ほぼまいにちチェコ語 #1 カレル・チャペック「長い長い郵便屋さんの話」
Dobrý den!
チェコ語学習中・悪戦苦闘中のわたしが、ほぼ毎日、チェコ語やチェコにまつわるトピックを投稿していきます。
チェコ語を教える/解説する記事ではありませんが、興味のある方、同じく勉強中の方に読んでもらえればうれしいです。
今日は、カレル・チャペック原作のアニメから、タイトルやキーワードになる単語などをご紹介します。
※動画埋め込みができない設定でしたので、再生はこちらのリンクからどうぞ ↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=Z3gnAmpi8jU
「長い長い郵便屋さんの話」
タイトルは、Pošťácká pohádka (本では Pohádka pošťácká 。チェコ語は比較的語順が自由とのことなので、意味は同じと思われます)
pošťák は、「郵便屋さん」。
形容詞になって、pošťácká と形が変わっています。
pohádka は、「童話」です。
作者は、チェコの国民的作家であるカレル・チャペックです。
原作の挿絵は、実兄のヨゼフ・チャペック。その絵のほのぼのとした雰囲気そのままのアニメーションになっています。
ある晩、郵便局で眠り込んでしまったコルババさんが夜更けに目を覚ますと、郵便局にすむ妖精たち(ミニ郵便屋さんみたいな人たちです)が、手紙をカードがわりに、トランプをしていました。
手紙の内容ごとにカードの強さが決まっていて、いちばん強いのは、真心のこもった手紙だとか。妖精たちには、手紙を開封して読まなくても、触っただけで内容がわかります。心のこもった手紙は暖かく、そうでない手紙は冷たく感じるのだとか…。
正直に告白します。子ども向けとは言え、この動画でわたしが聞き取れるのは、ところどころの単語くらい。全体の1~2割でしょうか…。
でも、手紙を触って「冷たい」「温かい」くらいは聞き取れるのでは?と注意していると、ありました!
04:35くらいから、手紙を持った妖精が
studené(冷たい)
teplejší(より温かい)
と言っています。聞き取れた!
カレル・チャペックの本を原語で読みたい!がきっかけ
原作は、『長い長いお医者さんの話』という童話集の中の一編です。
わたしは子どもの頃から、この童話集が大好きでした。
魔法使いや妖精や王様が出てくるヨーロッパのお話。でも、同じお話の中に、お医者さんや郵便屋さん、おまわりさんも登場するのです。何ともしゃれていて、ユーモアがあって、新鮮に感じました。
その後、作者のカレル・チャペックは大人向けの作品も書いていて、「ロボット」という言葉の生みの親でもあること、兄ヨゼフがほとんどの作品の挿絵を描いていること、兄弟はナチスが台頭してくる時代に、さまざまな表現活動を行っていたことなどを知り、ますます惹かれていきました。
そして数年前、チェコに行った知人が、お土産にと、チェコ語版の童話集を買ってきてくれたのです。
いつかこれを読めるようになりたい!
それが、わたしのチェコ語学習のスタートでした。
物語はその後、心のこもった温かい手紙に宛先が書かれていないことが判明。コルババさんは、手紙を何とか届けてあげようと、旅に出る・・・という展開になります。
アニメを見ているだけでも何となく筋がわかるかと思いますが、詳しく知りたい方は、原作を読んでみてくださいね。
チェコ語学習4年目。なんとか上達する方法は・・・と考えて、「ほぼ毎日、チェコ語学習トピックを投稿する!」と思い立ちました。
月曜~金曜の週5日投稿をめざしています。
詳しいいきさつや、投稿のマイルールなどは、よろしければこちらをご覧くださいませ。
チェコ語学習先輩の皆さま、もし間違いに気づきましたら、どうぞ指摘くださいませ。都度修正していきます。
また、わたしと同じようにチェコ語で悪戦苦闘している方がいましたら、一緒にがんばりましょう!
Děkuju a na shledanou!
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