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好きなことが、時には嫌になることもある。
突然ですが、みなさんは「接客」が好きですか?
私は大好きです。
この仕事をしていなければ、きっと二度と関わることのなかった人たちと向き合い、最大限を尽くして全身全霊のサービスを提供する。
お客様の気持ちを良い方向にも、悪い方向にも持っていくのは自分次第。
私にとっての接客はそんな感覚です。
単純ですが、
自分の接客でお客様が笑顔になって、喜んでくれたときには このうえなく嬉しい気持ちになります。
思えば幼い頃から人を喜ばせることが好きで、いつも相手の笑顔を見ては とても大きな幸せを感じていました。
これが‘’三つ子の魂百まで‘’というものでしょうか?
ここまでポジティブな面を書き連ねましたが、
接客が好きなはずの私でも、心底嫌な気持ちになってしまうことがあります。
毎日たくさんの人と接していると、それだけいろいろな性格の人間がいるわけです。
嫌味くらいなら日常茶飯事ですが、時には心ない言葉をかけてくる人もいるし、些細なことでぶちギレる人もいる。
人格否定をされた気分になることもあります。
昨日なんかは、お会計の際にポイントカードを投げつけられ「二度と来ない!」と言われてしまいました。
原因としては、来店数に対する店側の人員不足による混乱で後に並んでいたお客様を先にレジへ案内するなどのトラブルが起こってしまったことです。
「いや、何もそこまで言わなくても…」とは思いつつも非はこちらにあるので落ち込みましたし、悔しいやら、やるせないやらで、いろいろな感情が渦巻いてきて、涙を必死にこらえました。
その他にも、自分はなんて駄目なんだろうと、実は接客が向いていないんじゃないかとか、嫌だ、やめたいと思う出来事も今まで幾度となくありました。
それでもやめずに続けてこられたのは、そんな苦しみ以上に上回る、やりがいや喜びが圧倒的に大きいからだと思います。
お客様の日常における会話のなかで、「あの店員さんの接客、とても素晴らしいよね」と話題にあがるような人を目指して、日々成長していきたいと思います。
それでは、今日もぐっすりおやすみなさい。