食べる!ドレッシング #うちの瞬殺飯
突然だけど、まずは昨日の残念なできごとを聞いてほしい。
家族でおでかけした帰りに、めずらしくオサレなカッフェでお茶をした。
そこのイチオシが、オーガニックなお豆を自家ブレンドして自家焙煎したコーヒーだというので、デザートにセット価格でついてくるコーヒーじゃなく、わざわざそのコーヒーを頼むことにした(セット価格よりも140円増し…!)。
私だけでなく、子どもたちもオサレカッフェ―に完全に舞い上がって、わっさわさしていたので、我々 夫婦は一刻も早くオーダーしなくてはならないという緊迫感に包まれていた。
お店のお兄さんが「ミルを使って挽く形のものになります~」と物腰柔らかにおっしゃることに、はい、はい、はい、もう、はい、それで…!と、食い気味に返事をし、ひとまずオーダーを終えた。
抹茶のティラミスが運ばれてきたあと、意外に早く到着したそれをみて、私は愕然とする。
お盆の上には、空のコーヒーカップと、ミルと、ドリッパーがセットされたドリップ用の容器…。このセットが×2。
「ご自身でミルを回していただき、お豆が挽けた頃、お湯をお持ちしますね」
あいかわらず、さわやかなお兄さん…。
やってしまった!自分でやるやつだった!
よくよくメニューを読んだらコーヒーの淹れ方まで丁寧に書いてあったんだけど、さらっとななめ読みしてた私の完全ミスです。
子どもたちが、「やりたい!やりたい!」になったのは言うまでもない。
なんとかまともにミルを回せる6歳長男と、がんばれば回せる3歳二男にコーヒー豆を挽いてもらい、「お湯は熱いから大人がやるよ~」に納得できない二男の絶叫をたしなめ(お店の方々、本当にうるさくてすみません…)、「おれもそのくるくるやらせろ~」とテーブルによじ登りたがる10ヵ月末っ子を全腕力で制し、おでかけで疲れ果てていた我々夫婦は白目になりながらコーヒーを淹れた。
それはそれはおいしい、挽きたてコーヒーであった。
何が言いたいかというと、子育てにいっぱいいっぱいな今、私が外食に求めるのは「すべてを誰かにやってもらえる」という「上げ膳据え膳」なんだということ。
お店側としては、「自分で豆を挽いて、自分で淹れるという体験」にかかる料金なのだと思うけれど、普通にでてくるコーヒーよりも手間がかかるのにお高いというのになんだか納得いかない自分がいた。(その分すごくいい豆なのかもしれないし、ミルの料金もプラスされてるかもしれないとは思う…)
それなら家で豆挽いて自分で淹れるよぅ…!と思ってしまった残念な自分がいた。
外食するときくらい、全部ひとにやってもらいたい。
はい、愚痴はここまで。
こんな風に、私は食べることについて基本的に誰かにやってもらえるならば、それはそれでうれしいと感じる人間だ。子どもたちに手が掛かる今は、ことさらそう思う。
でもそれは、外食での話。
家で作る料理に関しては、ちょっとちがうかもしれない。
いつだったか、テレビでみたことがある。
完全にできあがった商品よりも、「ちょい手間」がかかる商品の方が売れるらしい。
例えば、完全にできあがった酢豚のレトルトよりも、自分で玉ねぎだけ加えればできあがる!みたいな「ちょい足し」が必要な商品…。
それって「すべての人間は不完全であり、ひとは完璧なモノよりも不完全なモノを愛す」みたいなこと?
と思いきやそうではなくて、主婦の罪悪感につけこんでいるんだそうだ(つけこんでるて…)。
レトルト食品や冷凍食品をレンジアップ(レンチンのかっこいい別名)するだけとか、湯煎するだけ…という「○○するだけという楽」は罪なのだと主婦の脳にすりこまれているなんて恐ろしい事実。
嗚呼、なんと日本人のブラック企業体質…ごほんごほん…勤勉たることか。
だけど、これにはいささか身に覚えがある。
罪悪感にも一部共感するものの、食いしん坊万歳な私は、さらに「おいしさ」だとか「栄養的な面」だとか「ボリューム」といった意味でもっともっと具沢山にしたーい!と思ってしまうのだ。
そういえばわが家では「なんか野菜系のもう一品」というとき、手軽に生野菜をだしてしまうことが多いのだけど、そんなときにひと手間、したくなってる。
単純に生野菜に市販ドレッシング、じゃなく、ちょっとだけ手間をかけることで家で手作りした満足感と、食べ応えと、栄養と、なにより美味しさをプラスしたいのである。
というわけで、超絶長い前置きになってしまったけど、わが家でよくやるちょい足し瞬殺サラダ「食べるドレッシング」を2つ紹介したいと思います。
ざく切りトマトの食べるドレッシング
レタスやキャベツ、ベビーリーフ、きゅうりの輪切りなど…お好みの野菜サラダベースを用意する。
わが家では野菜を切るのも面倒な場合、カット野菜を買ってきちゃうことも多々ある。
最近では洗わなくても大丈夫って書いてあるのも多いけど、一応ざっと洗い、ちょっと冷たい水につけておくとシャッキリ感が戻るような気がする。
野菜をお水につけている間に、ドレッシング作り。
普通のトマト1~2個を1~1.5cmの角切りにする。角切りといっても、ざくざくなんとなく切れてればOK。
本当は湯むきするといいんだけれど、大変だからめったにやらない。
小さめのボウルにきざーみトマトを全部入れて。
塩を小さじ半分くらいまぶし、ボウルをゆすってなじませたら、5~10分くらいおいておく。(塩は、岩塩とか海の塩とかミネラルも入ってておいしいやつを使った方が絶対いい)
トマトから水分がじわじわ出てくるのを待つ間、他のメインを料理するとダンドリ的にうまくいった気になる。
出てきたトマトの水分自体が酸味となり酢の代わりになるので、水分は捨てずに、エキストラバージンオリーブオイル大さじ1くらい、あらびき黒胡椒少々をいれて、スプーンでじゃじゃっと混ぜる。たぶん、普通のドレッシングだと泡だて器とかの方がいいんだろうけど、トマトが大量に入ってるので、スプーンの方が混ぜやすいし洗い物もへる。
最終的に味見をして、必要なら塩をたす。すっぱみが欲しければ、お酢やレモン汁をたす。ここで醤油やめんつゆなど入れると和風に。
ドレッシング完成!
