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「開発する」ではなく「開発し続ける」で、「作る」ではなく「作り続ける」なのだ!

僕は、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーです。
このサロンは、

西野さんが、毎日、2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿し、サロンメンバーだけが読める

というものです。月額980円のメルマガ、という感じですね。

西野さんの活動を、いち早く知ることができて、かつ、活動の裏側も垣間見れます。

オンラインサロンですので、【サロン記事、公開NG】です。
でも、もう1つ、【1年後なら公開OK】というルールもあります。

そこで僕は、

①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)を、コピペする
②その記事を、小学生でも読めるように、短く書き直す

これらを、毎週土曜日に投稿させていただきます。
西野さんの挑戦マーケティングは、1年前のものでも超最先端です。

では、let'sサロン!


◆2022年10月3日(月)

・記事のコピペ

おはようございます!!!
「せっかくニューヨークにいるんだから、ニューヨーク景色をバックに撮影した方がいいだろ!(@毎週キングコング)と言ったところまでは良かったんだけど、ベロベロに酔っ払ってしまって、ニューヨークの居酒屋の便所の前で30分撮影してしまったキングコング西野です。
#くたばりたい

さて。
今日は『資金調達の打ち手を開発し続ける』というテーマでお話ししたいと思います。
自分への確認も含めて。

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▼ 作品でしか会話できない
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ニューヨークでは、ほぼ毎晩誰かと会っています。
次回作の制作に集中したいのもあるし、呑み会が続くのは、あまり得意ではないのですが、人に会う(出逢いにコストを支払う)のも僕らの仕事の一つ

ミュージカル『えんとつ町のプペル』の演出を務めてくれているウィルもまた、そうやって出会った才能の一人です。

せっかく「会いたい」「会わせたい人がいる」と言ってもらえるありがたい環境にいるのだから、そこはキチンを活かします。

昨晩は(ハシゴ酒になりました)、
一軒目はミュージカル『えんとつ町のプペル』のパーカッション振付でもめちゃクソお世話になってるYakoさんと、
二軒目は画家のチャズ・ゲスト(Chaz Guest)さんと御一緒させていただきました。

Yakoさんはニューヨークの『ストンプ』でも長年活躍されている凄腕。

チャズ・ゲストさんは、日本文化をこよなく愛する画家で、オバマ元大統領やアンジェリーナ・ジョリーも彼のファン(ホルダーで)
ホワイトハウスにも彼の絵が飾ってあったりします。
#なんか凄いじゃん

ニューヨークでバキバキ頑張っているパーカッショニストと、世界中にファンを持つ画家と、日本の酔っ払い(カジサックのバーター)の共通言語は、やはり『作品』で、チャズさんとの御縁も『えんとつ町のプペル』が繋いでくれました。

「どうやって作っているんだ?」
「どんなメッセージがあるんだ?」
「この先、 ChimneyTownはどうなっていくんだ?」
 
という質問攻めが夜遅くまで(笑)。

もちろん、彼らの作品の話も。

一つの作品を生み出すのに数年かかってしまうなんてザラで、日本にずっといると、制作活動のコスパの悪さや、作り手の「対価は『やりがい』です」という慰め文句が悪目立ちして、僕たち日本人は「作品の飛距離」をついつい低く見積もってしまいます。

なので、日本の多くの才能がコスパの良い(売り上げがすぐに出る)「共感の獲得」に向かってしまっていますが(「切れ味の鋭いコメント」が共感の対象になったりしていますが)、
生まれも育ちも、宗教も道徳感も、貧困度合いもまるで違う、多民族国家の「共感」は、日本のそれとは明らかに違っていて、「歌」や「ダンス」、さらには「普遍的なメッセージ」「社会問題」「環境問題」などを上手に描いた作品が「共感」の対象になります。

日本では「創造」と呼ばれる類のものです。

海外に来ると「作品」が多民族を一つにする場面に何度も出会い、その度、「作るのは大変だけど、作らなきゃ(グローバルでは)何も始まらない」と思い知らされます。
今回のニューヨークでも、改めて「共感ではなく、創造だ」と覚悟しました。

