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少女ヴァレリエと不思議な1週間

「闇のバイブル✳聖少女の詩」という邦題が恥ずかしい。
1969年のチェコ映画。HDリマスター版を観た。


原作はチェコ・シュールレアリスムスの創始者ヴィーチェスラフ・ネズヴァルの「少女ヴァレリエと不思議な1週間」脚本と監督がチェコ・ヌーヴェル・ヴァーグのヤロミール・イレシュである(Amazonより)

厳格な祖母に育てられている少女ヴァレリエ。少女から大人の女への狭間に咲く・・・風に弄られるようなヴァレリエ。白い部屋がまるで彼女の少女時代を象徴するかのようだ。

檻・・・白い鳥籠

ある日怪しげな巡礼者の一行が村にやってきたあたりから、夢とも現ともつかない幻想世界に引き込まれていくヴァレリエ。
観ているこちらも迷宮へと引きずり込まれていく。
映像も音楽も只々美しく摩訶不思議。

それぞれの映像が象徴するところはなんとなく感じられる。そう。感じる・・・と言うに留めることにする。
理解しようとするのではなく、感覚で酔い痴れたい映画である。



お正月休み以来DVD三昧、読書三昧。
おかげでTSUTAYAの「かきコメ」を17個も手に入れた。