決めたのは「人を雇わないこと」
人を雇うとなると、ナンジャカンジャで「+40万円」ぐらいの売り上げを作らなければなりません。
年間で、「480万円」です。

「『人を雇わない』となると、掃除はどうするの?」という話になるのですが、貸し出す時の条件として「現状復帰」「ゴミは全て持ち帰り」にする

「ええ〜、そんなの面倒だわ〜」と言うお客さんには貸し出さない
掃除をする人間を雇うぐらいなら、「掃除をしなきゃいけないお客さん」に貸し出さず(売らずに)に売り上げを下げた方が利益が出ます
#若手よ
#大切なのはこのへんのバランスだぞ

鍵の受け渡しは「スマートロック」
1日レンタルしてくださった方に、「鍵のパスワードみたいもの」をお送りする形。
ここでも人は雇わない。

次にサイトの管理の話。
走らせてみないと、まだまだ分からないことだらけなので、いきなりホームページは作らない。既存のネットショップ(B A S E)などを活用する。

「10月1日分」「10月2日分」「10月3日分」…といった感じで、1ヶ月で31個の商品を出す。
この時、「10月1日分」と書いた商品画像にしてしまうと、毎月、商品画像を31個作らなきゃいけないので、商品画像(商品名)に「月」は入れない。
入れるのは「日」だけ。
「月」はサイトのタイトル名に入れる。
そうすれば、毎月、タイトル名を変えるだけで、運用していけます。

サイトの運用にかかる時間は、年間で、せいぜい20分ぐらい。
これなら、僕が移動中にできます。

今、話を簡単にサクサク進めていますが、これ、何も工夫しなければ、
「掃除の人を雇って、
 サイトを管理する人を雇って…」
という話になります。

少しの工夫で0円で済んでいたところを、二人雇えば800万円

もし、自分が経営者なら、そんな判断をする社員を出世させようとは思わないでしょう?
従業員さんは、このあたりを考えておくと良いと思います。

『見上げる家』のレンタルページは、今日の空き時間に少しずつ仕上げていくので、また時間が経った時に覗いてみてください。
「ああ、なるほど。そうやって、余計な仕事を削るのね」という気づきがあると思います。
あと、最後にもう一度お伝えしますが、こちらはテスト画面なので、まだ買わないでください。買われても対応ができません。くれぐれも。

現場からは以上です。

※現在の『キンコン西野の家』の予約サイトです。

BASEのままです。
1年間の空きが確認できるようになっていますね。年に1度、コピペして、微調整するのでしょう。曜日を書かないのは、手間を省くためですね。
これなら、4年に1度、2月29日を加えたり消したりする程度で、ほぼコピペで済んじゃいます。

さらに、西野さんの稼働を減らすことに成功してますね。


・じょーじの要約

テーマ:イニシャルコストとランニングコストを丁寧に考える(実践編)

▼最初はイニシャルコストを下げろ
若手スタッフが踏みがちな地雷は、「利益(価値)を生むこと」という発想がスッポリと抜け落ちること

「イニシャルコスト」は、初期費用のこと
「ランニングコスト」は、定期的に発生する運転費用や維持費用のこと

若手スタッフにプロジェクトを任せると、「ゼロから作ろう」とする
正しくは、「間借りできるところを探して、イニシャルコストを下げて、そこでテスト運転をする」が基本

「オリジナルのサービスを作っちゃいました。でも、全然、お客さん来ないです。どうやら使い勝手が悪いみたいです。でも、オリジナルサービスを作るのに2000万円かけちゃいました」とか、目も当てられない

▼ ランニングコストの話
ランニングコストの中では、「人件費」が一番高い

例:文房具屋さん
トイレ掃除の人件費が月に30万円
30万円の利益を作る為に、鉛筆を何本売らないといけないか?
1本30円の利益が出る鉛筆なら1万本!

