おセンチ時間(タイム)
暑い日と、寒い日が入れ替わり立ち替わりやってきて、まいっちゃいますね。
366日季節の変わり目だと思っています。だって抜け毛がすごいんだもの。そうそう、髪の毛をバッサリ切りました。だからと言って抜け毛がなくなるわけではないみたい。
ついに「バウムクーヘンとヒロシマ」が始まります。
1月から始まった稽古、本当にあっという間の3ヶ月でした。試行錯誤を繰り返して一つの作品を作っていく、いろんな人の力が加わって立体的になっていく、私が関わったのはほんの一部なのかもしれませんが、すごく感動しています。
イッツフォーリーズに入団してはや3年。ついに来月からは4年目!
去年の「遠ざかるネバーランド」もちょうどこの時期でした。もうすぐ3年目なのにこのままでいいのかと
すごく悩んでいました。
この一年で何が変わったかはわからないけれど、
自分の中に、確かにここにいるという自信が現れました。
この劇団に所属していて、先輩がいて、後輩がいる。
私が先輩方と過ごした時間なんて、先輩方から見たらほんのちょっぴりなんだろうけど、私にとってはとても濃い大切な時間なのです。
大好きな先輩達と今、作品を作っている。
一年前とはまた違う景色を見て、違う考えがあって、少し心が楽になっている。
そんな変化。
ここにいていい。そう思える場所があるって幸せですね。
人を認める。認めてもらう。
ちょっとだけ嫌な言い方ですけど。これが、ささやかな安らぎに繋がっているのかなって、最近思います。
先日オーディションで出会った方が、なんとこのnoteを読んでくれていました。
何かについて考える。その考えを発信する、それはとても素敵なことだと言ってくださいました。
自分の大切なことを綴ったこのnoteが、自己紹介になっていたことがとても嬉しかったです。
そして、何かを認めてもらうって、こんなに嬉しいことなんだ。と思いました。
帰り道、自然と胸を張って歩いていました。
自分の事はもちろん大好きだけど、同じくらい大嫌いなので時々苦しくなるほど自分を見つめ直してしまうことがあります。
今の自分が良いか悪いかって、誰が決めるんだろう。
自分にだってわからないのに。
他人の評価が全てじゃないし、自分が決めればいい。なんてよく聞くけど
そんなこと言ったって、人の評価が気になるのが人間じゃないの…。
だから、人が認めてくれた自分の素敵な部分を大切に育てていきたいなと思います。同じように、人が指摘してくれた自分の情けない部分に目をつぶらないで、しっかり向き合っていきたい。ほんと嫌だけど、マジで。
自分一人で生きているわけじゃないからこそ、他人からもらった言葉は大事に染み込ませていきたいです。
私は人に影響されやすいので、情緒がめちゃくちゃになる時がよくあります。無駄な涙は流さない、と決めているけど、目が開かないほどパンパンに腫れてしまうこともたくさんあります。
誰かに傷つけられても、悲しい思いをしても、誰かを傷つけてしまっても、私はわたしでいなきゃいけない。
人と生きる事は難しいけど、1人でも生きていけない。
人間って、ちょうど良いバランスでできているんですね。
たまに、もうひとりでいい。って思うこともありますよね。誰にも触らないで、しばらくひとりでいることも悪くないと思うんです。
そう思うのは、一人暮らしをしてまるまる1年が経ったから。
最初の方は好調に見えたおひとりさま生活ですが、だんだんと忙しくなってきて、生活が疎かになっていきました。お金がなかったり、稽古日程がなかなか決まらなかったり。安定した生活と、臨機応変が求められるこの仕事。どちらも大切にしたいけど、私には難易度が高かった。色んなものを疎かにして、今、やっと片足くらいで立っています!!!!
これはひとりにならないとわからないことでした。
私みたいな人間はひとりでは生きていけないみたい!だからたくさんの人に助けてもらって、今生きています。
さて!そんなダメダメな私、稽古場でも、劇場でもダメダメを発揮しています!そんな時、周りの先輩や後輩、客演のみなさま、スタッフのみなさまが沢山手を差し伸べてくれます。ほんとうにありがとうございます。
ミュージカル「バウムクーヘンとヒロシマ」
いよいよ明日からです!
入団して3年、初めて主演を務めます。
オーディションの結果が来て、出演が決まった9月からの約5ヶ月間、名前を背負うという緊張感と不安がずっと胸の中にあります。
それでも今は、本番を迎えられる喜び、ここからどうなっていくのかというワクワクの方がずっと強いです。
本当に素敵な作品を、素敵な皆様と作りあげています。
ぜひたくさんの人に見ていただきたい!
最後まで、やりきります!
ミュージカル「バウムクーヘンとヒロシマ」
お菓子をつくることは、平和をつくること……
二つの戦争を越えたバウムクーヘンの夢がつなぐ、グレートジャーニー
日本で初めてバウムクーヘンを焼いたのは、第一次世界大戦中に捕虜として広島に連れてこられたドイツ人のカール・ユーハイム。
カールが捕虜として収容されていた広島県の似島を訪れた小学6年生の少年、颯太が過去と今を繋ぐ不思議な物語です。
今を生きる私たちにできる事、それはなんでしょうか。
脚本・作詞はTOKYOハンバーグの大西弘記さん。演出は青年座の磯村純さんです。
私は主人公である、颯太を演じます。
戦争の事やカールユーハイムさんの心の痛みを、バウムクーヘンというお菓子を切り口に優しく語りかけてくれる作品です。
毎日誠実に稽古を重ねています。
ぜひぜひ、ご来場くださいませ!
ホームページ
https://www.allstaff.co.jp/hiroshima/
ダブルキャストで、わたしはしゃもじチームです🌱
しゃもじチームスケジュール
3月26日(日) 11:30 . 15:00
28日(火) 11:30 ※アフターイベントあり
29日(水) 19:00
上演時間は1時間50分の予定です。
チケット予約は
https://piagettii.s2.e-get.jp/web5ap05q/pt/?G=f0o7ll09&RTNfld=follies&app=s5pt0&RTNent=pe&RTNmyp=pm&RTNtik=pt&k=b32bd7e444486274527e014dddc63828011a4ef8ldckciej
(扱い欄に森山真衣とご記入ください)
では、あっかくして、傘を持って出かけましょう!気を抜いてはいけません。
素敵な1日になりますように。