妻は、ダジャレは下手ですけど、雰囲気と顔芸は天下一品です
寝る前の挨拶は「おやすみ」です。
でも僕は、あえて、妻のゆかりちゃんにこう言いました。
「おやすミンミンゼミ~!」
ダジャレです。
深山の影響です。
深山とは、松潤のことです。
松潤とは、松本潤さんのことです。
深山は、『99.9-刑事専門弁護士』の主人公です。
このドラマの主人公の深山は、ダジャレが大好きなのです。
さて。
僕が「おやすミンミンゼミ~」と言ったとき、
ゆかりちゃんは、悔しいという顔をしました。
自分もダジャレが言いたかった、という顔です。
翌日です。
寝るとき、ゆかりちゃんが、満を持して言いました。
「オヤスミマン~~~」
でも、これはダジャレではありません。
商品名です。
ダジャレになっていないと、僕は言いました。
さらに次の日の夜です。
ゆかりちゃんは、
「おやすみマンボウ~!」
と言いました。
これが僕のツボにハマりました。笑っちゃいました。
「おやすみ~」の後半の【み】とか【すみ】が無視されちゃってます。
ダジャレになっていません。
昨日の「オヤスミマン」の【マ】に引きずられています。
そのことを説明しようにも、僕が笑っちゃったから、ゆかりちゃんは大満足しちゃっています。
僕の説明など、聞きやしません。
さらに次の日です。
僕が、「おやすミンミンゼミ~」と言ったなら、
ゆかりちゃんは、
「マンボウ~!」
と返しやがったのです。
省略が過ぎます。「おやすみ」の影も形もありません。
しかし、悔しいかな、これも僕のツボに入りました。
ダジャレになっていないのに、最高のダジャレを言ってやったという顔をするのです。
ゆかりちゃんは、すごく得意気なのです。
それを、顔に出さないように、と思っているのに、漏れ出ています。
僕が笑っちゃったものだから、ゆかりちゃんは、ダジャレのルールを勘違いしちゃいました。たぶん。
面白ければ何でもアリと、そう思っちゃっています。
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。
おしまい
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