私は、19歳か20歳くらいには死んでると思ってた。死という言葉は流石に圧が強いか…この世には存在しないと思ってた、がしっくりくるかも。

重い病気を持ってるわけでは無い。いたって健康。
何故か骨折など怪我は多かったが、大きい病気は一度もしたことがない。
なんとなく漠然と、物心ついたときには、「ハタチ頃には自分はもうこの世にはいないだろう」と思っていた。
何故かは分からないが、気付いたらこういう思考のかわいくない子どもになっていた。

そんな思考を持っていたので、進学して勉強して何になる?と思い、学生時代は適当に生きてたし、高校卒業後は進学せずに就職した。
事前に調べずに適当に選んだ高校は、一応進学校といわれる学校だった。学年の95%以上は進学、残り5%は公務員などへの就職といった感じ。
一般企業に就職したのはわたしだけだった。

高校卒業して就職し、19歳になった。
20歳になった。
21歳になった。

まだ生きていた。
当たり前だが、特に何の病気も無く、事故や事件に巻き込まれることも無く、平穏無事に生きていたら、勝手に絶命する訳がない。
何やかんやあり、殺されそうになったこともあるし、「もうこの世から消えてしまいたい」と思うことは多々あったが、結局無事に生きてきた。

昔からそんな思考だったので、自分の夢や目標など真面目に考えたことが無かった。
そんな思考だったので、何故自分は生まれてきて、なんのために生きているのか?ということをよく考えている。

活気に満ち溢れ「人生楽しい!」と思いながら生きてるわけでもなく、かといって自ら命を絶つ気は無いし。
何となくフワッと適当に生きてきて、何かやりたい!と思っても一歩踏み出す勇気は無く…わたしは何が出来るのか?もしかしたら誰かのために何か出来ることがあるのか?実現するか分からない妄想が浮かんでは消え、浮かんでは消え…

何か自分が生きている理由が欲しいと思っていたけど、何も理由を付けられないまま日々は過ぎていくばかり。

ただ最近、自分が出来ることが見つかったかもしれない。その道が合ってるかは分からないけど、最後の力を振り絞って一歩踏み出してみようと思う。

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