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第309話 「じぶんの花を」相田みつをさんの作品から その3
僕の、「じぶんの花を」を語るにあたって、必要な寄り道になる。
いつか、この寄り道だけを、ぎっちりガッチリ書きたくもあるが、岸見流アドラー哲学によれば、【過去とは、自分の脳が『今の自分にとって最も都合良く』上書き保存した記憶】なのだ。
これに僕は、深く納得した。
なので、サラッとだけ書くにとどめる。
(過去はゴミ)(サラッとと言いながら、まあまあ書いた(汗))
◆僕は、メッチャ売れる組織を作った
Jを辞めるとき僕は、そりゃあJという会社を辞めるのだから、会社に不満を抱いていた。
30年前の『営業』とは、おそらくは、どの業界も少々のウソや、オーバートークというものは常識だったハズ。少なくとも、大目に見られていたはず。
そして、Jの業界は、その最たる業界だった。
「結果が全て」という言葉の悪用が、もの凄かった。
でも僕は、ウソが嫌だった。(自分が自分を嫌いになるから)
ウソを使うと、小心者の僕は堂々と振舞えず、かえって営業成績は悪くなる。Jに入る前の営業経験で、それを経験していた。
そして、ウソでは受講生は増やせない(売上を上げられない)と、思った。だって、部下だって、ウソなんかつきたくないもん。歩合給を得るために割り切れるって、そっちが少数派だと僕は考えた。
ウソで営業成績を上げる? そんなの『営業力』って言わない。『詐欺力』じゃないか! 僕は、そう良く思った。負け犬の遠吠えとなるから、口にせず、思った。
僕は、営業本部長の方針に逆らい、部下にウソを禁じ、本質を突く営業トークを伝授した。保護者や受講生からの【信用】を重んじる組織にした。
部長も、社長や副社長も、それを黙認してくれた。(知らなかったのは本部長だけ)
結果は・・・
僕の組織は、超、売れる組織になった。
◆2チャンネル
最多、全国に30以上の支社を有し、年商100億円を超える企業になった。僕は、7つの支社のエリアマネージャーで、年商は20~30億ほど。
そんなタイミングで、インターネットが普及した。
なかでも2チャンネルの影響が凄まじかった。その『風評被害』は、僕の組織にとっては、完全なトバッチリだった。
だが、他の支社は、多かれ少なかれ、オーバートークを容認していたので、風評被害ではなく、事実が露呈しての損失だ。
この損失は、多大で甚大だった。
僕の組織を救ってくれたのは、受講生だった。
受講生たちが、「2チャンネルに書かれているようなことはない」と否定してくれたのだ。
会社の売上は頭打ちになり、そして右肩下がりへと変わってしまった。
僕の7つの支社以外は、【売上減】【キャンセル続出】【社員のモチベーション低下】【その他いろいろ】の、何重苦にあえいだ。
僕の組織だけが、かろうじて、なんとか存続が可能な状態だった。
だから、僕の組織とその他の組織の『差』は、どんどん開いていった。
『差』は、売上も、キャンセルも、クレームも、部下の定着も、モチベーションも、愛社精神も、なにもかもだ。
どんどん開いた。
◆僕は、社長が好きだった
当然だが、僕の発言力は増し、トップの社長にも可愛がられた。
僕は、本部長は大っ嫌いだったが、社長、副社長、部長は、大スキだった。
「今なら、まだ、会社に『お金』というパワーが残っている」
「改革するなら今しかない」
「もうすぐ、手遅れになる」
僕は、会社の『完全なるホワイト化』を訴えた。
僕の、ホワイト化への改革提案は、「それができるのは、じょーじ君の組織だけだよ。全体には無理」と、通らなかった。
そして、(そんな、キレイごとは通用しないよ)という、社長、副社長の、心の声が聞こえた。
僕の不満は、提案が受けられなかったこともあるが、それは、本当の不満に比べたら些末なことだ。
そんなこと以上に、今まで、僕を指導いただき、僕を可愛がってくれた社長が、僕には、なんと、『老害』に感じてしまったのだ。
あのとき社長は、60歳だったハズ。
◆僕は、僕の心に驚いた
社長を嫌っている僕がいる。社長を否定し批判している僕がいる。
