第364話 「書くネタがない」という方への朗報
昨日の記事に、ゆかりちゃんは、
「じょーじは、『股間大丈夫?』の話、好きすぎ😑」
という感想をLINEでくれた。
「許してちょんまげ」というスタンプを送ったら、
「笑」
と、返信があった。
ゆかりちゃんは、この ↓ スタンプが、
お気に入りだ。
「かわいいやら~?」
と、ちょっと前に自慢された。
スタンプのあとの「笑」が、怒っていない、という表現だと思う。
そんな、心配りがありがたい。
今朝の電話でも、怒ってはいなかった。(ふ~っ)
さて、
今日は、長文記事だ。
忙しい方とか、長文の苦手な方(誰かさん)などは、目次で、◆キッカケ、に飛んで、前半をすっ飛ばしても構わない。
◆アイウィル
社員や管理職、そして、経営者までも教育訓練する企業で、『アイウィル』という、素晴らしい会社がある。
僕は、その昔、『管理者能力養成研修(6ヶ月間)』を、自腹で受けた。
約30万円だった。
もの凄く厳しい研修だったが、この研修のおかげで、僕は自分に厳しくなれた。
主宰は、染谷和巳氏。
『上司が「鬼」とならねば部下は動かず』などの、鬼シリーズが、当時、鬼ように売れていて、良く、本屋さんで平積みされていた。
これらの名著は、僕の『永久保存版専用本棚』にあり、僕が死んだときに、一緒に燃やしてほしいくらいだ。
◆組織の行動学
上の写真の、1番下の本。それが『組織の行動学』で、全32章。
中小企業をターゲットにした、組織論を学ぶ、オーディオ教材のテキストだ。
著者は、もちろん染谷和巳氏。
僕は、アイウィルの指示に100%従い、1日1章、聴くことを部下に課して、オフィスの全員で、何回も繰り返し聴いた。
1章に、10分か15分くらいだったなぁ。
◆愛語よく廻天の力あり
組織の行動学の、19章のタイトルが『愛語よく廻天の力あり』なのだ。
道元禅師の『正法眼蔵』に、「愛語よく廻天の力あるを学すべきなり」とあるそうだ。
愛語とは、心のこもった優しい言葉で人をほめること。この章で、染谷氏は、『ごますりも上に対する愛語だ』と説く。
長くなるので、詳細は書かないで、核となる部分だけ解説する。
いつかは、詳しく書きたいなぁ。イイ話なんだよなぁ。
◆ごますりの真髄
以下、本からの引用になる。少し、読みやすくする工夫を入れているが、意味は変えていない。
≪ 前5分の4を、ゴソっと省略 ≫
ある部長は、ごまなどすったことがない。
他の幹部は、みな社長の前で頭を垂れているが、部長は昂然と頭を上げている。社長に対しても、ずけずけモノを言う。
部長は、いわば仕事ができる『実力派』である。
≪ 中略 ≫
ある時、部長が聞いた。
「社長はどうして成功したのですか? やはり『人は、自分が思うとおりの人間になる』という、成功の信念を持っていたのですか?」
社長は「うん、うん」うなった。興奮のため顔が赤らみ、目が潤んだ。嬉しくて顔がくしゃくしゃなので、部長の顔が見られなかった。
「会社を興す前から、やっぱりいつも、成功の絵を描いていたよ」
≪ 中略 ≫
ごますりを軽蔑する人が、何の打算もなく上司をほめた。ここに、ごますりの真髄がある。
≪ 後略 ≫
大事なところを繰り返す。
「ごますりを軽蔑する人が、何の打算もなく上司をほめた。ここに、ごますりの真髄がある」
僕の全身に震えが走るほどの、素晴らしい教えだ。
◆キッカケ
この『愛語よく廻天の力あり』の章を、僕が思い出したのは、kesun4さんが、キッカケだった。
固定記事に据えた、昨日の記事。
その記事への、kesun4さんのコメントを紹介しよう。
最近、ゆかりちゃんの反応がいいっすね。無理強いしない姿勢が功を奏してますね。
これに僕は、こう返した。
凄い! そこに目をつけますか⁉
今後、「目のつけどころがケスンシだなあ」って言います!
