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古代オリエント美術の愉しみ(MIHO MUSEUMコレクション)

 滋賀県のMIHO MUSEUMのコレクション展に行った。初秋かな・・。これで年内の美術展記録ラスト。

 これは夫と行ってきた。「あ、行く!」とすぐに返事が返ってきたので、
久々に二人で出かけた。楽しくない訳じゃないけど(歯切れの悪い言い方)かなり多かった解説のパネルをじっくりと読めず、気になる作品の前で足を止める時間を短めに切り上げることとなった。はっと気が付くとけっこう先の方にいる夫。そうすると待たせちゃ悪いから、追いつくように鑑賞のピッチをあげることとなる。でも夫なりにこちらに合わせてくれているのも分かるから、これは仕方ないことだね。

 ということで、特に心惹かれたものたちだけ簡単に記録する。(パネルで学習できなかったことについては、後日いろいろ調べて別にファイリングした。)

 「有翼精霊形ペンダント」アケメネス朝ペルシャ(前4世紀頃)
 獅子と猛禽が合体した神聖な動物。精巧な細工と色彩が美しかった。

 「河馬像」エジプト中王朝(前21世紀~前17世紀)
 河馬は農耕の害獣であり、また守り神でもあった・・・というような説明を記憶している。色とユーモラスな造形にとても惹かれた。背中に蓮と蛙が描かれている。背中の画像を見つけられず残念。

 「キューピッド」ローマ時代(1世紀)
 壁画の一部。赤の色合いが大変美しい。小さな小さな天使がひとりぼっち。もとはどのような壁だったのだろう。

 「牡鹿形リュトン」アケメネス朝ペルシャ(前6世紀~4世紀)
 リュトンとは儀式等で酒を注いで飲むためのジョッキみたいなものかな。
様々な動物の形のがあった。

 同じ牡鹿でも素材違い。顔が可愛い。

 これはジャガーとか?猫科なのは確かだと思う。強そうだ。

「石床屏風」中国(6世紀後半~7世紀)
 亡くなった人の棺の周りを囲む装飾壁だ。故人の生前の善行のレリーフと死後の美しい世界のレリーフが彫られている。かなりの有力者でなければこのような埋葬はされなかっただろうね。何故か、ずうっと眺めていたい気分になった。

 ミュージアムショップでお気に入りたちの栞を購入。
天使と鹿さんと河馬さん~~!

 古代エジプトの文字ヒエログラフで、夫と名前をスタンプしたのが楽しかった。読める人がいると困るから画像はなし(笑)