ちょっとまえまで、大スキだったのに。
欠点もひっくるめて、それでも好きだったのに。
そして僕は、「なのに僕は、Jという会社にいる」と思って、愕然とした。
僕は、僕が許せなかった。
ブラック企業だったので、部下からの『会社批判』は【アルアル】で、
僕は、「会社が間違っていると言うのなら、どうぞ辞めてください。そしてあなたが素晴らしい会社を作ってください。あなたには、その自由がある」と、そう、何度も口にした。
社長と僕との危機感には、大きなギャップがあった。
資金があるうちは、心が改革に向かない。「大丈夫」に、しがみつく。
でも、資金がなくなってからでは、打てる手がショボくなる。
結局、本当のどん底にならないと、人は「まだ大丈夫」という妄想にしがみつくものなのだろうか。
社長って、そんなにも愚かだったのか。
「あっ! また社長を批判している」
このままでは、僕は、僕まで嫌いになってしまう。
◆自惚れ
理屈ではなく、感情で動く僕は、
自信満々でしかなかった僕は、
せっかちな僕は、
自由を選んだ。
「何とかなる」と、そう思って。
そう。
思えば、僕は子どものころから【自惚れ】と共に生きてきた。
本当の意味での自信があるわけではない。
でも常に、自惚れは、あった。
なんでかは分からないが、僕は、いつも自惚れている。自惚れに満ちている。
◆〆
会社を辞めるキッカケは、本田健さんの『ユダヤ人大富豪の教え』を読んで、価値観が変わったことだった。
その、本田さんの著書を読む前から、相田みつをさんの
「じぶんの花を」
という作品に、惹かれ、癒されている、僕がいた。
今、僕は、
「ゆかりちゃんは、どんな花を、咲かせたいのだろう?」
と、ゆかりちゃんの関心に関心がある。
『幸せになる勇気』を読んだ方は、「あれね」と、思っただろう。
そう。
僕は、『僕たちの幸せ』を考えたいのだ。
主語を、『僕』から『僕たち』に変える。
もちろん、『僕たち』とは、『僕とゆかりちゃん』だ。
ゆかりちゃんは、
「え? たち? なんかキモイ」って言いそう。
あと、まず咲かせたいのは、きっと、
「多少の贅沢!」
「海外旅行とか行きたいし!」
「あっ、旅行は国内でも良いけど、星野リゾートとか泊ってみたいし」
「ブランド品も欲しいのあるし!」
って、そんな感じかな? まずは。
僕は、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。
◆クイズもしくは大喜利(新企画)
さて、この【〆】を読んだゆかりちゃんの、コメント、あるいは反応。
これを、皆さんに、予想していただきたい。
もしくは、皆さんにも、ボケていただきたい。
正解を予想する『クイズ』と捉えていただいても良し、ゆかりちゃん以上の天然ボケをかます『大喜利』と捉えていただいても良いのです。
コメント欄に、投稿いただけたら、超、うれしいです。
1週間のコメントの中で、ゆかりちゃんが1番気に入ったコメントの方には、【ゆかりちゃんが最も喜んだで賞】として、私がサポートに行きます!
今日は、木曜日ですので、2月11日の木曜日の記事で、発表させていただきます。
ノーマルコメントも、もちろん歓迎です。
審査は、ゆかりちゃんの独断と偏見になりますので、あしからず^^
初めてコメントされる方や、はじめてココにきた方も、どうぞ、ご遠慮なく参加していただきたいです~。
(参加者が、超少ない、ほぼゼロ、ちゃんとゼロ、など考えられますが、それでも、まず5週間は、なにがなんでも続けます!)
※ゆかりちゃんは、皆さんのコメントを見るまえに、LINEか口頭で、僕にリアクションしてね。
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![奈星 丞持(なせ じょーじ)|文筆家](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76807197/profile_1b131e63b956beac74502f9366356404.jpg?width=600&crop=1:1,smart)