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▼ 予算の作り方に「学び」があった
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そんな中、作り手はいつも「お金」の不安を抱えています。
作品のサイズ(お客さんからの期待)が上がれば、それに合わせて制作費も上がるので、クリエイターの卵であろうが、超売れっ子の有名監督であろうが、「どうやって予算を確保しようかしら…」「今回は流石にヤバイ…」と、いつも頭を抱えています。

僕は、この問題と、かなり早い段階から真面目に向き合ってきました。
今では考えられないですが、当時はタレントが「オンラインショップ」を開設することすら御法度で、「B A S E? 何それ? 美味しいの?」という時代がありました。

その頃から、
オンラインショップを立ち上げ(※炎上した)、
クラウドファンディングを始め(※炎上した)、
オンラインサロンを始め(※炎上した)、
今はN F T

こうして見ると、資金調達の手段は3年おきぐらいで変わっている印象があります。
が、「3年おきぐらいで変える必要があった」ともいえます。
というのも僕が売っていたのは「こういう資金調達の方法がありますよ」という情報だったからです。

なので、僕がやってはいけないのが、「前回と同じ方法で予算を集める」で、それをやると集まる予算が小さくなります。

ついつい、上手くいったパターンをなぞろうとしてしまいますが、成功パターンを繰り返してしまうと「情報性」がありません。
このあたりは本当に気をつけた方が良いと思いました。

そして、なぞらない為にも、アンテナは常に立てておくことが大切です。

現在製作中の『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』やショートアニメーション『ボトルジョージ』資金調達の打ち手の一つに、「N F T」が入ってくることはまず間違いない。

どんな形で「N F T」を絡めるかは、まだ分からないけれど。
話を整理すると、僕らがやらなきゃいけないことは以下の二つ。

① 作品を作り続ける
② 予算の作り方を作り続ける


とくに、少しでも気を抜くと②をサボってしまいそうなので、自戒を込めて、今日はこんな記事を書かせていただきました。

現場からは以上です。

・じょーじの要約

テーマ:資金調達の打ち手を開発し続ける

▼人に会うことも仕事
人に会う(出逢いにコストを支払う)のも仕事の1つ
ミュージカル『えんとつ町のプペル@ニューヨーク』の演出を務めてくれているウィルも、その中で出会った才能の1人

▼世界の共通言語は『作品』
パーカッショニストのYakoさんと、画家のChaz Guestさんと、西野亮廣の共通言語は『作品』だった

日本では、多くの才能が、売り上げがすぐに出る「共感の獲得」に向かってしまう(※その時の流行はやりに乗って「イイね」を狙う)

しかし、宗教も道徳感も貧困度合いもまるで違う多民族国家の「共感」は、日本の「共感」とは明らかに異なる
多民族国家では、「歌」や「ダンス」「普遍的なメッセージ」「社会問題」「環境問題」などを上手に描いた作品が「共感」の対象なのだ

これは、日本では「創造」と呼ばれるもの

今回のニューヨークでも、改めて「共感ではなく、創造だ」と覚悟した

▼僕は「予算作りの問題」に真面目に向き合ってきた
作り手はいつも「お金」の不安を抱えている
クリエイターの卵も、超売れっ子の有名監督も同じ
「どうやって予算を確保しよう…」「今回は流石にヤバイ…」と、いつも頭を抱えている

僕は、この問題と、かなり早い段階から真面目に向き合ってきた
10年ちょっと前では、
タレントが「オンラインショップ」を開設することすら御法度だったが、
僕はその頃から、
オンラインショップを立ち上げ(※炎上した)、
クラウドファンディングを始め(※炎上した)、
オンラインサロンを始めた(※炎上した)

