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ラジオとわたし

ラジオが好きだ。
通勤時間、休みの日、寝る前、色んなタイミングで聞いている。
目を瞑ってても横になってても、とりあえず耳だけ使えば楽しめるので、動画を見るより気軽で好きだ。ながら聞きでも、意外と「あの時あんなこと言ってたな?」などよく覚えてるものだ。

radikoプレミアムに登録しているので、ありがたく全国各地のラジオを聞いている。
何年か前は、数組の推しが名古屋のラジオのレギュラー番組を立て続けにやってる時があって、名古屋在住でもないのに名古屋のラジオ局ばかり聞いてる時期もあった。radikoがあってよかった。

特に好きなラジオ局は、TBSラジオ。地元のラジオより聞いている。
小学生のとき、わたしの第一次お笑いブームが来て、好きな芸人さんがTBSラジオでレギュラー番組を持っていたので、ラジカセのアンテナを最大限に伸ばして、雑音と闘いながら聞いていたのが懐かしい。夜な夜な電波と格闘している小学生の時分に、将来radikoという全国のラジオが聞けるシステムが作られるぞ!と教えてあげたい。

そんなこんなで、その頃からTBSラジオにお世話になっている。
いま特に好きな番組は、毎週月曜から金曜の午後13時から放送している「たまむすび」。主に火・水曜日をよく聞いている。
いつから聞き始めたとか、聞き始めたきっかけは覚えてない。決してヘビーリスナーとは言えないレベル、メールは一度だけ採用された、ただただ毎週欠かさず聞いているだけの人間だが、たまむすびを聞くことで心のモチベーションを保っていた。勝手に日々の安定剤のような立ち位置を担っていたたまむすびは、完全に生活の一部であった。
メインパーソナリティーの赤江珠緒さんと各曜日パートナーとの掛け合いがとても耳馴染みがよく、いつどんなタイミングで聞いても明るく楽しく元気な気分になれた。
そんな「たまむすび」は、3月31日で終了。そして、今日が赤江さん出演ラストの日であった。悲しい。とても悲しい。

わたしは喋ることが苦手だ。特に自分の話をするのが苦手だ。
割といい大人だが、自分の言いたいことがうまく言えなくて伝わらなくて泣いたりすることも未だにある。つい最近もあった。
それもあってか、話し上手の人が好きだし尊敬している。
話下手の人間は、つまらないエピソードを更につまらなくさせる。
話上手の人は、何てことない日常生活のエピソードすら面白い。毎日刺激的な日々を送ってるのではないか?と錯覚するくらい。
多分、話上手の人に面白いエピソードが集まってきて、面白いエピソードを更に面白く昇華されるのを話され待ちしてるんじゃないかと思う。
赤江さんは本当にそれだと思う。赤江さんのエピソードトークはハズレがない。なんでそんなことが!?という爆笑エピソードが豊富すぎる。
絶対まだまだ話されていない面白エピソードがあるはず。
各曜日パートナーとのトークも、パートナーによって友達のようだったり、兄弟だったり、熟年夫婦のようだったり…他愛のない会話を聞いているのが日々の楽しみであった。
それがもう聞ける機会が聞けない思うと、悲しい、寂しい。

仕事や日々の生活が辛い時も、たまむすびはいつも変わらず楽しく明るく平和な時間が流れていて、赤江さんのあっけらかんとした明るさに、聞いてるうちに自分のギスギスした気持ちが浄化されているような心地良さ。
多分赤江さん自身が辛い時もあっただろうと思いますが、リスナーには、少なくともわたしにはそんな辛そうな素振りも微塵も感じさせない、いつも明るく明朗で優しい赤江さんの声に救われていました。
今までありがとうございました。ひとまず、お疲れ様でした。

また会いましょう。10年後…また。



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