あなたへのラブレター
この気持ちは誰にもわかってもらえないかもしれない。
というか、もうそんなのほぼ諦めている。
これまで幾度となくかけられてきた「考えすぎだよ」という言葉。
多くの人は私の言葉に首を傾げて困った表情をする。この人は何を考えている?と言わんばかりに。
親、きょうだい、職場の同僚、上司、そして恋人。
何事においても考えすぎない人間には、尚更共感などされないだろう。いや、自分以外の他人に理解してもらおうだなんて到底無理なことは痛いほどわかっているのだ。
だけど、それでも時折心のどこかで期待してしまうのです。
私の考えを、私という人間を、たったひとりの誰かにでもわかってほしいということを。
その「誰か」というのが、もしも愛する人であったのならば、それ以上の幸せはない。
他の誰に理解されなくてもいいから、あなたにだけはわかってほしいと叫びたい。
自分よがりな考えかもしれないけれど、そんな希望を捨てたくない、本当は諦めきれない。
100%じゃなくてもいい、せめて60%くらいは。