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第165話 ゆかりちゃんがド天然を控えるかもしれない懸念


僕は、少し心配になった。

ゆかりちゃんが、ド天然を控えるかもしれない。そういう心配だ。

このnoteの記事は、ゆかりちゃんの天然ボケで持っている。ゆかりちゃんの天然ボケが、僕の記事の核(コア)なのだ。


なのに、ゆかりちゃんが「なんでもかんでも、書いてイイんとちゃうで!」と、少しすねたのだ。怒っているともとれた。

自分の天然ボケを書かれることを、ちょっと嫌がっている。そりゃそうか、とも思う。ドジったことや、勘違い、言い間違い、歌詞が出ない、記憶違い、ど忘れ、などなど、いろいろ書かれてしまうのだ。

そりゃぁたしかに、イヤかもしれない。

でもなぁ。めっちゃ面白いんだよなぁ~。


そして、ゆかりちゃんの、ウケをねらう冗談は、メッチャつまらない。


ゆかりちゃんが、(これ言ったら、おもしろいぞ~!)と、考えて言う冗談は、クオリティが低い。『考える』『計算する』をジョークに加えると、ゆかりちゃんの場合は、せんぜん笑えなくなる。


一昨日、ドラマ『愛していると言ってくれ』を、ゆかりちゃんと一緒に観たのだが、そのときもそうだった。


常盤貴子がいらんことを言う。「わたし、ケンちゃんと、・・・寝たの」と。手話もして。大好きな恋人のトヨエツに、不要な告白をしたのだ。
僕は思わず、つぶやいてしまう。「言わんでいい、そんなこと」と。
ゆかりちゃんが、「ふ~ん。なら、私は、言わないからね~」と、100%のニタ~ッという顔で言った。少し得意気な顔でさえある。
(どや、おもしろいだろ!)と顔に書いてある。(なんかツッコミ入れな)と、ゆかりちゃんの顔に、くっきり太ゴシック体で書かれている。


どんな、愛のあるツッコミを僕は入れたのだろう。

記憶がない。

なにかは、言ったはずだ。


もしこれがTVのバラエティー番組で、ゆかりちゃんが出演者だったなら、こんなジョークは、放送事故になりかねない。ゆかりちゃんのジョークは、たいていこんな感じなのだ。


このように、計算を加えたジョークや、ウケを狙ったギャグは、ゆかりちゃんには向いていない。


その代わりに、神は、天然ボケという才能を与えたのだ。僕は、本気でそう思う。

誰が、股関節を患っている上司に、「股間だいじょうぶ?」と言えるか?

言えない。思いつかない。


いったい誰が、「ストレッチ」を「ひとりエッチ」と聞き間違えるか?

そんな人はいない。


神に認められた、ごくごく少数の、選ばれた者のみに与えられた才能なのだ。


ゆかりちゃんは、これを封印するかもしれない。気をつけだすかもしれない。細心の注意を払うかもしれない。

すると、僕の、記事のネタがなくなる。

困った。


もっと、むしろ積極的に、ゆかりちゃんが天然ボケを発揮するように、なんとか導かなければ!

ゆかりちゃんのド天然が、お金を生んだならどうだろうか。

がぜん、やる気が出るかもしれない。

この記事の中の、ゆかりちゃんの天然ボケの記事だけを集めて、有料マガジンにしてみるか!


ん?

ゆかりちゃんが、やる気になる。

そのうえで、意識して、なんかおもしろいことを言う。

・・・。

アカンやん!! 

100%のニタ~ッという顔を見ることになるやん!

太ゴシック体で「どや!」って書かれた、ゆかりちゃんの顔を見ることになるやん!

あかん!あかん!


逆だ。計算させない方がイイ。

つまり、僕が余計なことをしなければ、僕は、ネタに困ることはない!

そうだ。ゆかりちゃんが、天然ボケを、なおせるわけ、ないじゃないか!


ちなみに、マガジンは作ってみようと思う。せっかく思いついたし。

無料にするけど。


・・・今日の記事、・・・ゆかりちゃんは気にいらないだろうなぁ。

でも、大目に見てくれるはずだ。


僕は、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。







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