※トマトの甘みが足りないようなら、塩と一緒にハチミツなどの甘み入れると、まるでフルーツトマトを使ったかのような錯覚におちいることができます。
水につけておいたサラダベースの水を切り、お皿に盛る。ここでハムやモッツアレラチーズなども盛り付けたら豪華バージョンに。
ここに、ドレッシングをかける。
私はボウルのトマトを中心にこんもりと置き、トマト汁を全体にどっしゃぁ~と回しかける。
ジューシーなトマト汁と、野菜がからまって美味。
そういえば、サイゼリアで食べたことあるやつみたいな味がする。
うちの子どもたちは生野菜があまり得意じゃないけど、トマトが好きなので食べてくれて、2割くらい罪悪感が減る気がする。
茹でて冷水でしめたパスタとからめれば、冷製トマトのオサレパスタに早変わり。
材料まとめ
レタス、ベビーリーフなどのサラダベース
あればハムやチーズ
トマトざく切り…1~2個分(ミニトマトを半切りにして使ってもOK)
おいしい塩(岩塩とか海の塩)…小さじ半分~1杯
エキストラバージンオリーブオイル…大さじ1くらい
黒コショウ(粗挽きがおすすめ)…少々
※他にお好みで、レモン汁、醤油、めんつゆなど…アレンジ無限
まるごとフルーツをドレッシングにするサラダ
これは職場の同僚のお義母さんがよくやっているらしく、教えてもらったやり方。
フルーツを食事として受け入れがたい私でも、すんなり受け入れられたサラダ。
フルーツ自体の酸味がドレッシング代わりになり、とてもヘルシーな印象で心なしかキレイになれそうなサラダ。
なにより、めちゃくちゃ簡単なのがいぃんです…!
サラダベースをお皿に盛ったら、むいたグレープフルーツ、キウイ、りんごの薄切り…など好きなフルーツもその上に散らばせて盛る。酸味があって、水分多めのフルーツがおすすめ。
エキストラバージンオリーブオイルを大さじ1くらい、その上から回しかける。
基本は以上!
食べる時は、野菜とフルーツを一緒に口へお運びあそばせ。
ヘルシー体質な同僚は、これだけでいいと言っていたけど、私はもう少し塩分がほしくて、上からパラパラと岩塩や黒コショウをふっている。
さらに、クルミやアーモンドなどのナッツもあれば、細かく刻んでふりかけるとモデルが食べてるみたいなサラダになれそうな気がして、気が向いたらやる(モデルになれるわけではない)。※子どもはナッツを誤嚥しないように注意。
ちなみに子どもが「ごはんぜんぶたべてないのにフルーツたべていいの…!?」と目をキラキラさせてフルーツだけ食べてしまっても責任は負いかねます。
うちはもれなくそうなるけど、おいしいのでやってしまう。
材料まとめ
レタス、ベビーリーフなどのサラダベース
あればハムやチーズ
お好みのフルーツ(グレープフルーツ、キウイなど酸味があるものがおすすめ)…好きなだけ
エキストラバージンオリーブオイル…大さじ1くらい
おいしい塩(岩塩とか海の塩)…少々。2つまみくらい。お好みで。
黒コショウ(粗挽きがおすすめ)…少々
どちらも私がよくやる、楽だけど、栄養がプラスできてちょっと楽しくなる瞬殺サラダです。
3連休のおでかけに疲れた夜など、ぱぱっと作れてオススメなので、ぜひ。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞
このnoteは、ありのすさんのハッシュタグ企画 #うちの瞬殺飯 に参加させていただいています。ありのすさん、ステキ企画ありがとうございます。
本家本元のありのすさんの瞬殺飯も、みなさんの瞬殺飯も、ものすごくためになります…!
もっとちゃんとした瞬殺飯も書きたい欲がうずうずと…。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞
さらに、先日おまゆちゃんが書いてくれたオフ会レポで、ドレッシングの作り方が知りたいとあったので、そのお返事としても書いています。
あの日のドレッシングは、岩塩小さじ半分、グレープシードオイル大さじ1、米酢小さじ1、あらびき黒胡椒少々…を混ぜた気がする。
美味しかったのはマリナさんちのアンデスの岩塩と粒胡椒がめっちゃ美味しかったからだと思われます!
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