シンプルはいい♪LUC BESSON "ANGEL-A"

ベルイマン監督とタルコフスキー監督の映画を見続けているうちに気持ちが下り坂となっていることに気が付いた。いかんいかん!
ということで、先週末はリュック・ベッソン監督の「アンジェラ」と「ニキータ」でしめた。
ベッソン監督の作品は「LEON」がお気に入りだが、数年前に知人にアンジェラを勧められていたのを思い出したのだ。「ニキータ」はアメリカのTVドラマシリーズで同名のものがある。どうも設定が同じようなので手に取ってみた。
フランス映画だから当然フランス語。不思議なんだけど、これが英語とかドイツ語だったらかなり雰囲気が違っていたと思う。ましてや日本語吹き替えなんて考えられない。映像だけでなく流れてくる音楽や言葉の「音」は、わたしにとってかなり重要。
「アンジェラ」は冴えない移民の男と長身の美人天使のお話。ラブストーリーと言ってもいいのかな。見え見えな感じもあるけれど、素直にいいと思える場面もあって後味がよかった。
(思い出したが、レオンが死んでしまった時は「そりゃあないよ」とがっかりしたっけ。)
ニキータはやはりフランス的だった。お洒落な趣向に彩られている。ワイルドで挑戦的なアメリカ版のセクシーさと違って、コケティッシュという言葉がぴったりだった。