この場合の正しい考え方は、
「どうやって鉛筆を1万本売るか?」ではない
「どうやって『汚れないトイレ』を作るか?」だ

「人件費」を削ることを、真っ先に考えることが基本

▼西野さんの家をレンタルスタジオに
(ランニングコストを減らす「実践編」)

ランニングコスト=ほとんどが人件費
プロジェクトを設計=「単純作業を減らす」をトコトン考える

『キンコン西野の家』のレンタルページを参照ください
※記事投稿時はテストページ

僕が使わない日は、レンタルスタジオ(※宿泊禁止)として貸し出す

最初に決めたのは「人を雇わないこと」
人を雇う=月額人件費40万円(年間コスト480万円これを節約する

『人を雇わない』となると、掃除はどうするの?
 ⇓
レンタル条件に、「現状復帰」「ゴミは全て持ち帰り」を加える
「掃除をしなきゃいけないお客さん」にはレンタルしない

その方が、売り上げは下がるが、利益は出る

鍵の受け渡しはスマートロック(その日のパスワードを送信するだけ)
 ⇓
人件費ゼロ

サイトの管理
既存のネットショップ(BASE)を活用(イニシャルコスト0円
管理の手間を省く工夫を行なう→僕が移動時間中に管理できる
 ⇓
人件費ゼロ


「掃除の人を雇って、 サイトを管理する人を雇って…」という話が、少しの工夫で人件費0円!

結論
「ああ、なるほど。そうやって、余計な仕事を削るのね」という気づきがあると思う
(1度、BASEを見てみてね)

・じょーじの要らん解説

ちなみに、
『キンコン西野の家』というレンタルスタジオは、【脱・完売思考】も実践しているのです。

そもそも、西野さんのご自宅です。
地元の兵庫県川西市にお帰りの際、西野さんは、実際この家に泊まります。

自分が使わない時があるから、「もったいないから貸しちゃおう」ってことなのです。
そして、1ヶ月(30日)間で、おそらくたった2~3日、借りてもらったなら黒字になっちゃいます。

ほどんどの人が、「完売しなきゃ」とか「たくさん売らなきゃ」という思考に囚われすぎだと、西野さんは警鐘を鳴らしてくれています。

考え方が、メッチャ参考になります。


◆西野亮廣エンタメ研究所

月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。

投稿されるのは、西野さんの活動を、現在進行形で報告
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。


記事の内容は、具体的にはこんな感じ ↓ です。

・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、作品制作報告(都度都度、制作過程を報告)
・現在の、マーケティング報告(マーケティング解説や結果報告)
・現在の、チームビルディング報告(経験談の共有)
・現在の、感情・心境の吐露とろ(主に日曜日)

ライブDVDには、メイキング映像がありますよね。
アレです。
西野さんの作品のメイキング記事なのです。

後出しではなく、
先出しのメイキング記事、
進行形のメイキング記事、
生中継的メイキング記事、です。

・作品の制作過程
・ヒットさせるための広告やマーケティング(最先端の手法が多い)

それらを進行形で知ることができます。
これって、メッチャ面白い!
そして、メッチャ勉強になります


参加はこちらから ↓


◆キンコン西野さんの朝礼

西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。

朝7時ごろに配信されます。







おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1451話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです

PS. 僕のKindle本 ↓『いいかい、タケルくん』【考え方編】です。


読むと、恋人ができてしまう自分に変わります。
恋愛とは、若者だけのものではありません。

人生100年時代。
40代、50代、60代、70代でも、恋愛って必要です。(僕の主観です)
そばにいるパートナーは、誰にだって必要ですよ。(僕の感想です)

「考え方」ですから、若者だけでなく中年にも参考になります。
もちろん若い男性には、モロ、参考になります。

女性にも参考になります。
【男の思考】が詳しく書かれていますから。
「男性って、そんな考え方をするんだぁ」と、きっと参考になります。

ご一読いただけたら幸いです。

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奈星 丞持(なせ じょーじ)|文筆家
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