使います!
流行らせましょう~😆
kesun4さんは、本文にコメントしていないのだ。
冒頭の文章に対し、コメントしているのだ。
そしてそれは、過去の記事も、ちゃんと読んだからこそのコメントなのだ。
「目のつけどころが鋭い」とか、「目のつけどころが面白い」などというときには、
「目のつけどころがケスンシだ!」
と、僕は、本気でしばらく使ってみる。
で、
このコメントがキッカケで、『愛語よく…』を思い出したのだが、
まず、ちゃんと読んでくれてる、って分かるのは、書き手としてはメッチャ嬉しいことで、
「ケスンシさん、さすがツボを心得ている」と思った。
でも、僕はすぐに、「まてよ・・・」、と考え直した。
マイペースっぽいkesun4さん。
嫌われたら嫌われたで、「しょうがない。ま、イイか」って言いそうなkesun4さん。
良く言えば、アドラー心理学の『課題の分離』が、自然にできているタイプっぽい、kesun4さん。
「こっちに悪意はない」「ツッコミを入れただけ」「もし相手が気分を害したとしても、それは、僕にはコントロール不可能の『相手の課題』だから、僕はそこまで気にしない」、って言いそうなkesun4さん。
これ、全部、僕の妄想だ。
会ったことないし、kesun4さんは『詩を書く人』で、僕は、詩を分からないし・・・。
コメントを読んで、その情報だけで、上記の妄想を、無意識に僕は行っていた。
妄想でも、僕にとってkesun4さんは、そんな『ごますり』とか、『喜ばせようという計算』などを、するタイプではないのだ。
そんなケスンシさんが、ちゃんと、僕の記事を読んでいる。
嬉しいなあ。
忖度する人のほめ言葉より、忖度しない人のほめ言葉が、より本物で、より嬉しいじゃないか!!
忖度する人が「お返し」で読んでくれることより、忖度しない人が、ちゃんと細部まで読んでくれてるって、より嬉しいじゃないか!!
ここまで思考して、「あっ!」と、僕は声をあげた。
『愛語よく廻天の力あり』の、その内容を思い出したのだ。
いつも間にか僕は、kesun4さんを『忖度しない人』と決めつけていた。
繰り返すが、僕の妄想だ。
kesun4さん ↓
◆書くネタに困っている方への朗報
kesun4さんは、詩を書く人だ。
僕は、詩ごころがなく、分からないジャンルだが、KAさんは「note三大詩人のひとり」と、kesun4さんを評している。
ちなみに、僕は、KAさんのこの詩、好きだ。(わからないが好きだ)
さあ、やっと結論だ。
タイトルに期待を寄せた方は、「前フリが長げ~よ!」と怒っているかもしれない。申し訳ない。
kesun4さんは、あっちこっちにコメントしている。コメント好きのnoterさんだ。
そして、kesun4さんのコメントは、メッチャ面白い。
ネタのない方は、kesun4さんのコメントを追っかけ、紹介し、解説する。
これは、凄く面白いコンテンツになる。
コメント数も多いし、つまり、簡単にネタは尽きない。
その、面白さを解説し、目のつけどころを解説するのだ。それだけで、なんやかんやと、間違いなく面白い記事になる。
まとめたら、メッチャ面白いマガジンになる。
1度、kesun4さんのコメントを、追っかけ分析してみてほしい。kesun4さんのコメントには、そこまでのパワー、破壊力、ポテンシャルがある。
僕も、ネタに困ったら追っかけるかもしれない。
◆〆
久しぶりに、染谷氏の文章に触れたら、なんか、血がたぎってきた。
血が騒ぐ。
マネジメントに夢中だったなぁ。
イイ思い出だぁ~。
「じょーじ、思い出話するようじゃ、爺さんやで~」
って、ゆかりちゃんに言われちゃうかな?
「誰かさんって、わたしやら?」
とも言われそうだなぁ。
僕は、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。