生ビール一つでお願いします
私はどちらかと言うと飲めるタイプな女子だと思う
現に今も久しい友人との飲み会帰りの電車にゆらり揺られている最中だが、色々なお酒を嗜んだ上で、何か書こうと思うくらいには冷静だ
強いて言うなら少し眠い
私の家系は両親共々強い方なので遺伝子的にもきっと飲める体質なんだろう
私は短期大学を卒業して就職した為、周りの友達はまだ学生だったりするのだが、土日休みの私と土日バイトの友達の予定を合わせようとするとやはり華の金曜日に集まることが多い
一週間の仕事を終えて飲むビールは最高に美味しいし、どうしても“くぅぅぅううう!”と、言いたくなってしまう
ここで一週間お疲れ様!と言ってくれる友達もいるが、うわ…っという顔をされる事も正直、ある
1番辛いのが、私は普段から生クリームとかクレープとか甘いものがあまり得意ではないので飲むお酒もそれなりに甘くない物を選んでしまうのだが、酒が飲める上に甘いのを飲まないと=酒豪みたいな雰囲気が出てしまって可愛げがまるでないと言う事
おまけに顔が赤くならない体質な為、多少フラフラしていても心配されることはなく、まだいけるでしょ?という雰囲気になることが多い
こうなってしまうと一気に冷めちゃうし、とことん付き合ってやろうじゃないかとスイッチが入ってしまう
お酒があまり飲めない友達からいいな〜と羨ましがられることもあるが、今まで基本的にあまり良い思いをしたことがなかった
では!
飲める私にとって声を大にして言えるメリットとは何か!
それは居酒屋コミュニケーションだ
社会人になって改めて感じたこの居酒屋コミュニティー
私は大衆居酒屋みたいな和気藹々としている居酒屋の方が居心地が良くて好きなので飲める友達と飲む時はいつも少しディープな所に踏み入りがちだ
そんな店に必ずと言って良いほど存在する絶対的な常連さん
そんな方と話が盛り上がった時や、オーナーさんとお客さんとのコミュニティーが広がった瞬間、私は飲めるタイプで良かったなと思うし、職業が違う人と話すのは刺激があってとても楽しい
こんな店に出会えるならどん底だった月曜日から金曜日も悪くないなとすら思えてしまう
今は実家暮らしだが、いつか一人暮らしをした時は自分にとっての“いきつけ”の店に出会いたいな〜なんで思うのだ
そんな戯れ言を呟いているうちに間もなく最寄りの駅に到着
寝過ごさなくて良かった