2022 M-1グランプリに向けて
「今年の季節」とかけまして、「何度見ても面白いマンガ」と解きます。
その心は…
どちらも「飽きない(秋無い)」でしょう。
どうもサンタモニカのマイムです。
落語家でも無いのに急な謎掛けスタート申し訳ございません。
思いついたんで勢いで書いてしまいました。
でも本当に今年急に寒過ぎますよね。
もうちょいゆっくり冬来てよ〜って感じです。
僕たちのM-1グランプリもそのぐらい急に終わってしまいました。
10月14日(木)に開催された2回戦。
平日お昼にも関わらず会場はほぼ満席。
ここ数年のお笑いブームがもう2回戦まで来ているんだと驚きました。
この日は神保町マンゲキ組が多く、みんな頑張って欲しいと思う反面、絶対自分たちは受かりたいという様々な気持ちが入り混じってました。
いや嘘です。
全然自分たちが受かりたいという気持ちだけでした。
良い子ぶってごめんなさい。
とにかくこの2回戦を突破したい。
正直今まで5656会館で良い思い出など無く、なんなら2回戦でウケたかなと思えたのは去年が初めてくらい。
逆に去年がウケたぶん今年は絶対それ以上の笑いをとる!と意気込んで舞台に向かいました。
結果は…
まずまず。
ただ「これは絶対いったろ!」という確信はありませんでした。
むしろ「去年の方が良いウケだったんじゃ…」という思いも。
でも終わったことをウダウダ考えても何も変わらないので、ポールと「お互い噛まずにやり切れたし良かった」とプラスポイントだけ確認し合って浅草をあとにしました。
そこからは結果が出るまで地獄の待ち時間。
家に帰るのもなんか嫌だった私はふと大学生以来行っていないパチンコ屋に足を運びました。
何故いったのかは未だに理由がわかりません。
とにかくなんの知識もない私はお金が減るのが嫌だったので一番レートの低い1円パチンコのコーナーへ行き、大学生の頃1度だけ大当たりしたことのあるルパンの台に座って約2年ぶりに打ち始めました。
昼の1時くらいから結果発表が出るまで約5時間くらい打っていたと思います。
1万4000円負けました。
まじでビックリしました。
1円パチンコでこんな負ける奴いるのかと。
「いやよりによって今日こんな負ける?」
「ちょっとこっちでいっぱい負けたからM-1は受かっててよ」
そんな思いを抱いて結果発表のインスタライブを見るために電車でスマホをつけるとトンネルに入ったわけでもないのに何故か圏外に。
そんなはずはないと、一度電源を落とし再び起動するも電波は変わらず。
「パチンコで負けた後は、スマホもぶっ壊れるんだ」
僕は電車の中で絶望しました。
不幸が連続し過ぎている。
このままだと帰りに財布を落として、家着いたら衣装を電車の中に忘れたことに気づくという最悪なコンボを想定したので、いつもは棚の上に置く荷物を膝の上に抱えて、財布はカバンの奥底にしまいました。
でそのタイミングでスマホの電波が復活。
後から知ったのですが電波がなかったのはドコモの通信障害で、さすがにパチンコ屋の騒音でスマホがぶっ壊れた訳ではなかったです。
そんなことは露知らずTwitterをすぐ開いて、M-1のアカウントに。
そして落ちたことを知りました。
「またかよ!!!」
それが第一の感想です。
よく周りに「3回戦は何回かいってるよね?」と言われるのですがそれは僕らが「3回戦行ったことある面」をしているだけで、今まで全て2回戦落ちです。
かつて無限大だった頃も僕らはサードメンバーなのにセカンドメンバー面して最後の方は楽屋をうろうろしていました。
そして今年も落ちてしまったことで「雰囲気3回戦芸人」継続に
いやぁ今年の負けは例年の比にならない位悔しかったですね。
今年の5月から劇場のシステムが変わり、ステージ数もめちゃくちゃ増え、単独やら主催やらたくさんやらせてもらい、2ヶ月に一回の神保町グランプリも全てベスト10に入ったので、今までで1番お笑いに触れている時間が長く、その分「今年はやってやるぞ」という気持ちが強かったです。
5月からEXIT 兼近さんプロデュースの「泥水すすり隊」に入り、バイトを辞めてお笑いの給料だけで生活するというのも奮起するきっかけになりました。
しかし思い届かず2回戦で敗退。
周りの神保町芸人も例年以上に受かっている人が多かったので、本当に悔しかったです。
でも…
言うて本気で取り組んだ期間てまだ5ヶ月くらいなんですよね。
いやもちろん去年2回戦で敗退してから、今年の5月までも頑張ってきました。
でも「5月から現在まで」の努力に比べれば、その時期の頑張りはギュッとしたら2ヶ月分くらいだったかなと思います。
何より5月から今までの努力も周りの芸人さんに比べたらまだまだ未熟でした。
毎月新ネタ7本以上おろして調子良かったら8本やっちゃう人や
神保町のステージ数で30本以上あるのに、それと同じくらい外小屋の舞台に立ってネタを磨く人
週末の3公演ある合間で休まずにずっとネタ合わせをしている人
など神保町の先輩だけでもこれだけ頑張っている人たちがいました。
そして無限大では、テレビの収録や他の劇場での出番もあり僕ら以上に時間がないはず先輩たちが、どの時間の合間を縫ってなのか新ネタをどんどんと書き上げ、様々な劇場で披露し、賞レースで大暴れ。
周り先輩たちのこんな努力を見ていたら僕たちの努力はギュッとしたら1ヶ月くらいだと思わされました。
だからまだまだ頑張れる余地はたくさんあると思います。
というか頑張ります。
M-1の悔しさはM-1じゃないと取り返せないので。
とにかく2022年のM-1はもう絶対後悔したくないので、たくさんネタ作っていっぱいお笑いに向き合います!!
とりあえず来年は結果発表までパチンコ待機するのは辞めよう。