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第149話 のたまう、3連発
◆1発目
昨夜、TVニュースを観て、ゆかりちゃんが、のたまった。
①
「次期総理に~、菅さん~~~? ハッ! どの口が言う~?!」
「わははは~!」
②
「この口が言う~!」(ニヤリ)
「はははは~!」
③
「これねぇ。会社でも爆笑やったんやで~~」(ドヤ顔)
「にゃははは~~~!」
僕は、腹を抱えて笑った。
ゆかりちゃんは、めっちゃご満悦だ。
①は、ゆかりちゃんの言ったことがおかしかった。
②と③は、顔だ。顔がおもしろかった。
◆2発目
僕は、ゆかりちゃんに言ってみた。
「僕は、いっそ小泉進次郎でもイイと思うなぁ、ムリだろうけど~。政治家は全員50代以下がイイと思うから~」
実は、ゆかりちゃんは小泉進次郎のファンなのだ。
「ん? 進次郎? アカン。奥さんがまだ、ちょっと浮ついてる!」
「ぶわっはははは~!」
僕は、爆笑した。死にかけた。
◆3発目
録画してあったドラマを、ゆかりちゃんが真剣に観ている。
「く~~~!」
と言いながら、ゆかりちゃんは、なんとソファーから落ちた。
「どうした!?」
「胸キュンしすぎて・・・」「こんな告白、たまらん・・・」
ゆかりちゃんは、僕を殺す気だったのかもしれない。僕は、笑い死にかけた。
おいおい、50と〇歳やん! と、僕は思った。
いろいろと、のたまってくれた、ゆかりちゃんだった。
言葉はこうして書けるが、顔のおもしろさは文章化できない。おのおので、想像してもらうしかない。
僕は、最前列で、ゆかりちゃんのカオ芸も見れる。
幸せである。
僕は、いろいろとのたまう、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。
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