攻撃や差別まではいかなくとも、そういった “種” が自分には本当にないか、あらためて自問自答する
yukalog︎ *⋆✈2020-06-05
ここ数日、ぐるぐると考え感じていた。
私が「日本人のアイデンティティってなんなのか?」と思ったのは20歳の時。世界一周で、アジアから見られる目と、欧米から見られる目が違っていたことに驚いた。
こんなに違うのか。って、人種というものに対して“体感”した出来事だった。
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昨年、エストニアやドイツのベルリンに行った時、エストニアのソ連からの独立や、ベルリンの壁が崩壊されたのが、つい30年ほど前だったことに驚いた。なんとなく遠い遠い昔の歴史と思っていたことが、私が生まれている時にもあったんだと言うことに。
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日本はカースト制度も無いし、ほぼ単一民族だから、日々、(自分の力ではどうにも出来ない)創られた優劣や差別がある中で暮らす状況は、考えても本当の意味で私はわかることはできない。
でも奴隷解放宣言から150年以上、それでも今もなお続く黒人差別があるということ。それって一体どういうことなのか。
自分の親も祖父母も、その前も前も前も、もしかすると自分の子どもも孫も、どんだけ世代が変わろうとも根強く残っているってどういう事なのか。
こんなにも色んな世界や考えを知ることができる技術も発展し、多様化なんて言っているのに、それでも残っているってなんなのか。
映画で見るような、昔の出来事だとおもうようなことが、2020年でもあるってなんなのか。
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「歴史は繰り返す」
とはよく聞く言葉だけれど、どんだけ技術や世界が発展しようとも、人間は “アップデート” しないものなのか。
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日本にいると私自身が人種差別に出合うことはない。
自分にはそんな気持ちは微塵もない、差別するなんて!と思っている人の心には、本当に排他的な考えはないだろうか?
例えば「あの人宗教に入ってるらしい」と聞いて、思考停止のまま排他的になっていないだろうか。
自分や一般的な考えや感覚とは違う人を見て、「(悪い意味で)変な人・変わってる」と、自分の知性やキャパの無さを棚にあげて思っていないだろうか。
攻撃や差別まではいかなくとも、そういった “種” が自分には本当にないか、あらためて自問自答する、そんな日。
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Black Lives Matter
#theshowmustbepaused
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