今は「N F T」を始めている。


▼予算の作り方を作り続ける●●●
資金調達の手段は3年おきぐらいで変わっている
「3年おきぐらいで変える必要があった」とも言える

僕が売っていたのは「こういう資金調達の方法がある」という情報だった

ゆえに、「前回と同じ方法で予算を集める」はNG
成功パターンの繰り返しには「情報性」がないから

ついつい、上手くいったパターンをなぞろうとするが、ここは要注意
なぞらない為に、アンテナは常に立てておく

次回作などには、
資金調達の打ち手の1つに「N F T」が入ってくることは間違いない

話を整理すると、僕らがやらなきゃいけないことは以下の2つ
① 作品を作り続ける
② 予算の作り方を作り続ける


気を抜くと②予算の作り方を作り続けるをサボってしまいそうだ

※「予算の作り方を作る」ではなく、
 「予算の作り方を作り続ける」という点が重要ポイント

・じょーじの要らん解説

1点に絞って解説します。

多民族国家では、「歌」や「ダンス」「普遍的なメッセージ」「社会問題」「環境問題」などを上手に描いた作品が「共感」の対象なのだ

ここだけに絞っての解説です。


「歌」や「ダンス」への共感
多民族国家の、「歌」や「ダンス」への共感は、クオリティーでしょう。

「彼の歌、凄かったよね」
「彼女の(歌)声が、大好き!」
「最後のダンスは素晴らしかった」

などなど、作品のクオリティーが共感の対象なのだと思います。


②「作品」への共感
そして、「普遍的なメッセージ」とは、


友情

(弱さ、優しさ、寛容さ、そして強さなど)
道徳(勧善懲悪や、足るを知るとか、平和の尊さなど)
挑戦、成功、大逆転(あきらめるな、為せば成るなど)

などが代表例かと思います。

「社会問題」「環境問題」は、解説は不要でしょう。
国や地域、あるいは地球や人類が抱えている、大きな問題がテーマです。


西野さんは、

多民族国家では、「これらを上手に描いた作品●●」が共感の対象

と説明されています。

共感には、ストレートに、「そうそう」「分かる!」という、事象への素直な共感もあるでしょう。
草木に例えるなら、花や実への共感です。

でも、それとは別に、作品が訴える【普遍的なメッセージ】に心を打たれ、「私も考えよう」「私も行動しなきゃ」という、深いところでの共感もあると思います。
草木に例えるなら、幹や根への共感です。

西野さんは、クオリティーへの共感と、作品の幹や根への共感を、
「日本では『創造』と呼ばれる作品への共感」と定義しています。(たぶん)


日本の作品は、マーケティング重視に偏っているのかもしれません。

良い●●ドラマを作る」ではなく、「視聴率のとれる●●●●●●●ドラマを作る」的なことです。(ドラマだけではなく映画も)

異世界転生系が流行れば、そればかりが作られ、
タイムリープ系が流行れば、やはり、そればかりが作られる。みたいな。

僕は(西野さんも)、これは致し方ないと思っていますから、このことを否定するつもりはありません。

ただ、
世界では、これ(日本的マーケティング戦略作品)では、共感を得られない。

そういう説明です。


◆西野亮廣エンタメ研究所

月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。

投稿されるのは、西野さんの活動を、現在進行形で報告
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。


記事の内容は、具体的にはこんな感じ ↓ です。

・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、作品制作報告(都度都度、制作過程を報告)
・現在の、マーケティング報告(マーケティング解説や結果報告)
・現在の、チームビルディング報告(経験談の共有)
・現在の、感情・心境の吐露とろ(主に日曜日)

ライブDVDには、メイキング映像がありますよね。
アレです。
西野さんの作品のメイキング記事なのです。

後出しではなく、
先出しのメイキング記事、
進行形のメイキング記事、
生中継的メイキング記事、です。

・作品の制作過程
・ヒットさせるための広告やマーケティング(最先端の手法が多い)

それらを進行形で知ることができます。
これって、メッチャ面白い!
そして、メッチャ勉強になります


参加はこちらから ↓


◆キンコン西野さんの朝礼

西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。

朝7時ごろに配信されます。





おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1437話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです

PS.僕の宣伝

僕のKindle本 ↓『いいかい、タケルくん』【考え方編】です。


読むと、恋人ができてしまう自分に変わります。

「考え方」ですから、若者だけでなく中年にも初老にも参考になります。

人生100年時代。
40代、50代、60代、70代でも、恋は必要です。(僕の主観です)
隣で寄り添ってくれるパートナーは必要です。(僕の感想です)

ご一読いただけたら幸いです。


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奈星 丞持(なせ じょーじ)|文筆家
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