第477話 天ぷらの美味しさにも勝る、妻の可愛い天然ボケは、最高の思い出
※ この記事は、2020年4月の記事の書き直しです。
◆昇格
ゆかりちゃんが昇格しました。
もっと早く昇格して当然だったのに、ゆかりちゃんは管理職者になることを拒んできてたのです。
でも、なにやら心境の変化があったらしく、管理職を目指し、あれよあれよと、昇格が決まりました。
難しい試験もパスして、論文や面接なども完ぺきにこなしました。
なので、「昇格した」という結果に、驚きはありません。
驚きはなくても、「嬉しさ」が、あります。
ゆかりちゃんが認められるのは、とても嬉しいのです。
◆ゆかりちゃんの長所(ビジネス編)
ゆかりちゃんの仕事を見たわけではありませんが、日頃の行動と言動から、以下の長所が「間違いない」と、僕は自信満々に言えます。
1.明るい
最大最高の、ゆかりちゃんの長所です。
上層部の本音は、1支店に1人、ゆかりちゃんが欲しいところでしょう。
2.テキパキ、即、行動
テキパキ動く! すぐ動く! すぐやる! フットワークが軽い!
3.面倒見が良い
根がやさしいんですよね。困っている人を放っとけないタイプです。
後輩や部下への指導は、やさしく丁寧に行っていることでしょう。
4.営業力抜群
上記の長所を持つので、当然のように営業力がメッチャあります。
お客様からの信頼も厚いハズです。
5.仕事が速い
事務系の仕事ですが、間違いなく仕事が速いです。
スマホの高速スクロールだけは、中速か低速に、設定モードを変えてほしいところですが…。
◆お祝い
僕は、
「美味しいものを食べに行こう! 僕がごちそうするから」と提案しました。
ゆかりちゃんが好きそうなお店を、いくつか挙げてみると、
「久しぶりだから」と、ゆかりちゃんは、天ぷら屋さんを選択しました。
地元でとても美味しいと評判の、『天ぷら てる』さんです。
僕も行ってみたいお店だったので、ワクワクしました。
ゆかりちゃんは、先代が現役だったころに、1度だけ行ったことがあるそうです。
この日僕たちは、「お酒も楽しもう」と、タクシーを利用しました。
なんか、リッチな気分です。
『天ぷら てる』さんの、メニューはコース料理のみ。
旬の食材を、ひとつひとつ、目の前で揚げてくれます。
そのひとつひとつがお世辞抜きで、すべて美味しくて、大満足でした。
ゆかりちゃんが喜んでくれたのも、とても嬉しかったです。
◆2.5升瓶
ゆかりちゃんは、大きな日本酒の瓶に興味津々です。
あとで判明したのですが、1升瓶の2.5倍の、2升5合瓶でした。
「これ、なに~い~?」
と、ゆかりちゃんは、瓶の裏のラベルをガン見します。
「日本酒だと思うよ~」
「ふ~ん」
「大きいねぇ」
「ねぇ~」
「普通の1升瓶の、倍くらいあるねぇ」
「・・・」
ゆかりちゃんは、まだラベルを見つめています。
(いったい、なにが気になっているのかな?)
(産地? )
(え? もしかして焼酎とかか?)
僕は、ゆかりちゃんから目が離せません。
◆「ミリ」が抜けているよ
ゆかりちゃんが言いました。
「4500リットルだ!」
けっこう大きい声でした。
4500「ミリ」リットル、と言いたかったようです。
(もしくは、4.5リットル)
その差は1000倍あります。
ゆかりちゃんの目の前の大きい瓶が、あと999本で、4500リットルです。
僕は、ざっと計算してみました。
1升瓶が1.8リットル。
ならば、10升入る1斗樽が18リットル。
スマホの電卓で、4500 ÷ 18 と計算したら、250!
1斗樽が250個です!
すごい量なので、笑いをこらえるのが大変でした。
ちなみに、
この写真に1斗樽は、65個しか映っていません!
4500リットルは、半端ない量なのです。
僕は、このような可愛い間違いを大声で言ってくれる、
そんなゆかりちゃんが大好きなのです。